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20
#sxxn
3e1
1,093
#いるなつ
3e1
2,639
ちょっと急展開です。
本当はもう少し後に出したかったお話なのですが
長いです。かなり。
分かり辛いですが文化祭から一か月後くらいです。
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学校からの帰り道、いつものように手を繋いで歩いていた時。
なつは、繋いだ手にぐっと力を込めた。
「……なぁ、すち」
「ん?どうしたの、ひまちゃん」
「明日と明後日……親、旅行でいねーんだわ。……だから、その。俺ん家、来ねー?」
顔を背けながらも、耳まで真っ赤にして誘うなつ。
すちは一瞬驚いたように目を丸くした後、すぐに悪戯っぽく微笑んだ。
「いいの?俺、……ひまちゃんのこと、困らせちゃうかもしれないよ?」
「……っ、そんなの、最初から分かってんだよ。」
「ふふ、分かった。楽しみにしてるね」
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土曜日。
なつの家。
部屋の明かりを落とし、二人で映画を観ていた。
ソファの上、なつはすちの膝の間に挟まれ、背中から包み込まれるような形になっていた。
なつは画面に集中しようとしていたが、さっきからすちが、繋いだ手のひらを指先でくすぐったり、頭にキスをしてきたりと、地味な悪戯を仕掛けてくる。
「……っ、おい、すち。映画観ろよ。」
「観てるよ? でも、ひまちゃんが可愛いなーって。」
すちはそう言って、なつの耳を甘噛みするように、小さく音を立ててキスをした。
ほんの軽い、からかうような悪戯。
いつもなら顔を伏せるか突き放すはずのなつが、今日は動かない。
「…………。」
なつは顔を真っ赤に染めたまま、繋いだ手にぐっと力を込めた。
その指先がわずかに震えているのに気づき、すちが「ひまちゃん?」と顔を覗き込む。
なつは意を決し、くるりと振り返り、すちのシャツの胸元を掴んで、自分からぎこちなく唇を重ねた。
「……んっ、」
触れるだけのキス。
一瞬、すちの目が驚いたように丸くなる。
ざまあみろ、なんて思ったのも束の間。
唇が離そうとした瞬間すちが、深く、吸い付くようなキスを返してきた。
「ふふ、びっくりした?」
すちはなつの頬を撫で、揶揄うように笑った。
なつは視線を泳がせながら、消え入りそうな声で呟いた。
「……もう、……終わりかよ」
「…………え、」
「……続き、してもいいけど。」
必死に絞り出したなつの精一杯の誘い。
怖いくらいに緊張しているのが伝わってきて、ふっ、とすちの口元が緩んだ。
「……ひまちゃんから誘ってくれるなんて。……いいの?」
すちは繋いだ手を引き寄せ、唇を落とす。
さっきまでの甘い視線は昏い熱を孕んだ鋭い視線へと変わった。
「……いいから、あっち。」
なつは震える足取りで、でも繋いだ手だけは離さずにすちを自室へと導いた。
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足のつかない不安感に襲われながら、なつはすちの指先に促されるままシーツの上へと沈んだ。
上から見下ろしてくる彼の重圧に、なつは抵抗できなくなってしまう。
「ひまちゃんは、こうされるの、待ってたの?」
「……ちげーよ、俺は……」
抗議の声は、口づけに遮られ、そのまま熱の中に溶かされた。
「んっ……、……、……っ」
「……可愛い。今日はたくさん聞かせて? その声。」
