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2人ともわかっていたんでしょ?
どれだけ仲良くしたって、どれだけ一緒に寝たって
日に日に私たちの愛は薄れてきているってこと
沢山、毎日愛してるって言い合ったって
そんな口先だけじゃやっぱりだめなんだね
ずっと運命だと信じていた日々にお別れしなきゃね
カーステレオで聞いていたラジオから
ふと流れた君が初めて教えてくれた
あの曲を聴きながら、俺はお前じゃない誰かの助手席に座り
寝たフリをし、涙ごまかす夜を過ごしている
あぁ、俺何やってんだろ
俺らが初めてあった駅に行き
俺らが一緒に暮らしていた部屋に帰る
思い出せば思い出すほど忘れられなくなる
でもまぁ、いつか
まだ俺の知らない新しい運命の人に出会って
その人と運命を感じるんだ
その瞬間、俺らの関係は本当に終わるんだ
別れて辛い気持ちになってんのは
俺ら2人とも同じだと思ってた
でも違ったんだね
抱きしめたくても抱きしめられないや
抱きしめちゃったら全部分かっちゃうから
俺は今お前じゃないやつと愛してるの5文字を言い合っている
やっぱり愛してるって泡くらい軽い言葉なんだね
こいつとこうなる前にお前に会いに行けばまだ未来は変わってたのかな
あの日の夏にくれたあのピアス
「ずっと一緒にいてくれてありがとう」って
そう言って海に投げたんだ
お前との思い出は忘れられる気がしてたけど
やっぱり波も飲み込みきれねぇほど沢山思い出あんだわ
もう愛はないけど、やっぱりお前との時間一生忘れられない
「ばーか」
この俺の口癖はお前のものだったんだね
「ばーか、」
お前のこと忘れないように、ずっと俺の口癖にしておきたい
なんてね、
ほんと俺バカみたい
「愛してるっ、」
そんなこと言ったってもう何も変わらないのに
ずっと運命だと感じてたよ
さようなら