テラーノベル
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‼️ あてんしょん ‼️
・学カル
・バウムクーヘンエンド”風”(若干定義とずれているので)
です!!
結ばれません!!悲恋です!!!
浅野結婚します。奥さんはキャラクターとしては出てきません
あと小説初めてです…。
チャッピーに解釈手伝ってもらったので一からではないですが…!
キャラ崩壊しないようにがんばりました
もうまじで投稿するの死ぬほど緊張する😇
よければ読んでいってください…т т
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式場は内装も新郎も新婦も真っ白で、思わず目を細めた。全てが俺には眩しすぎる。
「赤羽」
ふと背後から声をかけられ、3ヶ月前の仕事終わりを思い出した
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ポストを覗くといくつかチラシや葉書が入っていた
仕事が立て込んでいたので帰宅は3日ぶり。
何が来ているか一通り目を通していると、一通小綺麗な封筒が紛れていた
差出人は浅野学秀。
「結婚式招待状」
驚きと同時に喪失感が芽生えた
いつからライバルとしてなら永遠に隣にいられると錯覚していたのだろう
高校を卒業してからというもの、接点など全くと言っていいほどなかったじゃないか。
あのとき、想いを伝えないと心に決めたのは自分じゃないか。
「…はは、今更かよ」
だけど、ほんの少しだけ伝えなかったことを後悔した。
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「…赤羽?」
もう一度声をかけられてはっとした。
もうこうなったら思いっきり揶揄ってやろうか。
「……おめでと、浅野クン。」
そう思ったのに、出てきたのはありきたりな祝福の言葉だった
「ああ、ありがとう」
幸せそうに微笑む浅野くん
こんな顔するんだ。
俺の方が奥さんより長く一緒にいたはずなのに。
きっと俺が見たことのない表情を彼女は沢山知っているのだろう。
「仕事は順調?」
「ああ、君も?」
「まぁね。忙しいよ、最近は特に。」
「…あっちで暮らすの?」
ここは日本だが、浅野くんの拠点はアメリカ、シリコンバレーだ。
「いや、拠点を日本に移そうと考えてるんだ。」
「妻が日本で暮らしたいと言っていてね」
浅野くんの返事に、素直に驚いた。
昔の浅野くんならきっと、他人の意見より合理性を選んで最善の場所に残っただろうに。
それが今はどうだ。
たかだか知り合って何年かの相手の意見で人生を動かしている
まい
まぅ。
58
ちゃんと人を愛せるんだ、浅野くんって。
「…へぇ、幸せそーじゃん」
ふと視界の端に写ったバウムクーヘン。
あーあ、バウムクーヘンエンドじゃん
自嘲しながらも、いつもの飄々とした笑顔を作った
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式場を見渡すと、数年前までほぼ毎日見ていた赤色が目に飛び込んできた。
真っ白な式場にたった一つの赤
「赤羽」
声をかけると、彼はゆっくり振り向いた
どうせいつものように軽口を叩いてくるのだろう
そう身構えていたが、彼はただ僕を見つめるばかり
「…赤羽?」
もう一度名前を呼ぶと、彼ははっとしたあと
「……おめでと、浅野クン。」
と祝福を放った。
少しの違和感と、祝いに対して素直に嬉しい気持ち。
昔の彼なら軽口を叩くか、祝ったとしてももっと飄々とした笑顔で言っただろうに
「ああ、ありがとう」
少し驚きつつ、返事をした
「仕事は順調?」
「ああ、君も?」
「まぁね。忙しいよ、最近は特に。」
「…あっちで暮らすの?」
なぜか少しぎこちないような気がする。
赤羽って、こんな感じだったか
「いや、拠点を日本に移そうと考えてるんだ。」
「妻が日本で暮らしたいと言っていてね」
「…へぇ、幸せそーじゃん」
なぜ君はそんな顔をする?
いつもの笑顔の中に寂しさや切なさが隠れている気がした。
…赤羽って、こんな風に笑うんだっけ。
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式から半年が経った。
何年も動いていなかった浅野くんとのトーク画面に、先週変化が訪れた
『来週空いてるか?飲みにでも行こう』
と。
メッセージを見てすぐ行くと即答してしまった
今会っても、未だ消えないこの感情が拗れるだけとわかっているのに。
「やっほー浅野クン」
「あぁ、仕事終わりか?」
「そう。定時退勤したの久々だから上司に驚かれた」
「…たまにはちゃんと休めよ」
「…丸くなったね、浅野クン」
…よかった。今日はちゃんと口が動く。
にしてもこんな気遣いできたんだ、こいつ。
新たな発見。
バーで飲み始めて、それなりに会話も弾んできた頃。
「…なぁんか、変わっちゃったよね浅野クン」
「そうか?」
「うん、結婚式でもあーんなに幸せそうに笑っちゃって」
「俺の前であんな笑顔見せたことないじゃん?」
「…飲みすぎじゃないか?赤羽。」
「らしくないぞ」
酔ったふりだよ。こうでもしないと、きっと平静を保ってられないから。
「はぁ〜あ。」
「俺ずっと好きだったんだよ、浅野クンのこと」
もう言ってやれって思って、なんともない風を装って、冗談っぽく想いを零した
いっそ、冗談だろとか言って笑い飛ばしてよ。
そう思ったのに。
「…そうなのか」
あんたは引きもせず、戸惑いもせず、すんなり受け入れた。
「なにそれ、軽蔑しないんだ?」
「する理由がないだろう」
「僕にとっても君は、色んな意味で特別だったからな」
「は?」
「恋愛感情かと聞かれたらわからないが、ふとしたときに君のことが頭に浮かぶことがあった」
「僕にはない、大人に縛られない自由な考えや行動を羨むこともあった」
「婚約したときも、真っ先に招待状を送りたいと思った相手は君だったし」
「…はは、」
乾いた笑いが出る。
そうか。完全な片想いじゃなかったかもしれないんだ。
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帰宅後。
電気もつけず、ネクタイも緩めず、ソファに倒れ込んだ
一人きりのワンルーム
たった2、3時間前のことを思い出す
《色んな意味で特別だったからな》
浅野は俺のことを軽蔑しなかった
それどころか、特別だとも言った
あのとき、隣にいたあの頃。
今はもう行き場を失ったこの気持ちを伝えていれば、なにか違っただろうか。
確かめようもないことなのに、無意味に考えてしまう。
ほんの少しの後悔が、一生の後悔へと変わる
声を殺して、ようやく俺は泣けた。
コメント
6件
天才すぎますって! カルマくんよかったねー!!ってなりましたっ! 面白い作品ありがとうございますっ!
初めてなのにこの出来は才能ですよ‼️‼️⁉️ 上から目線に見えたらすみません。 もー、好き。ハピエン厨なんで普段こういうのあんま見ないんですけどいいですね…( ᐛ )
まじで天才かよ……!?!? 業くんの切ない気持ちめちゃめちゃ伝わってきて辛い😭 個人的にはそのまま浅野くんを思い続けてくれてもいいなぁ…?と思ってしまった。 やっぱり可哀想は可愛い(?)