すちはなつの耳元を甘噛みし、そのまま喉仏をなぞるように熱い口づけを落としていく。そのの感触に、なつは思わず身を強張らせた。
「……ちょ、すち。待てって。俺、その……こういうの、初めてだし……」
顔を伏せ、震える声で白状する。
すちは一瞬だけ動きを止めると、「ふふ。そっか。」と嬉しそうに目を細めた。
なつの前髪を優しく払い、鼻先を擦り合わせて甘い声で囁く。
「……じゃあ、全部俺に預けて? 痛いことしないから。ね?」
「っ……、ん……」
すちの唇が、再びなつの震える唇を優しく、食んだ。
何度も角度を変えて貪られるうち、なつは全身の力が抜けていくのを感じた。
「……っ、ぁ……す、ち」
「んー?」
初めて経験する感覚と、彼にすべてを暴かれる羞恥心で、なつの視界が涙で滲んだ。
「……すち、……おま、……っ。優しく、しろよ……」
「……うん、世界で一番、大切に可愛がってあげる」
すちはなつの潤んだ瞳にキスを落とした。
「ひまちゃんの初めて、俺が全部もらっちゃうね」
指先が胸元へとせり上がるたび、なつは反射的に体を跳ねさせた。
誰かにこんなにも熱く触れられるのは初めてだった。
静かな部屋に、衣擦れの音だけが響く。
すちの大きな手のひらが太腿を撫で、内側の柔らかい皮膚へと指先を這わせていく。
「っ、ん……、」
なつは気恥ずかしさに耐えかねて足を閉じようとしたが、すちはその動きを遮るように、なつの膝の間に割り込んで優しく脚を開き直させる。
「……こーら。なんで閉じちゃうの?」
「ん、お前が変なとこ触るからだろ……っ」
必死で顔を背けるなつの首筋や鎖骨へ、すちは熱い唇を押し当てていった。
「っ、あ……ん、噛むなっ……、」
「えー?ちゃんと痕残しときたいじゃん。」
愛おしそうに低く囁きながら、白い肌に何度も吸い痕を刻み、小さく歯を立ててなつの身体を痺れさせる。
抵抗することもできず息を漏らすなつの不安が解れるまで、すちは何度もなつの身体に触れ続けた。
わずかに引き下げられた布地の隙間から、滑らかな液体に濡れたすちの指先が滑り込んできた。
入り口にぴたりと冷たい感触が触れ、圧迫感とともに、彼の指がじわじわと中へ沈み込んでいく。
「……ひまちゃん、大丈夫?痛くない?」
すちはなつの顔を覗き込んで心配そうに眉を下げる。
なつは耳まで真っ赤にしながら、小さく首を横に振った。
「……い、痛くはねぇ、けど……、なんか、変な感じする……」
「そっか。よかった。力抜いててね。」
指の数が二本、三本と増えるたびに、なつは未体験の異物感に涙をこぼした。
身体の奥を直接かき回されるような気恥ずかしさと、容赦なく押し広げられていく感覚。
すちはそんななつの緊張を解きほぐすように、空いた手で何度も涙を拭い、唇を重ねて呼吸を奪っていく。
指先がさらに奥へと進み、微かな硬さに触れた瞬間、なつの身体が大きく跳ね上がった。
「ん……っ、そ、こ、や……めっ、」
芯から痺れるような刺激が脳内を駆け巡り、つま先が強張って、シーツを掴むように丸まった。
「あ、ここなんだ。……すごい熱くなってる。」
すちは指先の感触でなつの敏感な場所を正確に捉え、そこを優しく、しかし確実になぞるように動かした。
「や……っ、だ、め、だめ……っ」
「だめじゃないでしょ。……見て?こんなにとろとろになってる。」
すちはなつの耳元で甘く囁きながら、何度も何度もその熱い場所を押し潰していく。
呼吸を整える暇も与えられないまま、なつはただ、ただ涙を流して腰を震わせるしかなかった。
「ふ……ぁ、ぅ、んっ、ん……、す、ち……も、いれろ、……っ」
焦れたように縋る声に、すちは小さく息を吐いた。
「……だめ。まだ早いって。」
