こんにちはーーー!!
bouquet.です*.+゚
今回は初めてノベル型で作品(赤青)
書いてみたいと思います!
注意事項はいつも通りです
それではどうぞ!
カツカツ……
Irregular研究所の敷地内に足音が響く。
「おい、あれって……大神さん?」
「本当だ…あの“天才”って言われてる……」
「………」
俺の名前は大神裏卜。
俺が歩くと研究所内の人間はみな
俺に注目を集める。
(まー……それもそっかあ…)
ここ主にアンドロイドを扱う
“Irregular研究所”。
俺は最近「史上最年少」でここに来た。
ここはそこらへんの研究所とは違う。
選ばれた人間しか働けないような
レベルの高い場所だ。
だから俺は世間で「天才」と称されている。
「……ぅーーん…」
でもどんなにそう呼ばれても
記事に書かれても
しっくりきたことは今まで殆どない。
なぜなら……
ガチャッ……
しばらく歩いて、ある扉の前に着く。
確認のため1度扉を引いてみたが、
以前ここに来た時に閉めた状態のまま
鍵がかかっていた。
“パスワードを入力してください。”
機械音声の指示通り番号を打ち込む。
カチャンッ……
分厚くて頑丈な扉の見た目とは裏腹に
鍵が開く音は軽かった。
「……まろー?いる?」
とある名前を呼びながら扉を開ける。
「!」
すると部屋の奥からガサッと音がして
俺の声に反応があったことが分かる。
ゆっくりと動き出したそれは
「り…りう、ラ」
青い髪をした半分人間、半分機械の
俺の恋人、“if”だった。
「あら、なんか上手く発声できてない?」
そう尋ねると少し慌てながら
「今、起動…起きた、か、ラ、ちょっと、
おかシ…けど、すぐ戻ると思う…」
と答えてくれた。
「そっか笑」と微笑むとふにゃりと
笑い返してくれる顔が可愛い。
……俺が天才と呼ばれ、ここに来た
きっかけは全てこの恋人だった。
本当に小さな頃から幼なじみとして
一緒に過ごし、そのうち恋愛感情が芽生えて
正式に付き合い始めたころ、
今からたった2年前のことだけど、
まろが突然通り魔に襲われた。
ちょうど2人で一緒に買い物をしに
街に来ていたから、
まさか隣でいきなりまろが
刺されるなんて思ってなくて
一瞬で血に染まるなんて思ってなくて
……相当パニックになっていたんだと思う。
そのとき警察に通報するべきだっただろうし、
救急車を呼んでまろを一刻も早く
病院に連れて行くべきだった。
なのに
何を思ったのか
俺は血塗れのまろを自宅に連れていった。
意識もなくて、何ヶ所もメッタ刺しに
されていて息も絶え絶えのまろを
工具や電気でひたすらいじって
死ぬ未来しかなかったはずの彼を
生き返らせたのだ。
小さい頃から工作が好きで得意で
次第にDIYにつながり工学に興味を持ち、
最近は電子工学の専門的な知識まで学んでいた。
それに加えて必死に生き返らせようと
したからなのか
奇跡が起こった。
……と言っても
不思議なことに誰かを生き返らせたいわけでも
追い詰められた状況にあるわけでも
ない今も、人の体を機械化する方法は
しっかりと頭に残っている。
だから別に1度きりの奇跡ではなく、
世間ではただの業績として注目された。
……でも別に
そんなことを望んだわけではない。
俺はただまろを失いたくなかっただけ、
また一緒に笑い合いたかっただけだ。
それが「天才」と呼ばれても
未だに納得しない理由だ。
「……?」
「りうら?どうかしたん…?」
ごく自然な発音での問いかけで
ハッと我に帰る。
「ご、ごめんボーっとしてた」
「そうなん」
変なの、と続けて微笑んだまろを
じっと見つめる。
そのまま何も言わないでいると
彼の表情がさっきと同じように
不思議そうなものに変わっていく。
「ほ、ほんまに今日はどうした…?
