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エーミール愛されです。
※転生ものです。
※私がにやにやするための文章をAIに手伝ってもらいながらつくっています。
※某ゲーム実況者様のお名前をお借りしております。
ご本人様にご迷惑のかかりませんようご配慮お願いいたします。
『無能と蔑まれ隣国に送られた私、実は現代知識の天才教授だった件 〜帝国の怪物たちが離してくれません〜』
ー第七章 女神の誓いー
夕食の時間、食堂には香ばしい匂いが漂っていた。
テーブルにはエーミールの好物が並び、賑やかな晩餐が始まろうとしていた。
その喧騒の中、席に着いたショッピが、事も無げに口を開いた。
shp「あ、そういえば……外廊下にゴミが溜まってたんでゾムさんと『掃除』しときましたよ」
その言葉に、エーミール以外の動きがわずかに止まる。ショッピの『掃除』が何を意味するか、怪物たちは瞬時に察した。
gr「……そうか、手間をかけさせたな。それ以外に汚れてるところはなかったか?」
グルッペンが平然と問い返すと、ゾムが咀嚼していた肉を飲み込むと短く答える。
zm「おん。あそこ以外は綺麗やったわ」
ci「そうっすね、俺とシャオロンも見て回ってましたけど、ホコリ溜まってたんはあそこだけでしたね」
そんな不穏な裏事情を知る由もないエーミールが、申し訳なさそうに呟く。
em「…そうじ、わたし……も、てつだい、したい」
その健気な申し出に、シャオロンが優しく、けれど有無を言わせぬ微笑みを浮かべた。
sho「エミさんはええねんで。掃除は得意な奴がおるからな。それに、エミさんの手は綺麗なんやから、汚したらあかん」
kn「そうやで! 気にすんなエミさん! ほら、それよりうまいもん沢山食おうな!」
隣からコネシマが、壊れ物を扱うような手つきで、けれど力強くエーミールの頭をガシガシと撫で回した。
宴もたけなわ、話題は『明後日の発表』へと移った。
グルッペンが、ワインの入ったグラスを置き、エーミールを見据える。
gr「エーミール。当日はお前からも一言、国民に挨拶をしてもらうからな」
em「……っ、こくみん……まえで……?」
エーミールは震える手でフォークを置いた。
em「……うまく、はなせる……か、ふあん」
声が出るようになったとはいえ、まだ言葉は単語が混じり、発音も拙い。
ut「大丈夫やって! エミさんがそこに立ってるだけで、みんな拝み倒すんやから!」
kn「せやぞ! 噛んでも問題ないでからな!」
sn「まだリハビリ中なんやから、無理して沢山話さんくてもええからね」
賑やかな励ましが飛び交うが、エーミールの不安は拭いきれなかった。
夕食会が解散となり、それぞれが自室へ戻ろうとした時。
最後尾を歩いていたロボロが、背後から服の袖を「くいっ」と引かれる感覚に足を止める。
rbr「……? エミさん、どないしたん?」
振り返ると、不安げな表情をした、けれど決意を秘めた瞳のエーミールがいた。
em「……ろぼろさん……」
rbr「おん、何でも言うてや」
em「……みんなの、まえで、ちゃんと、おれい、したい。へんな、ことば、なってない……か、おしえて、ほ……しい」
ロボロの心臓が、鼓動を突き破らんばかりに跳ねた。
内心の狂喜を押し殺し、彼は優しく肩に手を置く。
rbr「当たり前やんか! 練習、付き合うたる。一番エミさんの思いが伝わる言葉、一緒に考えような」
em「……っ! あ……りがとう!」
ぱぁっと明るい笑顔を浮かべるエーミール。
だが、そんな二人の様子を、離れた角から「聞いていないフリ」をして聞き耳を立てていた面々の視線は鋭い。
ut「……おいロボロォ。自分だけエミさんと夜な夜な特訓とか、許さへんでぇ」
kn「せやぞー俺らも混ぜんかいっ!」
rbr「お前ら空気読めや!! エミさんが俺を頼ってくれたんやぞ!!」
結局、その夜は全員でエーミールを囲み、夜が更けるまで騒がしく、けれど温かな特訓が行われた。
_建国記念祭、当日
帝都は夜明け前から、これまでになく異常な熱気に包まれていた。
誰もが、戦地の兵士を救ったという『女神様』の姿を一目見ようと、広場へ押し寄せていたのだ。
その熱狂の源であるエーミールは、医務室のベッドで微睡んでいた。
昨夜も遅くまで練習していた疲れが残る彼を、賑やかな足音が呼び起こす。
ci「ほらエミさん、起きて! 今日は大事な日やで!」
カーテンが開けられ、眩い朝日が差し込む。
sho「エミさん、おはよう! よう寝れた?」
sn「顔色は良さそうやね、喉は痛ない?」
シャオロンがベッドに腰をかけ、しんぺい神が優しく微笑みながら彼の体調を確かめる。
em「……ぁ……みなさん……おはよう……ございます……」