余裕のある声音とは裏腹に、その指先はわずかに震えている。
「……い、い。いいからっ、……はやくっ、はやく、し、ろ」
せがむように服を掴むなつを見下ろして、すちは困ったように眉を下げた。
けれど、その視線には隠しきれない熱が滲んでいる。
「……はぁ、あんま煽んないで?優しくしたいから。」
すちは視線を外さないまま、口元で小さく袋を裂いた。
手早く身につけると、すちは自身の熱をなつの入り口へと宛がった。
ゆっくりと、けれど確実に、大きな質量がなつの身体を内側から押し開いていく。
「……息、ゆっくり吐いて? ん、そう。上手。」
不慣れな感覚に、なつの肩がぴくりと震えた。
シーツを掴む指先に力が入り、浅い呼吸が乱れていく。
「ふっ……、ん、んっ、ふっ……、うっ、」
すちは熱を馴染ませるように腰へ手を添え、苦しくないように何度も優しく撫でた。
じっと繋がっているだけなのに、身体の内側はじわじわと満たされていく。
なつは耐えきれないように小さく身を震わせた。
「……っ、ぅ、……」
その反応を見て、すちは困ったように笑う。
「……もう動いてほしいの?」
意地悪く問いかけて、ほんの少しだけ腰を引く。
離れていく感覚に少しの寂しさを覚えた次の瞬間、今度はゆっくりと奥をなぞるように押し込まれて、なつの喉から甘い声が漏れた。
「んっ、ぁ……っ、」
一定のリズムで繰り返されるたび、熱が擦れて、身体の奥がくらくらするほど痺れていく。
浅かった呼吸は次第に乱れ、胸元が苦しそうに上下する。
触れられるたびに力が抜けていき、なつは縋るようにすちの服をぎゅっと握った。
「う……っ、ん、ぅ……」
重なる吐息さえ熱くて、頭の奥までぼんやりしていく。
「……ひまちゃん。気持ちい? ちゃんと、気持ちいい?」
耳元で落とされた優しい声に導かれるように、なつは小さく息を漏らした。
「……ぁっ、んっ、ん、ん……っ、……きも、ち、い……」
目尻には大粒の涙が滲み、潤んだ瞳がすちを映している。
その表情があまりにも無防備で、すちは堪えるように喉を鳴らした。
「……ふっ、ぁ、んっ、んぅ、うっ、ぅ……っ」
羞恥に耐えきれなくなったのか、なつは両手で顔を隠そうとした。
けれど、その手首をすちはすぐに掴み、ゆっくりと引き剥がしてシーツに縫い留めた。
「だめ。隠さないで? ひまちゃんの可愛い顔も声も、全部見せて。」
「やっ、ぁ……ぁっ、んぅ、うぅ……」
見られていると思うだけで羞恥が込み上げるのに、その視線はどうしようもなく甘くて、なつは抵抗しきれないまま、肩を震わせた。
「……ひまちゃん。俺の名前呼んで。他の誰でもない、俺の名前だけ。」
「……ふっ、んぁ……っ、すち、す、ち……っ、うっ、ぅぅ、」
名前を呼んだ瞬間、すちがなつの全てを受け止めるように、深く、優しくその奥を満たしていく。
「……あっ、んぅっ、ぁ……ん、あ……っ、」
身体の芯まで溢れる熱に、なつはただ身を委ね、甘い充足感のなかに溶けていった。
頭の奥まで真っ白になっていく感覚に耐えきれず、なつはぎゅっと目を閉じた。
「っ、あ……あぁ……っ、」
全身を駆け抜けた甘い痺れになつは堪えていた熱を溢れさせ、背を大きく反らせてガクガクと震えた。
すちはそんななつの首元へ愛おしそうに顔を埋め、小さく上下する鎖骨に優しく唇を寄せた。
「……ひまちゃん。愛してるよ。」
その甘い告白と同時に、すちはなつの内側で堰を切ったように熱い衝動を吐き出し、溢れ出す幸福感に喉を鳴らした。
自分だけで満たした、最愛の恋人。
すちは、ようやく拘束していた手首を解放すると、まだ小さくしゃくりあげているなつの身体を、壊れそうなほど強く、そして深く抱きしめ直した。
