うさぎバースというものを見つけたので(電子漫画で)描きます。。
紫)『お前まじッッもういいわッッ……ポロポロッ』
怒らせてしまった。
俺はラフテットだ。ラフテットってのはいわゆるウサギのモコモコを持つ人のことで種類もある。寂しがり屋のドロップ。1番数の多いレプス。甘え上手のネザー。この3種類はモコモコ、いわゆるうさぎの耳を持っていてシーズンという生理的な周期が訪れたり、性別関係なく妊娠できたりする。更にプラスで説明するとマリィと呼ばれるしっぽを持ったラフテットも存在する。マリィに着いているしっぽは性感帯であるためキモイロトゥンに狙われることもある。
俺もそうだった。
俺はラフテット。寂しがり屋のドロップで更にマリィ。それらに加えて容姿もよくてよくキモイロトゥンに狙われる。
そんな俺は情緒が不安定になることが多かったり病んだりしてリ✘カとかODとかよくやってた。首絞めとか、飛び降りとか、何回もやった。
“あの時の”紫はそんな俺を救ってくれた。
些細なことだった。
男の生理というやつなのか、ラフテットの俺にそんなものがあるのかは知らんけど何故かイライラしてた。
紫)『赤?これなに』
赤)『ぁ?』
普段絶対しないような返事をした。
紫)『ッッ💢』
明らかに怒ってた。でも我慢してくれてた。
紫)『これ、なに?』
赤)『ズボン』
紫)『裏返し治してっていつも言ってんだろ?』
赤)『たまたまじゃん。いっつもやってんなら怒られても俺が悪いけど今回たまたまじゃん』
『別に怒んなくていいだろ』
これだけしておいて許されてたのになんで俺はー。
紫)『赤ッ!』
赤)『んだよもぉ』
紫)『ベッド!昼寝すんのいいけどベッドメイキングしろって言ってるよな!?』
『あと上着!シワになるからちゃんとかけろっていつも言ってんだろ!?』
『人のもの使うのいいけど大事にしろよこのTシャツ!綺麗にしまえ!というかお前は絶対に外に出ることがないんだから自分の着ろ!!』
『あとさっきから何回も風呂入れって言ってんだろ!?冷めるから!どうせまたあっため直すんだからその前に入って欲しいの!ガス代とかかかるから!ずっと家にいるだけでお金かかるんだ!リビングにしてやってるだけ感謝しろ!』
赤)『あぁぁあもううるせぇよッッ!!!』
『んな事どうだっていいだろ!?一々そんなことでキーキー騒ぐな!!』
紫)『そんな事って俺はお前のためにどれだけッッ……』
『お前まじッッもういいわッッ……ポロポロッ』
バタンッ
赤)『ぁ………』
気づいた時にはもう時は既に遅く紫は家を出て行ってしまった。
そして、最悪なタイミングでシーズンが来るー。
赤)『あ、ぁあ……ポロポロッ紫ッ紫ぁポロポロッ』
シーズンの症状は人によって違うが俺は極度の寂しがり屋になり、人がいないと震えたりなにかに怯えたりする。さらにそれが続くと自傷行為に走り、それが続くと声が出なくなる。そこから先はなったことないから分からないけど多分耳が取れたりしっぽが取れるんだと思う。そして俺はもうひとつ、シーズンの2日目、極度に性欲が増す。ただただ犯されたい、めちゃくちゃにされたいという欲が溢れ出る。
いつも全部紫が対処してくれてた。なのに、今、いない。
おれが、おこらせた……おれ、わるいこ、わるいこだ……
赤)『ごめんらさぁ……ポロポロッ』
ビクビクッ
怖い、震える。悪い子には罰を与えなきゃ。罪は償わなきゃ。俺は紫を怒らせた。きっとそれだけじゃない。傷付けた。困らせた。辛い思いをさせた。償わなきゃ。罰を受けないと。お仕置されないと。
けど誰に?
俺しかいない。
じゃあ俺がやるしかない。
どうやって?
もう既に紫が居ないことによって辛い思いはしてる。
俺は紫を『傷付けた』
じゃあ俺も傷付けないと。でも言葉じゃ痛くないから、物理的にやらないと。
あとは?困らせた。どうやったら困る?紫がいないから困ってるけど。
わかんない。こんな頭ダメなんだなくなってしまえばいい。
薬だ、おくすりのもう。
そうしたら、辛い思いもするよね?
