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霜月リラ@瑠璃ノ月第4夜
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ニャーゴ
四
「ニャーゴさん、この桃、とっても美味しいんですよ。あげる!」
コザネズミの「もも」が、一番大きくて熟した桃を、ネコの手元に差し出しました。
「えっ、おれに……?」
ネコが戸惑っていると、三匹はネコの足元にすり寄って、
「一緒に食べようよ! はい、どうぞ!」
と、ニコニコ笑いながら桃を分けてくれました。
ネコは、自分に優しく接してくれるコザネズミたちを見て、なんだか急に食べづらくなってしまいました。
一口かじってみると、桃はとても甘くて、美味しい味がしました。
「美味しいでしょう、ニャーゴさん!」
「うん……まあな。」
ネコは恥ずかしそうに、ボリボリと頭をかきました。
四段落 終わり
コメント
1件
うわ、めっちゃ心温まる回だ……! ネコが獲物のコザネズミたちに桃を分けてもらって、急に食べづらくなっちゃうとこ、めっちゃ可愛い。最後の「うん……まあな」って照れ隠し、滾るわ。この距離感、好き。