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カーテンの隙間から差し込む月明りが、乱れたシーツを照らしていた。
静まり返ったなつの部屋に、二人の少し落ち着いた吐息だけが重なっていた。
「……なぁ、すち。……もう、どけよ」
なつはベッドの上で力なく横たわり、腕で顔を覆ったまま、掠れた声で呟いた。
さっきまで散々甘い声を上げていた自覚があるから、今は恥ずかしくて彼の顔を直視できない。
「やだ。……ひまちゃん、すごく可愛かったんだもん。まだ離したくない」
すちはなつの胸元に顔を埋めたまま、満足げに目を細めて、鎖骨のあたりに残された赤い痕をそっとなぞった。
「……ひまちゃんの『初めて』、全部俺の色になっちゃったね」
「っ……、お前、消えなかったらどうすんだよ……。月曜、学校あんだぞ……」
「いいじゃん、隠せばいいし。」
すちが顔を上げ、なつの腕をどかして瞳を覗き込む。
「……あんな顔させられたの、思い出して……イラつく。」
なつが顔を赤くして毒づくと、すちは「ふふ、可愛い」と笑って、なつの額に優しくキスをした。
「身体……痛い?大丈夫?」
「……誰のせいだと思ってんだよ。」
「あはは、ごめん。……ね、お風呂入ろ?連れてってあげるから。」
すちはまだ顔を隠しているなつの脇に手を差し入れた。
「……っ、やめろ、……自分で、行ける……」
なつは起き上がろうとして、一瞬顔を顰めて止まる。
それを見たすぐ、すちは「あーあ、やっぱり。」と、甲斐甲斐しくなつを再び寝かせ、背中側から抱きしめた。
「強がらないの。足、ガクガクだよ?……いいから、俺に任せて」
すちは抵抗する暇も与えず、ひょいとなつを横向きに抱え上げた。
「うわっ……!お前、……下ろせって、恥ずいだろ…!」
「そんなことないよ。さっき、もっとすごいことしてたんだから」
すちは余裕の微笑みを浮かべ、そのまま脱衣所へと向かう。
湯気が立ち込める浴室に入ると、すちは丁寧になつを洗い場に座らせた。
「……あー、ここも痕になっちゃったね」
すちの指先が、なつの太ももに残る赤い指の跡をなぞる。
「……バカ。優しくするって言った癖に」
なつは顔を真っ赤にしながら、シャワーの音にかき消されそうな声で毒づいた。
けれど、すちが丁寧に、まるで壊れ物を扱うように自分の体を洗ってくれる感覚は、決して嫌なものではなかった。
「……ひまちゃん、髪も洗ってあげる」
「……ん」
なつは諦めたように、すちに頭を預ける。
シャンプーの香りと、すちの温かい手のひら。
目を閉じると、さっきまでの激しい熱が嘘のように、穏やかな幸福感が胸を満たしていく。
「……ひまちゃん」
「……なに。」
「俺さ、ひまちゃんとこうしてる時間が、一番幸せ。……ずっと、こうしてたい」
不意に、すちが後ろからなつの首筋に顔を埋めた。
たまに彼が見せる、ほんの少しの弱さと愛情。
なつは、すちの腕をそっと握り返した。
「……お前が、……そんな顔してんなら。……ずっと、そばにいてやるよ」
不器用ななつの言葉に、すちは嬉しそうに声を立てて笑い、湯船の中で再び深く、甘い口づけを重ねた。
初めて心も体も一つになった夜は、二人の心地よい微熱で満たされていた。
コメント
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初コメ失礼します!!! 一つ一つの言葉が素敵すぎてひとりで狼狽えてました…🫶 尊敬です😭💗
いやぁ…神ですかぁ…なんか…すごいなぁ…私じゃ絶対かけない美しいひょうげんをしていらっしゃるか