赤)『かったー、どこ……』
どこにもない。そうだ、紫が持ってる。
おれがすぐおてて切るからぼっしゅーされたんだ。
“これ”とったら怒られるかな、でもとり方知ってるし……
おしおきしないとだから、ごめんなさい
赤)『どこ……?』
けど、、どこにも無い。
赤)『ぁ……そうだ』
紫)『大丈夫!危ないものはちゃんと箱に入れて鍵閉めてあるからなッ!』
『赤は俺が守ってやるから安心しろ……』
赤)『ポロポロッ』
『紫ぁ……あいたいよぉポロポロッ』
だめ、お仕置されないと、会う資格も何も無い…謝る資格もない……
早くわるいことばいばいしないと
赤)『あかない、……』
見つけたのに、あけられない。
赤)『ぁ……ほーちょーでいいじゃん』
思い立った俺はキッチンへ向かう。
“これ”付け直したらばれないかな、けど重いからもう動きたくないな、
そんななかキッチンへ向かう途中にあるカゴを見つけた。
赤)『せいと、ざい……✨』
これ、飲んだら吐けるやつだ。
紫、しまい忘れてたんだ。
いっぱい吐いて、息苦しくなって、ひゅーひゅーってなって、おめめクラクラして、倒れたら、最低限いいよね、
赤)『先……おてて、』
グチャグチャにすればいいよね……
そしたらまた、
赤)『また、悪い子って叱りに来てくれるよね……?ポロポロッ』
勢いで飛び出してきてしまった。
男の生理というやつなのだろうか、気持ちが抑えきれなかった。
赤の言う通りたまたまだったのになんであんなに起こったのだろうか。
とりあえず頭を冷やすため桃の家へ行くとする。
桃)『はーいっ!どちら様ー?』
紫、『あーども、』
桃)『赤となんかあったの?』
紫)『まぁ、ちょっとだけ……』
桃)『水いていいならどーぞ』
紫)『ちょっと邪魔する……』
現状をある程度伝えた。俺が悪い。謝らなきゃ行けないことはわかってるのになんでそれが出来ないのだろうかと途中で自分を責めた。
桃)『紫。紫はどうすべきかわかってるんでしょ?』
『同じラフテットでドロップでマリィの俺から言わせてもらうけど多分すっごい寂しいよ、今』
『自分が間違ってたって責めて赤ちゃんなら自傷行為とか……』
紫)『っ!?』
水)『どうしたらいいかと言うよりも、今どうしたいかで行動しよう!』
紫)『さんきゅーお前ら俺帰る』
桃)『紫!』
紫)『?』
桃)『ちゃんと抱きしめてあげてね?』
紫)『わかった』
紫)『赤……?ごめん、さっき頭に血が上って冷静じゃなかった。1回お話しよう……赤?』
赤)『わるいこ、わるいこ、おれはわるいこ』
グサッグサッグサッグサッグサッグサッグチャッッ
赤)『つぎ、せいとざいも……』
紫)『……!?赤!やめろ!!』
赤)『ゴクンッ』
紫)『こらッッ!!!吐け!何粒飲んだんだ今!!2つや3つじゃなかっただろ!』
紫だ、また、怒ってる……でも、そうでしょ?わるいこはおしおきだもん。
おれいいこになれるかな?
