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🍓side
いつからかは分からないけどふとした時に熱っぽい視線を感じるようになって。
俺がその視線に気がつくと慌てて目を逸らしたり、誰かと話している時には少しだけ寂しそうな表情をする。
そんな日々が続いて自然とああ俺のこと好きなんだなって気づいてしまった。
「カイリュウ〜今日この後暇?買い物付き合ってくれない?」
少し猫背になりながら楽屋の隅で静かに携帯をいじるカイリュウ。俺が声をかけた瞬間、ビクッと姿勢を伸ばして慌てて振り返る。
「急やな?ぜ、全然ええけど、リュウキとじゃなくていいん?」
「うん。カイリュウと行きたいかな」
「へー、、ええよ。」
平静を保ちながらまた携帯に目を向けるカイリュウ。よく見たら画面何もいじってないじゃん笑
いつも余裕のあるカイリュウが俺のことになると顔色がコロコロ変わる姿が堪らない。それを頑張って隠そうとするのも可愛い。
「じゃあ、夜ね。また連絡する。」
ーーーーー
☕️side
急にたっくんから買い物に誘われて内心ビビりまくってる。
顔に出てへんかったかな、、てか嬉しすぎる。
ーー自分でもいつからたっくんのことが気になり始めたかなんて分からない。
ただあの余裕のある大人っぽい姿を自然と目で追うようになって。ふとした時に見せる色気のある姿にまんまとやられてしまっていた。
気づいた時には重症やんってくらい好きになってしまっていた。
「あーー、服決まらん。どうしよ」
たっくんとの予定の時間まで鏡の前で何度も睨めっこしていた。
髪セットするのは流石に気合い入りすぎか、?
いやでもラフすぎるのもな、、
なんて考えれば考えるほど分からなくなっていってあっという間に集合の時間になってしまった。
『家の下着いたよ〜出てこれる?』
たっくんからの連絡を見て慌てて家の前まで降りる。
車の中からやっほ〜と軽く手を振る姿を見て思わずニヤケそうになってしまった。
「遅くなったわ、ごめんな」
「全然待ってないから大丈夫だよ〜、てか髪セットしたんだ。可愛いね?」
結局気合いが入りまくってしまった自分に気づかれた恥ずかしさを誤魔化すように、なんやねんそれなんて軽口を返してしまった。
もーー恥ずすぎる、、。
ーーーーー
🍓side
髪も服もいつもより気合いが入っているカイリュウを見て思わずドキッとした。
素直に可愛いって褒めると顔を赤くしながらそっぽを向いてゴニョゴニョ喋っていた。
そんな姿も可愛くて笑いそうになってしまったけど怒られそうだから平静を装った。
買い物をすぐに済ませて、軽く食事をしてもまだ時間が早かったので適当に車を走らせてドライブをすることにした。
初めは緊張して口数が少なかったカイリュウも段々と歌を口ずさんだり、緊張がほぐれてきたのが分かった。
「うわっ、海やん!なんか見んの久しぶりやねんけど」
「めっちゃ嬉しそうじゃん笑 ちょっと寄ってこっか?」
海沿いの路肩に車を停め、砂浜に足を運ぶ。少し冷たい風を浴びながら2人で並んで腰を下ろし、海を眺めた。
無言でも気にならないくらい波の音が心地良く感じる。
ふとカイリュウの方に目を向けると、気持ちよさそうに目を瞑っていた。
その横顔があまりに綺麗で、あー俺もカイリュウのこと好きだなーなんてぼーっと考えているといきなり目を見開いて驚いたようにこっちを見てきた。
「どうした?寒くなってきた?」
「ちゃうくて、、。え、今、え?なんて言った、、?」
「、、、もしかして、俺口に出てた?」
そう言うとコクリと頷くカイリュウ。
口に出てたとか、、俺めっちゃバカじゃん。
本当はもっと時間をかけて、俺から離れられなくなるくらいになったら言おうなんて考えていたけど、カイリュウを目の前にすると余裕がなくなることに気がついて自分でも驚いた。
「びっくりさせちゃったよね。急にごめんね?でもそういうことなんだけど、カイリュウは俺のことどう思ってる?」
俺のことを好きなのは分かっているはずなのにいざ気持ちを聞くと心臓が鳴り始めた。
「っ、ずるいわ、!分かってるやん絶対、!」
「わかんないよ笑 だからちゃんと教えてよ」
そう言うと恥ずかしそうに頭を掻いたり、口をモゴモゴさせるカイリュウ。
「俺も、好き。たっくんのこと。」
しばらくしてやっと気持ちの決心がついたのかポツリとその言葉を漏らした。
カイリュウからの好きの言葉は想像以上に嬉しくて、我慢できず抱きしめた。
「おわっ?!ちょ、なにいきなり!」
「んー?カイリュウのこと好きだなーって思って。ありがとうね、ちゃんと言ってくれて」
別にえーけどなんて照れ隠ししながら恐る恐る抱きしめ返してくれるカイリュウが可愛い。
少し肌寒くなってきたので2人で車に戻り、元の道に再び車を走らせた。
帰りの車内では恥ずかしいのかずっと窓の外を眺めるカイリュウ。
試しに手を握ってみると驚きながらもギュッと握り返してくれた。ずっと耳を赤くしている姿が可愛すぎて、このまま家まで送り届けようなんて思ってたけど気が変わった。
「俺ん家行こっか」
「えっ?!今日?!」
「うん。カイリュウ可愛すぎるんだもん。やっぱ帰したくない。もう付き合ったんだし、いいよね?」
カイリュウは戸惑いながらもしばらくすると静かに頷いていた。
はーー可愛いなー、今日絶対寝かせてあげられないなーなんて内心叫びそうになりながらも平静を装ってアクセルを踏んだ。
それがまた声に出ていて、カイリュウの顔をさらに赤くさせていることにも気がつかず車を走らせたーー。
コメント
1件
うわ、両片思いからの両想い成就、めっちゃ尊いです……!海辺でうっかり口に出しちゃうたっくんと、恥ずかしそうに「俺も、好き」って言うカイリュウ、両方の視点で読めたから心臓がドキドキしました。特に車内で手を握り返すとか、耳真っ赤にして窓の外見てるとか、もう細かい仕草の描写が最高でした。あと最後のたっくんの「今日絶対寝かせてあげられない」が口に出ちゃってるところ、笑ったけど可愛くてずるいですね(笑)。続き、すごく気になります!