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悠「……なんで夢を操って…」
レン「悠…に聞きたいことあるんだ」
悠「な……に?」
レン「さっきの夢どうだった?楽しかった?沢山褒められて嬉しかった?」
悠「は?」
レン「あ〜それとも……」
レン「羨ましかったかな?」
悠「っ……」
レン「……図星かな?」
レン「まぁ〜そうだよねぇ〜あんな人生送りたいなんて皆思うもんね〜」
悠「……何が言いたいの?」
レン「いや、可哀想だなって思ってね」
悠「何がだよ…」
レン「だって悠はあんな人生を送りたかったって人一倍強く願ってたでしょ?」
悠「っ!」
悠(なんで……知って……)
レン「……なんで知ってるかって前にも僕話したよ?僕は君だってね」
レン「君の事はなんでも知ってるんだ」
レン「……君は僕が見せた夢みたいに普通の人生を送ってれば完璧な子になったんじゃない?」
悠「どういうこと」
レン「君はなんでもできる子だったでしょ?」
レン「勉強も運動も色んな事を器用にこなす……とても秀才な子なのにね」
レン「親のせいで家庭環境のせいで虐められたり虐待されたりで苦労してきたもんね」
悠「っ!」
レン「そのせいで感情を失ってe……」
悠「やめろっっ!!!!!!」
レン「……」
悠「それ以上喋るなっ!!!!!!聞きたくないっ!!!!!!」
レン「……フフフ嬉しいな……怒ってくれた……ボソッ」
悠(昔の事なんてどーでもいい!!考えたくないっ!!!)
レン「……」
悠「もういや!何もかもどうでもいいっ!!!!!!自分はっ!自分はっ!」
悠「ハッ!!!」
悠(分かった……自分がここに居る理由…)
悠「そうだ自分”死にに来た”んだった」
レン「……やっと気付いんたんだね」
レン「全く…いつ気付くのかなってずっと思ってたよぉ〜待ってたんだよ?」
悠「…………そっか…死に来たんだ…死にたかったんだ……」
レン「……」
悠は目を瞑った
悠「もう……いいや…これでいいんだ…なんで自分」
殺されることに躊躇したんだろう………
レン「それは……もうやってもいいって事?」
悠「……殺るなら早くして……逝きたいんだから……」
レン「…………わかったよ」
コツコツコツコツ……
レンは持ってたナイフを思いっきり振り上げ……
グチャッッッ!!!!!!
思いっきり振り下ろした……
第19話 終わり