赤)『ぉ”え”ッッ……』
次目が覚めたらベッドにいた。
リビングでも、俺の部屋でも、紫の部屋でもないこの部屋。
もちろん”あれ”もついてた。
時刻は午前4:23。
床では目を真っ赤に腫らした紫が寝ていた。
泣いてたんだ。また、やっちゃった。
服は着替えていて腕には包帯が巻いてあったから嘔吐まみれになった俺を着替えさせ手当までしてくれたのだろう。
なのにおれはまた……
赤)『きゅーきゅーばこ、ある……』
手当した時に片付けずに眠ってしまったのだろうたぶん、あそこに……
赤)『あっ、た……』
からだがふるえるおくすりと、さむくなるおくすり……
こわい、な……
なんでだろう、いままでは普通に飲めたのに……
けど、わるいこだから飲まないと……
ブルブルブルッ
バシッ
赤)『あ、紫……』
紫)『ダメだって前にも言ったろうが』
『ほんとにお前は……』
赤)『ごめんなさッッポロポロッすてないでッ罰うけるから、おしおきされるから……もう、ひとりはこわいよぉポロポロッ』
紫)『うん、ごめんな?』
ギュッー
紫)『赤?俺のお話聞けるか?』
赤)『う”ん”ッポロポロッ』
紫)『まず、今日怒ってごめんな?大人げなかった。ほんとすまん。』
赤)『おれも、素直に言う事聞かなくてごめんッポロポロッ』
紫)『でも、これは約束が違うよな?』
そういって紫は血まみれのカッターとほぼ空になった薬を俺にみせた。
紫)『これは、赤が反省しなきゃいけない。これをした事が悪い子だ。』
赤)『でもね!?でもね!?おれは!おれは!!!ポロポロッ』
紫)『うん、なに?教えて?』
今更言うが赤のシーズン中の幼児退行時に適当に怒ってはならない。
本当の子供を相手にするように優しく意見を聞きながら怒ってやらないと自分の全てがダメだと思い込んで更に自傷に走る。そして、心も閉じてしまう。
だから、こういう時俺は我慢。
赤)『紫をね?おこらせてわるいこだからッおしおきしないとわるいこのままだってね?おもってね?おれはぁポロポロッ』
紫)『そっかそっか、赤なりに考えてくれたんだなヨシヨシッ』
赤)『けどッごめんなさいポロポロッ』
紫)『うん、ちゃんと謝れてえらいないい子だ、赤はいい子だからもう自分を責めなくていいよ』
赤)『ほん、と?おれ、いいこ?ポロポロッ』
紫)『いーこだよ、いい子……俺の大切な大好きな可愛いラフテット。』
赤)『おれ、いいこ、そっか、ふふっ』
赤は自分で気付いてないけどシーズン中は幼児退行しがちだ。
けど、それも可愛いんだよな笑
けど、よかった、また飛び降りとか首吊りをしてなくて……
紫)『赤、俺とのお約束おさらいしよ』
赤)『ん、』
紫)『お薬は?』
赤)『まず全部紫に預けます。』
紫)『そして?』
赤)『必要な時に理由を言って正しい量を貰って紫と一緒に飲みます。』
紫)『カッターや包丁の危ないものは?』
赤)『買わない触らない近ずかない。見つけたら紫に言う』
紫)『どうしても辛い時は?』
赤)『迷わず紫に言います。』
紫)『言えなかったら?』
赤)『あのきつねさんを棚にしまいます。』
紫)『ん、いいこだヨシヨシッ』
赤)『んへへっ、紫、紫ぁ♡』
赤は溜め込みがちだから言えない時のためにぬいぐるみを置いている。
そのぬいぐるみの置かれ方で色々示す。
赤色のきつねは赤の状態、紫色のくまは俺の状態。
棚の上にない時は辛い、苦しい、✘にたい。ってくらいになっているってこと。
普段話しておいているふたつがくっついていたら寂しい、かまって欲しいってこと
下を向いていたら落ち込んでいるってこと。
後ろを向いていたら拗ねているってこと。
そして、きつねがくまの下敷きになっていたらしたいっていう赤からのお誘い。
少しでも気楽に伝えられるような俺たちの工夫だった。
幼児退行した赤には難しいけどな笑
赤)『スースー……』
紫)『寝てるし笑』
飯、作ってくるか
紫)『赤ー?そろそろ起きてご飯……赤?』
赤)『ギュッー』
なんだあの生き物は。可愛すぎんだろ。
ヨ〇ボーに顔埋め込んで抱きついてんだけど、かわよ
けどどうした……
!
紫)『赤〜︎︎︎︎❤︎』
『ソファーは危ないからベッド行こうな︎︎︎︎❤︎』
赤)『んッ︎︎︎︎❤︎はぁーく︎︎︎︎❤︎紫ッしゅき︎︎︎︎❤︎』
扱いは大変だしシーズン中は赤子の面倒見てる気分だし、難しいことばっかだけど
どんな赤も愛おしくて仕方ないから、
紫)『ずうっと一緒にいような……︎︎︎︎❤︎』
『赤︎︎︎︎❤︎』
あぁ、また正気を失ってた。
ねぇ紫、いつになったら……
赤︎︎︎︎)『この鎖、とってくれるの?』
紫)『赤か完全に俺に堕ちて……』
『本当のいい子になったらな︎︎︎︎❤︎』
赤くん病み病みかと思いきやドロドロという展開を書き終えた今思いついたので色々書き足しました( ᐛ )
長すぎ🤣なのに意味不。没。厳しいって😭
あの、ごめんなさい。❤️こなさすぎてやんでるんで、いろいろいいねおねがいします🙇♀️
コメント
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ドロドロ苦手なのに主様の作品だと読めてしまう、、