ーー百鬼夜行終了1時間後ーー
千姫「”この世界では千姫の隣以外で心の底から笑えなかった”か、、、。
私は貴方の彼女なんだから、思いっきり笑えるようにするのなんて当たり前でしょ。
バッカじゃないの。クズが。
優しすぎるのよ。
優しすぎるから離反なんてするはめになったのよ。
傑、、、。」
悟「やぁやぁやぁ。
グッドルッキングガイ五条ティーチャーだよ〜
千姫〜泣いてる〜?」
硝子「おい、五条。
もう少し」
悟「千姫、大丈夫?
だから僕にしとけって言ったじゃん。
バッカだね〜」
硝子「五条、私一回六眼をバラしてみたいと思ってたんだ。
丁度いい。片方よこせ。」
悟「申し訳ございませんでした。硝子様。」
硝子「大丈夫か?千姫。」
千姫「ふふふ。
大丈夫だよ。」
悟「ねぇ、千姫。
そーいえばさ、薄桜姫って知ってる?
傑が一回その人の歌聴いてみろって言ってたんだよね〜。」
千姫「知ってるよ。」
悟「じゃあさ、今の千姫の気持ちに近い歌、丸々一曲歌ってみてよ。」
千姫「はぁ!?なんで!?」
悟「いいからいいからぁ〜」
千姫「はぁ。
“「こんな世界」と嘆く君の
生きる理由になれたでしょうか
これは私がいま君に贈る
最初で最後の愛の言葉だ
街も人も歪み出した
化け物だと気付いたんだ
欲動に巣食った愚かさも
全てがこの目に映る
シアトリカルに手の上で
誰も彼も踊らされる
生まれた意味だって知らぬまま
形骸化した夢は錆びついてしまった
「愛をください」
きっと誰もがそう願った
「愛をください」
そっと震えた手を取って
「愛をください」
心を抉る醜いくらい美しい愛を
「こんな世界」と嘆く君の
生きる理由になれたでしょうか
いつか終わると気付いた日から
死へと秒を読む心臓だ
ねぇこのまま雨に溺れて
藍に融けたって構わないから
どうかどうかまたあの日のように
傘を差し出し笑って見せてよ
もしも夢が覚めなければ
姿を変えずにいられた?
解けた指から消える温度
血を廻らせるのは誰の思い出?
雨に濡れた廃線
煤けた病棟
並んだ送電塔
夕暮れのバス停
止まったままの観覧車
机に咲く花
君の声も
何もかも最初から無かったみたい
死にたい僕は今日も息をして
いきたい君は明日を見失って
なのにどうして悲しいのだろう
いずれ死するのが人間だ
永遠なんてないけど
思い通りの日々じゃないけど
脆く弱い糸に繋がれた
次の夜明けがまた訪れる
どんな世界も君がいるなら
生きていたいって思えたんだよ
僕の地獄で君はいつでも
絶えず鼓動する心臓だ
いつしか君がくれたように
僕も、君の心臓になれたなら
これでいい?」
硝子「千姫お前か?」
悟「どーしたの?硝子?」
硝子「千姫が今歌った歌”君の心臓になれたなら”はついさっきでた新曲だ!」
悟「千姫ちゃ〜ん?
どういうこと〜?」
千姫「そういこと〜
傑は気付いてたんじゃない?」
悟「マジ?」
千姫「マジ。
あ、そうだ。私呪術師やめる。
じゃ。」
悟「待って!」
千姫「バーイバーイ。」
ー1年後ー
悠仁「なぁ、五条先生と釘崎、伏黒は知ってる?」
悟「何を?」
悠仁「薄桜姫。」
野薔薇・恵「知ってる。」
恵「五条先生?
どうしたんですか?」
悟「あぁ、知ってるよ。」
悠仁「ふぅ〜ん。
ちょうどさっき新曲がでたの。
一年くらい更新されてなかったのに!」
野薔薇「ナイス虎杖!
何て曲名?」
悠仁「うんとね”フォニイ”だよ。」
悟「”フォニイ”、、、?嘘?
何が嘘なんだ、、、?」
恵「五条先生何をさっきだれからぶつぶつと、、、?」
悟「悠仁、”フォニイ”流して。」
悠仁「うん。」
“この世で造花より綺麗な花は無いわ
(中略)
造花だけが知っている秘密のフォニイ”
悟「総ては嘘で出来ている、、、
antpathy world(反感の世界)、、、
湿らす前髪、、、
自らを見失った絵画、、、
愛のように消える、、、
さよならも言えぬ儘泣いた、、、
如何して愛なんてものに群がりそれを欲して生きるのか、、、
絶望の雨は止まない、、、
千姫、、、。」
硝子「五条!」
悟「うん。今聞いた。
硝子、、、僕はどうしたらいい?
教えて、、、。」
補助監督「五条特級呪術師!
渋谷に帷が!!
中の非呪術師達が五条悟を出せと要求しています!」
悟「分かった!
すぐに行く!」
ー何やかんやあって偽夏油が倒され本物夏油が仲間になって誰も死ななくて、渋谷事変最中に両面宿儺と虎杖悠仁が別々になって両面宿儺が死んで虎杖悠仁の秘匿死刑が亡くなって夏油傑が特級呪術師・呪術高専の教師になって、、、、、、
ざっくり言えば平和に渋谷事変が終わって1日後ー
悠仁「夏油先生・五条先生・伏黒・野薔薇!
また薄桜姫が新曲出した!」
傑・悟「曲名は!?」
野薔薇・恵「ハモった。」
悠仁「ハモった。
えっとね、”かくれんぼ”」
傑・悟「流して!」
“いっせーのーで鳴り響いたスタートの合図
(中略)
色付けてくここから”
傑「よかった、、、。
前を向けたんだね。」
悟「ほーんと。
よし!
傑、迎えに行くよ。」
傑「あぁ。
硝子も来るかい?」
硝子「当たり前だ。
行くぞ。クズ共。」
ーendー
この後はあえて書きません。
想像はご自由に。
コメント
1件
誰かの心臓になれたならとフォニイ好きな曲です!