体調悪いとか?」
「……ううん
……発声は、大丈夫そうかなって…。」
すり……っ
そう言いながら手を伸ばして
頬から喉にかけてそっとまろの肌を撫でた。
「ん……ッ」
…ピピッ “触覚センサーが起動しました”
まろが声を漏らすと同時に
体から音がなり機械音声が流れる。
「……」
「……も、問題、ないで……っ」
黙った俺とは反対にまろが言葉を発する。
「りうらはちょっと繊細になり過ぎや…笑」
それにう、と声を漏らす。
まろを治してから
また壊れてしまわないように
俺は常にまろの状態を気にするようになった。
それが寝てる時だろうが、食べてる時だろうが、
会話をしている時だろうが関係なく。
……執拗いくらいに。
そんなに気にされ続けたら
まろだって落ち着かないだろうな、
なんてことは分かってる。
「……でも…」
そう言い、でもそれ以上続けられない
俺をまろは優しい目で見つめる。
「…大丈夫、やで」
「というかそんなに気になるんやったら
色々改造でもなんでもしたらええのに
りうらなら出来るやろ?」
その言葉に眉を顰める。
「…なんてこと言うの…?」
「嫌に決まってるでしょ……」
俺の声音の変化に気づいたのか
まろは少し顔を青くする。
「……あ、ごめ…」
「まろは…まろは人間だもん…
機械じゃないの……」
「また一緒にいられるようになったから
それ以上なにもする必要ないの…」
そう言い飛びつくように抱きしめた。
「……うっ…!?」
「大事にしたい……」
「……っ……// わかった…ごめんな…」
俺の気持ちが伝わったのか
謝罪と共に体を抱きしめ返される。
「……」
そしてそのまま腕がするりと首の方にまわる。
「でもほんとに体は大丈夫やから。
……ほら、早く甘えさせてや
最近忙しくて来てなかったやん…?」
そう言って次は太ももを擦り付けられる。
「……っ…///」
「やめてよ急に誘うの…」
そう言いながら足に手を回して抱き上げる。
「……ふふん笑」
お姫様だっこされたまろは満足そうに笑う。
それを可愛いな、なんて思いながら歩いて
……ポフッ
彼をベッドに下ろした。
「…抱くよまろ。」
「……ん」
ピピッ
“心臓のペースが上昇しました。”
「……う、// りうらこれどうにか
ならないん……?//」
「……ふふっ」
「りうらは良いと思うよ。
まろの様子がよく分かって笑」
「俺恥ずかしいだけなんやけど…」
そう言いながら視線を逸らすまろの服を
脱がせていく。
そして体を全て露にしたあと
顔に手を近づける。
「っ……りうら、それは…」
「……うん」
が、その手は優しく退かされた。
まろは顔に黒いマスクのようなものを
つけている。
事件が起きたあの日に
犯人に喉も掻っ切られているため
声はほとんど俺が取り付けた機械を
通して出されている。
起動時声がおかしいのはそれのせいだ。
マスクはどちらかと言うと飾りみたいなもので
外しても問題ないのだが、
一応聞き手に声がよりクリアに、
自然に聞こえるようにする機能がある。
……
元々恥ずかしがって行為中声を出す方では
なかったけど、
この体になってからまろは俺に抱かれる時
消音モードにしている。
これはまろに頼まれて
唯一俺があとから付け足した機能で
マスクをつけることで可能になる。
あまり大きな声を出すと喉の部分に
負荷がかかるから、とかなんだろう。
だから
「…ごめんね」
当然無理強いはしない。
ちょっと寂しいとは思っちゃうけどね。
「……っ…」
まろは申し訳なさそうな顔をしてるけど、
別に気にしなくていいのに。
「んしょっ…」
俺も上の服を脱いでまろの上に覆い被さる。
そして胸の辺りをぺた、と触った。
すり……っ
「……ッ」
“消音モードを開始します。”
その音声を聞きながらまろの後孔に
ローションで濡らした指を入れる。
とちゅ……クチュッ…
“スピーカーの電源を落とし…”
(っも…気が散る……
まろは人間だっつーーの…
こんなこと言っても仕方ないけど
音声とか要らない……)
まだ説明を続ける声を無視するように
深く深く指をねじ込む。
グチュグチュ……ッ♡
はあっ……とまろが息を吐く。
「……きもちい?」
その声に涙を零しながらこくっと頷く。
……夢中になってくれてて可愛いな…
俺も気分が上がってきて、
ナカのしこり目掛けて指を曲げる。
ごりゅっ……♡
『!!??♡ んぁあ……ッ!!♡♡』
「……ぇ、?」
『!?』
『え、俺……っ声…出て……!?』
……何が起きたのか
多分2人とも分かっていない。
……今、まろ喘いだ……?
『ちょっと待って……っりうらっ…
なんで……やだ、待って…っ!』
「お、落ち着いてまろ…っ」
涙目でパニックになるまろを宥めながら
俺も必死に頭を回す。
機械が故障したのか……?
