俺が、自分の治療をしている間、
「人間、、、なんか、、、」「憎い、、、」とか、苦しそうにいう。
俺を襲ってきたのにも理由があるんだろう。
いやむしろ、理由がないとこっちが理不尽だ。
俺は、救急箱を取り出し、消毒をして、包帯を巻く。
一応、家にあった救急箱をもらったのだが、こういうことに使うとは思わなかったし、考えもしなかった。
しばらくして、狼男はゆっくりと目を開け、俺を見てくる。
彼は起き上がろうとして体を動かすが、力が入らないらしく、そのまま寝ころぎ状態になった。
こいつは「ここは…」とかすれた声で弱々しく呟く。
迅羅「俺の部屋」
こいつは部屋を見回し始めた。その目に少しずつ警戒の色が戻ってくる。
「お前…」と言いながら、俺の腕と首の傷を見る。一瞬、表情が揺らぐが、すぐに険しい顔に戻る。
「それ…俺がやったのか?」と低い声で聞く。彼の声には微かな後悔が混じっているようにも聞こえる。
迅羅「まーな。人間憎いなら当たり前のことしただけだろ。気にすんな」
白狼「当たり前、、、か、、、、、だが、、」
迅羅「んだよ?」
白狼「お前は俺のこの寝床につれてきた。普通なら見捨てたり殺したりすんだろ。襲ってきたやつ。」
俺は、それを聞いて戸惑った、、。
迅羅「んだそれ?」
こいつは苛立ちを隠さず、尻尾を不規則に揺らす。
白狼「人間はみんな同じだ。俺を利用したり、捨てたりする。なのにお前は…」
迅羅「それ、どこの常識だ?」
白狼「じょーしき?笑わせるな。人間にそんな物があるものか。人間なんか全員クソだ。」
迅羅「はっ、そーかよw。」
白狼「何がおかしい!人間は,,,,」
そこまで言うと、力尽きたのかベッドに倒れた。
迅羅「おら、寝とけ、それともなにか食うか?」
白狼「知るか、人間の食い物なんか。」
迅羅「さっき、うどん作ってきたんだが、、」
俺が、自分用に作ったうどんを出すと、すっごくキラキラの目でうどんを眺める狼男。
目だけじゃなくて尻尾もフリフリしてるし、耳もピクピクしてる。
、、、面白いww
迅羅「別に、いらねぇなら俺が食うが、、」
白狼「はぁ!俺は、、あ、その、、知らねって言ったんだ!食わねぇって言ってねぇ!!」
明らかに焦りながら手をうどんの方に伸ばしてくるwwww
おもしれぇwwwwww
迅羅「アハッアハハハハハ」
白狼「てめっ、何がおかしい!」
迅羅「わ、わりぃわりぃ、ほら、食いたいんだろ?やるよ。」
白狼「おぉ〜✨️」
目、目が、、、キラキラwwww
ほんとに、、こいつは面白い。
迅羅「おら、箸だ」
白狼「?ハシ?」
迅羅「、、、、、、、、は?え、お前、、箸、知らないのか?」
白狼「?」
迅羅「、、、はぁ、、これだよ。」
俺は、こいつの無知さに呆れ、実物を見せる。
白狼「これでなにすんだ?」
迅羅「これで、飯食うんだ。」
白狼「は?頭トチ狂っとんのか?」
迅羅「それはお前な?」
白狼「はぁ?こんな細い棒で何食うんだよ。」
迅羅「はぁ、、、分かった。食わせてやるよ。」
白狼「は?んでだよ。自分で食える。」
迅羅「どうせ素手だろ。」
白狼「そうだが?」
素直に言うんじゃねぇよ、、、
迅羅「おら、口開けろ」
白狼「あー、、、ぁ」
こいつは、一口食うとまた、
白狼「✨️」
ってしたwwwww
ほんとにこれが面白いwww
迅羅「そういやぁ、お前、名前なんていうんだ?」
白狼「俺は、」






