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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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授業終わり

桜彩)はぁ…今日の体育疲れた…

クタッと学校の裏庭のベンチで寝そべって休憩していたら虚無が「桜彩さーん!」と大きな声で呼んでいた

他学年の先輩から「きゃー!虚無ちゃんだ〜!可愛い〜」と、声が上がっていたので面倒臭い事になるのも嫌なのでスルーしていたら虚無がこちらに気づいて「桜彩さーん!」と目を輝かせながら飛び付いてきた

虚無)桜彩さぁぁぁあん!!!

桜彩)へ?ちょ、いやぁぁぁぁ!!!!

桜彩)だ、抱き着かないで…

虚無)桜彩さんのいい匂い…落ち着くゥ…お胸を触っても?

桜彩)殴るぞ

虚無はベンチに座って私の腕を引っ張って自分の膝に座らせた

桜彩)はぁ…お前といるとベッタリ引っ付いて暑いよ…

虚無)夏になっても引っ付いてますからねー

桜彩)はい!?ちょ、それだけはやめろ体が痒くなる…

虚無を引き剥がそうと悪戦苦闘していたら「みーあー!」と呼ばれ返事を返すと大量の女子を引き連れて居たそーまが現れた

桜彩)あ、あの…

そーま)え?こいつら?

女子)あ〜!ちょっと前にこっちに来た桜彩…さんだっけ?ごめんねぇそーま君って私の彼氏なの〜

桜彩)(・-・💢)イラッ

ムカついて「チッ」と舌打ちをしたらそーまが私の肩を掴んで「俺の彼女はこいつ、お前らじゃねぇ」と冷たく言い放った

女子)え〜?そーま君!こんな子を彼女って…何がいいの?顔だけでしょ?でもね〜私って家事ちゃんと出来るんだよ〜?

と、極一般的なことをドヤ顔で言い放つ…まぁ、化粧お化け?

桜彩)…そーま、私洗濯物を畳まなきゃ行けないから、話が終わったら私の家に来るなり見つけたら声かけてよ

そーま)え…ヤダヤダ!一緒に帰る!

桜彩)…なら、早めに終わらせてね

虚無にまた腕を引っ張られ大人しく膝に座ってそーまが女子ーズを蹴散らすのを待っていた

桜彩)…そーまー?終わりそう?

そーまが色々話していたが引き連れていた女子達はギャーギャーと騒いで終わりそうな物も終わりそうでは無い

そーま)ま、全く…

桜彩)…分かったよ……

諦めてそーまのネクタイを引っ張って唇を重ねる

桜彩)ごめんなさいね、この人はもう私のなの、猫泥棒になってどこぞの誰かさんみたいに金を搾り取られたくなかったら大人しくしててください

と、睨んで冷たく言い放つとそそくさと逃げて行った

桜彩)そーま、面倒臭い時は私にキスするなり何なりするだけでいいよ、大人しくすると思うし

そーま)え?いいの?

桜彩)宜しくないことはさせないからな

そーま)(・ε・`)チェッ

そーまは舌打ちをしながらも私のことを後ろから抱きしめて「桜彩ん家行こーぜ」と私を顎置きにしながらそういった

桜彩)とりあえずお前は私の頭から顎を下ろせ削り落とすぞ

そーま)反抗的だね〜またベットの上で運動会?

桜彩)…そうだなぁ…こういう場合ってどうやったらいいんだろ

そーま)え、ヤダよ?

桜彩)私もヤダ!

顔を上げてにっこにこの笑顔でそう言うと「す、スンマセンシタ…」としょげた、露骨にしょげた、鈍感な私でもわかるぐらい露骨にしょげた、眉が下がってるのよ

桜彩)ほらほら、きょむ〜みんな呼んできて〜

虚無)分かりましたー!

虚無はまるでおやつを貰った犬のように目を輝かせながら校舎中駆け巡り始めた

桜彩)アイツ犬だろ

そーま)だよなぁ…

こういう時って何だかんだ息が合うのよね

ミドナイと同じ高校に入っちゃった……

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