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お久しぶりです🙇🏻♀️
コメントのいいねの結果ですが、『最初から投稿』の方がいいね多かったので、初めから投稿しますっ!
ご協力ありがとうございました😭
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(🌸、☔️、👑)3年生
(📢、🍍、🍵)2年生
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🌸、☔️、👑 女体化注意⚠︎
ご本人様とは一切関係ありません
なんでも許せる方のみ
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Prologue
新学期のチャイムが、まだ冷たい春の風を震わせた。
桜はもう散りかけているのに、校舎の中は妙にざわついている。
3年生にとっては最後の1年。
1年生と、2年生にとってはまだまだ伸び盛りの時間。
それぞれの胸に小さな期待と、不安と、そして__
誰にも言えない「特別な想い」を抱えて。
生徒会長の 桜空らん は、教室の窓から校庭を見下ろしていた。
いつものように笑顔を浮かべ、誰にでも優しく声をかけるその姿は、下級生からも憧れの的だ。
けれど、その完璧な笑顔の裏に、どんな気持ちを隠しているのかを知る者はいない。
そんな彼女を、視線で追いかけるのは__
2年の 紫苑いるま。
バスケ部のエースとして冷静沈着、クールで通っている彼だが、胸の奥ではいつも、彼女に届かない気持ちを持て余していた。
「会長って、ほんとすげーよな」
仲間に揶揄われても、
「別に … 」と顔を背けるだけ。
一方、バスケ部のマネージャーの 雨乃こさめ は、今日も明るく体育館を駆け回る。
無邪気な笑顔で、部員たちにタオルを渡し、水を配り__
そんな彼女の視線の先には、赤暇なつ がいた。
美術室に所属し、物静かな雰囲気を纏う彼は、絵を描く姿も、ふとした笑顔も、まるで人を惑わせる魔法みたいに周囲を惹きつける。
けれど本人に自覚はなく、こさめの胸は今日も苦しく締め付けられるばかり。
そして、陸上部の 黄咲みこと。
ふわりと風のように、どこか掴みどころのない彼女は、美術部の 翠音すち に、静かに心を寄せていた。
誰にでも優しい彼の態度は、まるで王子様のようで。
一緒にいる時間が増えるたび、気持ちは大きくなるのに__
その優しさが「特別」なのかどうか、確信できない。
6人の視線と想いは、まだ交差することなく、それぞれの胸にしまい込まれている。
けれど、この春。
最後の1年と、まだ始まったばかりの1年が重なり合うとき__
彼らの恋は、確かに動き出す。
花びらが舞う校舎の廊下で。
それぞれの鼓動が、すれ違い、ぶつかり合い、やがて__
恋に変わっていく。
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▫︎毎日投稿開始
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