そう思いまろを見る。……けど
『……ぁ…、スピーカーだ…
電源切ってなかった…
りうら、今落とすから少し待ってや……』
真っ赤な顔でぶつぶつそんなことを
言っている恋人は、至って調子が良さそうだ。
さっきのはかなり声が
大きかったような気がするが、
発声になんの支障も来していない。
……だとしたら考えられるのは…
「……まろ」
『……な、なに……?』
スピーカーをいじっていたまろが
ゆっくり振り向く。
構えているようにも見えたけど、
「もしかして…消音モードにしてる理由、
声が恥ずかしいってだけ?」
容赦なく質問をした。
『……っ……』
まろが何も言えず固まっている。
これじゃ「YES」って言ってるようなものだ。
「はあ……」
思わずため息が漏れる。
それにまろが肩を震わせ
「……ご、ごめ…」と謝りかける。
が、
「…ふはっ」
『えっ……』
俺が笑ってるのを見て謝罪の言葉は途切れた。
『り、りうら…?』
「もう……笑」
心配そうにまろが俺の顔を覗き込んでるけど
まだ笑いが止まらない。
「なんだよ……よかった…」
『お、怒って……ないん……?』
「怒るはずないよ」
「だって…」
恥ずかしいなんて理由だと
思いもしていなかったのだ。
「てっきり、大きな声出すと
喉の部分に負荷がかかっちゃうんだと…」
もうまろは大きな声で叫んだり笑ったり
出来ないんだって
「そう、思ってて…」
泣きそうになる。
「そんなことなかった、んだよね…?」
俺の言うこと一つ一つを
まろは目を見開きながら聞いていた。
そして
『……ごめん……そう、やで……』
申し訳なさそうに、申し訳なさそうに
話し出す。
『いらん心配かけた……ごめんな…』
「ほんとだよ…もう」
「罰として今日はたくさん声聞かせて貰うから」
そう言うと『え……」と驚く彼のマスクを
剥ぎ取った。
真っ白でつるんとした頬や薄い唇が
露になる。
久しぶりに見た気がする。
「……や、だ…りうら…」
顔を赤らめた彼がマスクにすい、と手を伸ばすが
その手を避けてマスクを空に優しく放る。
音もなく着地したそれを焦った表情で
見つめる彼にキスを落とす。
「んぅ……っ!?、んっ…」
1度離して「口…開けて」と頼む。
そして恥ずかしそうに小さな隙間をつくった
唇に舌をねじ込んだ。
「は、ん……んぁ、りぅ……っ」
浅くて短い呼吸をはふはふとするまろが
可愛くて耳をくすぐる。
「ひぅ……、ん、やめ……っ」
「はぁ……っ」
久しぶりにしたからか息が苦しそうなまろを見て
唇を離す。
「……ふ、はぁ……っ」
「まろ、ごめん大丈夫?」
「は……だ、いじょうぶ……っ」
そう答えながらも力が抜けて
くたん…とベッドに寝転んでいるまろの
腰を片手でさする。
「ん”ッ……」
そしてさっき解しかけた後孔に再び指を入れる。
……トチュッ…くちゅ……
「んぁ、……ふ、……ッ」
まろが目をつぶってシーツを手繰り寄せる。
その皺が深くなるのを見ながら
指の動きを速めた。
「……ぁ”……ッ、りうら、も、……っ」
「ん、……苦しい…?」
「ぅ、イく……っ……!」
「いいよ、イって、まろ」
「………………~~~っ!!!!♡」
思いっきりナカを締め上げてまろが達した。
「はあっ…はぁ……っ」
「……っ、り、りうら……」
呼びかけられたので顔を上げると
まろがそっと股を開く。
「な”っ…!?」
「……も、はやく…きて…」
震える声と痙攣する足に合わせるように
窄まりがひくついている。
…そんな姿を見て我慢出来るはずがなかった。
自分の下の服も脱いで
露になったそれをまろのアナに宛てがう。
「……っ…//」
期待をごく、と飲み込んだ音を合図に
まろの中に自分を沈めた。
「んぁ……ッ♡」
そのまま腰を振る。
…パンッパンッ、パンッッ
「……っ、っ…!♡♡」
やっぱり声を出したくないようで、
必死にまろが声を抑えている。
「……まろ…声」
「……ゃ、だ……っ」
「声、聞かせて?」
「……っ、///ふ、……っ
やだっつってん”…だろ……っ」
耳が弱いから耳元で囁いてみたけど
意外としぶとい。
……こうなったらひたすら続けるしかないか…
パンッ、パチュッ…
「……まろ、…すき、…まろ」
「……ーーーっ、!♡♡」
かくかくっ、と腰を震わせて
まろがベッドに落ちる。
……ずっと耳元で喋りかけて
弱いとこを攻めてみたけど、結果としては
ちゃんとイくものの、まろは意地でも声を
出してくれなかった。
そんなことをしている間に
お互いもう3回は果てていて、
正直そろそろ終わりになりそうだ。
(くっそ~…声聞きたいのに…)
もう充分可愛いところは見た。
見たが今1番欲しいのはそれでは無い。
(どうしたら…)
まろの休憩が終わるまでの限られた時間の中で、
なんとかいい策を練ろうと必死に頭を回す。
「……、あ」
……あった。これだ。
俺は立ち上がり部屋の隅の方にある
小さな機械がある所へいく。
そして操作を始めた。
「…………?」
ぐったりと顔をシーツに埋めていたまろが
それに気づいてこちらを見る。
そして
「…………っ、 は……?」
顔を青くした。
ピピピピッ
操作が完了し指示が通った機械は音声を流す。
“触覚センサーのレベルをアップします。”
その声を聞きながら
俺はベッドへ真っ直ぐ向かって、
……ドサッ!
