優🍀「優🍀です!」
優亜「優亜です。」
優🍀「今回は!」
優亜「今回は?」
優🍀「🍣💎でいきます!」
優亜「お、」
優🍀「てことで、」
💗🍣「ふぅ…やっぱ夜の散歩、いいなぁ。」
俺はないこ。ごく普通の社会人だ。
俺は毎日夜の散歩をする。夜は、月も、星も綺麗だ。そして何より、川が、キラキラ光っていて、夢でも見てるかのように、うっとりしてしまう。水の音も、耳に入って、うっかり聞き入ってしまう。触ってみると、少し冷たく、寒く感じるけど、またそれもいい。なぜだか分からないけど、すごく落ち着く。今日も、そんな川を見に、夜、1人歩いている。
💗🍣「…よし、着いた。…ブルズルッ」
今日はいつもより、寒い日のようだ。川も激しく流れていて風も強い。だが俺は、川に近づく。あの綺麗な、思わず、うっとりしてしまう川に。だが、
💗🍣「…あれ?」
川の近くに、明らかに大人ではない、高校生くらいの男の子が、うつむいている。初めて見た。俺以外にこの川に来る人を。…男の子は、落ち込んでいるのだろうか?辛そうな顔をしている。…まあ、俺には関係ないと思うけど、思わず、
💗🍣「…君、ここで何してるの?」
…男の子に話しかけてしまった。関係ないはずなのに。怪しい人だと思われたのだろうか。その子は、
❄️💎「…タッタッタッ…」
逃げてしまった。
💗🍣「…なんだよそれ。ま、いっか。」
俺はその日は、川の音を聞いたり、川の水を触ったりして、夜、また1人家に帰ってぐっすりと寝た。
次の日の夜、俺はまた散歩をしたくなり、外に出た。もちろん、あの川を目指して。
💗🍣「…はぁ、仕事疲れたな、…」
川に近づいていくと、またあの男の子がうつむいていた。話しかけようか、また逃げられるかもしれない。だけどやっぱり、子供が1人なのは心配だ。
💗🍣「…あの、君、昨日、ここにいたよね?」
❄️💎「…!…ビクビク…ごめんなさい、」
💗🍣「…え?」
俺、なんかした?そんなに俺の顔怖い?…そう思った。その男の子は、顔が青ざめていて、すごく震えていたから。
💗🍣「…どうしたの?顔色…悪いよ?」
❄️💎「…ッ…ごめんなさい、、」
💗🍣「君は何も悪くないよ。…あのさ、なんでここに居るの?」
❄️💎「…親から、…この現実から逃げるために、」
💗🍣「何かあったの?」
❄️💎「…僕の親は、僕を毎日叩くんだ。…」
💗🍣「…!」
❄️💎「だから、昨日から、ここに逃げてる…」
💗🍣「…辛かったね。」
❄️💎「え、あ、ちょ、」
俺は思わず抱きついてしまった。その子が、可哀想だから、なのだろうか。
💗🍣「あ、ごめんねwびっくりしたよねw」
❄️💎「…もうちょっと、このままでいいですか?」
💗🍣「え?あ、うん、」
なんだろう…この気持ち。すごく、暖かい。川は、寒くて、冷たいはずなのに。
❄️💎「…ありがとうございます。」
💗🍣「…うん。いいよ。また辛くなったら、夜にここに来ればいいよ。すごく、落ち着く場所だから。」
❄️💎「はい。ありがとうございます。では、これで。」
💗🍣「あ、まっ…」
名前を聞くのを忘れた。…まあ、またあの男の子は辛くなったら、ここに来るだろう。その時に聞こう。
また次の日、俺はあの川へ向かった。あの子のことが、心配だから?だろうか。
💗🍣「…はぁッ…あ…」
あの子はいた。だけど今日は、うつむいているだけじゃない、泣いている。泣き崩れている。
💗🍣「君!」
❄️💎「…あ、」
💗🍣「どうしt…」
男の子の腕や足、顔に傷がたくさんあった。きっと全部、親がつけたものだなと思った。
❄️💎「お父さんに…殴られた…」
声が震えている。涙声なのもすぐに分かった。
💗🍣「…、」
俺は、何も言わず、男の子を撫でた。…今は、何も言わない方が、良いと思ったから。男の子のそばに居るほうが、いいと思ったから。
❄️💎「…落ち着いたよ、ありがとう。」
💗🍣「いえいえ。」
❄️💎「…お兄さんって、社会人?」
💗🍣「うん。君は?」
❄️💎「高校三年生。」
💗🍣「そっか…高校卒業したら、どうするの?」
❄️💎「分からない。」
💗🍣「そっか。あ、君、名前は?」
❄️💎「ほとけ。稲荷ほとけ。…お兄さんは?」
💗🍣「内藤ないこ。」
❄️💎「いい名前だね、ないこさん、」
💗🍣「ありがとう、ほとけくんもね、」
❄️💎「…じゃ、ないこさん。また明日。」
💗🍣「うん。」
あれから、俺とほとけくんは、毎日、あの川で会うようになった。
そして、月日が経って、冬になった。
❄️💎「…ないこさん!」
💗🍣「?」
❄️💎「僕…ないこさんと同じ所で、働きたいです!」
💗🍣「え?なんで?」
❄️💎「僕…ずっとないこさんと、一緒にいたいんです。」
💗🍣「ほとけくん…実は、俺も。…ずっと、一緒にいたいって、思ってた。」
❄️💎「えへへ…なんだか、恥ずかしいな、」
💗🍣「…ふふ、可愛い。」
❄️💎「可愛くない!」
こうして、俺とほとけくんは、付き合うことになった。これからは、俺がほとけくんを、命かけて、守っていきたいと思う。
あのあと、ほとけっちは無事に高校を卒業し、俺が働いているところに入社した。入社してから、ほとけっちは、元気な男の子になった。あれが、ありのままのほとけっちなんだとしたら、ありのままのほとけっちに戻って、俺は凄く嬉しいなと思う。
❄️💎「ないちゃあん!またミスしちゃったよぉ!」
💗🍣「もう、仕方ないなぁw」
優🍀「ふぅ、疲れたぁ!」
優亜「wwww」
優🍀「てことで、」
コメント
5件
え も う 神 や ん
(ᐢ👍🏻> ̫ <ᐢ)👍🏻