注意書きなど前話を見てください。
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sm視点
金曜日。
教室へ入ると、昨日と同じくbr達が俺に駆け寄ってきた。
2日目といえど、流石に異常すぎて耐性はついてきた。一々些細なことで赤くなることはなくなったし、いつも通り挨拶を交わす。
sm「ん、おはよ」
br「おはよ〜!!」
kn「今日もかわいいね」
kr「流石俺のsm」
nk「俺のだろ!!」
大袈裟だな⋯⋯。
はぁ、とわざと大きく肩を落として席へ向かうと、shk達がついてくる。
俺の態度に何か触れることも無く、抱きついたり撫でたりしてくるから少々鬱陶しいが悪い気はしない。
shk「sm〜、土日空いてる?」
俺が席に着くと、ちゃっかり俺の膝の上に座り込んだshkが俺の顔を覗き込んでそう尋ねてくる。
どこか不安そうにエメラルドの瞳を揺らすshkの様子を見るに、断ると何かありそうだな⋯と察して、正直に答えた
sm「⋯まぁ、空いてないことは無い」
そう答えると、shkはにんまりと笑ってこう続ける。
shk「もしsmが良ければなんだけど、、俺らの家に来ない?」
sm「ぇ、?」
今までも唐突な出来事は沢山あったけど、拍子抜けして間抜けな声を出してしまう。
再確認するように首を傾げると、shkにもう一度同じことを繰り返される。
shk「だからぁ、俺らの家に来る?⋯って話。」
shkは『来る』の部分を強く言って1拍おき、冷静にそう続けた。
sm「ッあぁ⋯え?あぁ、うん⋯。」
状況が上手く呑み込めない、がとりあえず頷いておくと、br達は急にはしゃぎだした。
br「やった!!smさん来るって!!!」
kr「br、部屋片付けろよな」
kn「ッしゃあ、俺smと寝るわ」
nk「は?俺が寝る」
shk「sm、こいつらのことなんて気にしなくていいからな」
一気にうるさくなったなあ、としか思わなかったけれど、shkになにか話しかけられたので、適当に相槌を打った。
sm「てか、俺“ら”の家ってことは⋯」
nk「そ!俺ら一緒に住んでるの」
sm「へえ⋯」
kn「自分から聞いた割には反応薄いな⋯w」
sm「別にいいだろ」
そんなこんなで、俺は彼奴等の家に行くことになった。
正直、友達の家に泊まるなんて初めてだし、緊張してるし楽しみでもある。
帰ってからすぐに荷支度を終えた俺は、「いつでも行ける」とメッセージを送った。
少し抵抗感はあったが、日曜日の昼までは快く泊めてくれるらしいのでお言葉に甘えることにした。
親とは別居だから、心配はいらない。
「こっちもいつでも来ていいよ」というknからの返信を見て、俺はshk達の家へと向かった。
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コメント
3件
え!本当ですか!?うれしい✨めっちゃ楽しみです!!
らぃりすさんの小説大好きです! こういう溺愛系の物語大好き…。続きが気になる~!!