「っ、やめ」
まろの上に覆いかぶさった。
そしてそのまままろの首筋を撫でる。
…ピピーーーッ!!!
「んあぁぁッ!!♡♡//」
“変更した設定を開始します。”
……すりっ
「ぁぐっ…!?♡♡」
「やめ、っ♡♡」
……恐ろしいほど感度が上がり、
窄まりを濡らしてよがるまろに再び
自分のを挿入する。
「ぁ、ぁ、あ……っ♡♡」
「むり、むりっ……!♡♡」
パチュッパチュッ!
…その声を無視して肉に肉を打ち付ける
「ひぁ、ぁあ……っ!♡泣」
ビュルッ、とほぼ透明な液体がまろの性器から
飛び出る。
「……はっ…なに、もう出ないの?」
再び耳元で話しかける。
「ひぅ……っ!?//」
「りうら、りうらぁ……っ♡♡
やめて、このせってい、止めて”っ…♡♡」
必死に訴える声が腰に響いて
さらに深く貫く。
「ん”ぉ、あぅ~~~~~~~っ♡♡//」
まろの腰が高く突き上がり、
蜜がだらだらと垂れる。
「……いふ、大好き。愛してるよ。」
後頭部をがっと抑えながら囁いて、
ナカで主張するしこりを思い切り擦り上げる。
「やめっっ♡♡、やだ、声……ッ」
「あぁっあ、~~~~~ッッッ♡♡♡♡」
「ーーーッ、く……ッ♡♡」
生ぬるい水を噴射するまろの中で俺も果てる。
「……まろ?」
僅かに不規則な呼吸の音が
聞こえるだけになって、急に部屋が
静かになる。
……ピピッ
「っうわ」
だから急に鳴った高い音に
めちゃくちゃ驚いてしまった。
「……な、なに?」
“精液量、エネルギーが不足しました。
その補充と体力の回復のため
強制スリープモードを開始します。”
「……え」
(こ、こんなのもあるんだ…
自分で作っておきながら全然知らなかった…)
(…気絶、みたいなことだよね?)
少し動揺しながらまろの方に目をやる。
至って普通に眠っていた。
……その寝顔に自分たちと変わっているところは
ひとつもない。
今日は無理矢理してしまったと思うけど
全然耐えることが出来ているし
ずっと幸せそうな顔をしていたように思う。
「っはーー、やっぱり
心配しすぎだったのかもね…」
1人でそんなことを呟きながら苦笑いする。
……後処理をしようと思ったけれど
まろを見ていたらなんだか眠くなってきた。
「なんか、よく寝れそうだし
もう明日でいっかなぁ…」
そう呟いて俺もまろの隣で
意識を手放した。
…えーー
話が完全に終わったところまでで
6,819文字……でした…
ここまで読んでくださった方がいましたら
ごめんなさい…
ありがとうございます…泣
私はノベルよりはチャット型の方が
向いてるかもしれないです💦
あんまり上手に書けなかったので…(´`;)
それではおつぶーけです!!!
コメント
4件
フォロー&時差コメ失礼します! めっちゃ最高の作品をありがとうございます✨️
すごく良かったです、感動もえちえちもありって感じで!照れてるのがすごい人間らしくて(人間なんですけど、)好きです!こういう系統あんまり見たことなかったんですけど、とっても面白かったです!神作ありがとうございます🙇🏻♀️´-