まだ回らない舌で一生懸命に挨拶を返すエーミールの姿に、その場にいた怪物たちの瞳に一気に熱が灯る。
tn「……おはよう、エミさん。今日は長い一日になるからな、もう準備せなあかんで」
zm「エミさん、おはよ!朝飯食う?」
em「…は、い……さきに…きがえ…します」
慌てて起き上がろうとするエーミールを、今度はショッピと鬱先生が両脇から制した。
shp「あー、今日は着替え、俺らがやるんで。エミさんは座ってて」
ut「せやで、髪のセットも俺がバッチリ決めてるからな」
kn「朝ご飯も今、持ってきてるからな!」
困惑するエーミールをショッピが椅子に座らせ、鬱先生がブラシを、しんぺい神が化粧道具を手にする。
ut「はいエミさん、動かんといてなー。髪整えたるからなー」
sn「肌白いから、少しだけ紅を引こうか。顔色が良く見えるようにね」
二人はエーミールを囲んであぁだこぁだと手を動かしている。
em「……あ、あの…こんなに、おめかし」
zm「ん?今日はエミさんの『お披露目』やぞ?」
ut「せやで! 世界中に、エミさんが俺らのもんやって見せつける日やで。妥協なんかできるか」
漆黒の軍服に身を包み、髪を整えられ、薄く化粧を施されたエーミールが、全身鏡の前に立った。
そこには、無能と蔑まれ、ボロ布のような服で送られてきた男の姿はどこにもない。
凛とした知性を宿した瞳、薄紅色の唇。
軍服の黒が、彼の白い肌をより一層、神聖なものへと際立たせている。
ut「……これはまた……」
kn「……最高やな。これ、広場に出したら暴動起きるんちゃうか?」
怪物たちは、静まり返った室内で、言葉もなくエーミールを見つめた。
em「……あの、そんな、へん……ですか?」
不安げに小首を傾げるエーミール。
その無自覚な美しさが、彼らの理性を辛うじて繋ぎ止めている檻を激しく揺らす。
gr「……くくっ。変なものか。……完璧だぞ、エーミール」
グルッペンが歩み寄り、肩を強く抱き寄せた。
gr「さあ、行こう。我が帝国の至宝を、世界に拝ませてやる時間だ」
バルコニーの扉が開かれた瞬間、広場を埋め尽くす数十万の民衆は、一瞬、静寂に包まれた。
現れたのは、漆黒の軍服を纏った帝国の怪物たち。
そして、グルッペンの横に立つ、月の光のように静かで、翠の宝石のように気高い、一人の『女神』。
「「「うおおおおおおおおお!!!!!」」」
次の瞬間、爆発的な歓声が上がった。
グルッペンが朗々と声を響かせた。
gr「諸君! 我が帝国は今日、新たな至宝を迎え入れる!」
グルッペンの横に立つエーミールはまだ少し緊張した面持ちだったが、その瞳にははっきりとした意思が宿っていた。
gr「エーミール! 彼を我が帝国の最高幹部として叙任する。異論はあるか!」
反対する者など一人もいない。
最前列にいた兵士たちが「女神様、万歳!」と涙を流して叫び、地響きのような祝福が街を揺らした。
gr「エーミールより一言だ、よく聞け」
緊張するエーミールの背中を、ロボロがそっと押す。
rbr「大丈夫やからな……ほら、前出て」
エーミールが一歩前に踏み出すと、先程までの熱気が嘘のように静まり返り、広場中が彼の一言を待った。
em「……みなさん、はじめまして……エーミールです」
エーミールの小さな、けれど凛とした声が、怪物たちが操る風に乗って広場の隅々にまで鮮明に届く。
em「私には、魔力が、ありません」
賠償金として送られてきた、そして彼に魔力がないことは周知の事実だった。
だが、そんなことは関係ない。
彼がもたらした奇跡を、この国の誰もが知っている。
em「それでも、私を…救い…受け入れてくださった、みなさんと、共に…この国を歩ませてほしいと願っています…」
一言一言、噛み締めるように紡がれる言葉。
em「みなさんのために、この救っていただいた…命を、この知識を、惜しみなく、尽くすことを……ここに誓います」
深く、優雅な礼。
「「「うおおおおおおっ!!!」」」
一瞬の静寂の後、爆発的な歓声が上がった。
魔力という『力』ではなく、自らの『存在』を捧げると誓った女神に、民衆は完全に心を奪われた。
広場の端で、絶望に顔を歪めた聖教国の残党が、逃げるように姿を消すのが見えた。
kn「……追うか?」
gr「いや、いい……放っておけ。噂が届くより先に、我が国の最高幹部に『女神』が君臨したことを、故郷の奴らに一番に伝えてやらねば、可哀想だろう?」
一歩前に立つエーミールを、グルッペンは満足げに、そして二度と離さないという強い意志を込めて見つめた。
コメント
5件
コメント欄共感の嵐過ぎる。頼むemさん華奢で居てくれ。 、、、いや、意外と怒ったら強い系もアリか🤔?やばい、何でも 似合いすぎて滅♪(ふざけてごめんなさい)

やばい、めっさ好きです!!え可愛い、!emさん尊いっすね!次の物語も楽しみです!応援してます!
み
