テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

夫婦の日常

一覧ページ

「夫婦の日常」のメインビジュアル

夫婦の日常

12 - 第12話

♥

255

2025年10月15日

シェアするシェアする
報告する

岩本が料理をしてる間、深澤は、YouTubeを観ている。岩本からは、何を観てるか分からない。




深澤ーか・カッコいい。




料理を運びながら、聞いてみる。




岩本ー辰哉?何観てる?

深澤ー俺たちの新曲のMV。

岩本ーで?

深澤ー俺って、カッコいい。

岩本ーふふふ。

深澤ー何だよ、カッコいいだろうが。

岩本ーうん、俺は?

深澤ーかっこいいに決まってる。というか、みんなかっこいい。

岩本ー食べるよ?

深澤ーん。





洗い物は、深澤がする。

その間、岩本は、MVを観ていた。




岩本ーカリスマックスのギャル男から、えらい違い。

深澤ー何か言った?

岩本ー辰哉がかっこいいって。

深澤ーお前に言われると、複雑だわ。

岩本ーふふふ。

深澤ー終わった。

岩本ー辰哉、ご苦労様。おいで。




膝の上に深澤を乗せて後ろから抱きしめて一緒に観る。

新曲に限らず、色んなMVを観る。




岩本ー辰哉、もういいだろ?

深澤ーまだ。

岩本ー明日、朝からだったんじゃないのか?

深澤ー大丈夫。後、これ観たら寝るから。

岩本ー寝る?また冗談を。

深澤ーばか。ちょっと腰が痛いし。

岩本ーマッサージするか?

深澤ーん〜いい?

岩本ーそんな酷いなら、早く言って?

深澤ーん〜、風呂であったまって寝たらマシかなって。

岩本ー風呂の準備してくる。




ゆっくり風呂に入り、ベッドにうつ伏せる。バスタオルを身体に冷えないように掛け腰をゆっくり押す。




深澤ーん〜。

岩本ーガチガチだな。

深澤ーあ〜気持ちいい。解れる。

岩本ー分かるのか?

深澤ーそんな気がする。




しばらく無言でやってると、軽い寝息が聞こえてくる。

それでも、岩本はマッサージを続ける。

20分くらいやっただろうか。





深澤ー照。ごめん寝てた。

岩本ー気持ちいいんだろう?

深澤ーもういい、軽くなった。

岩本ー身体冷えたか?

深澤ー大丈夫。

岩本ー寝るか?

深澤ーぎゅっとして?

岩本ーん。

深澤ー照、あったかい。

岩本ーご奉仕させていただいたから。

深澤ーごめんな。

岩本ー次は違うご奉仕させてもらう。

深澤ーばか。

岩本ー寝るよ。




ちょっと会えない日が続き、深澤は寂しくなった。

今日は、仕事で、疲れたし、寝ようと思っていたが、気持ちは岩本に向かってる。




深澤ー照?

岩本ー帰ってきたの?

深澤ー照に会いたい。

岩本ー迎えに行く。

深澤ーありがと。待ってる。





なんか、女の子みたいだと、ふと思う。

いつまでも取れない免許。

迎えをただ待つ自分。

深澤は頭を振る。女の子じゃない。大事にされて愛されて、どう違う?





深澤ーあっナベ?

渡辺ーどうした?

深澤ー〜って思ってしまって。

渡辺ー照はお前を女の子の代わりにしてるわけじゃない。それは分かるな?

深澤ーん〜。

渡辺ー照が泣くぞ。お前という人間を好きになったって、俺たちに相談に来たけど?

深澤ー自信持っていい?

渡辺ー目一杯、愛されてろ。

深澤ーん、サンキュ。

渡辺ー照がどれだけお前を大事な人としているか、知りたかったら目黒に聞いて?

相談してたから。

深澤ー大丈夫、大事にされてるって知ってる。

渡辺ー惚気か?

深澤ー今、迎えにきて…あっ来た!じゃあ、また。




渡辺ー目一杯幸せじゃん、なぁ?

目黒ー翔太くんもね。

渡辺ーふふふ。





岩本の車に駆け寄る。





岩本ー何かいいことあった?

深澤ー何で?

岩本ー嬉しそうな顔してる。

深澤ーふふふ、照に会えたから。

岩本ーそんな可愛いこと、いつ覚えた?

深澤ー今。ナベと話してて、早く照に会いたいって思って。




信号待ちで、岩本が深澤の手を握る。

ぎゅっと握り返す深澤。




岩本ー今日は家まで遠く感じた。

深澤ー何で?

岩本ー早く辰哉を抱きしめたくて。

深澤ー照…。

岩本ーいいか?

深澤ー早く、照…。




熱いキスして、慌ただしく服を剥ぎ取り、ベッドに倒れ込む。岩本が焦っているみたいに、思える。




深澤ー照、俺は逃げない。もっとゆっくり。

岩本ーふ〜。辰哉が今日は、凄く可愛い。

深澤ーいつもは?

岩本ー可愛いけど、今日はいつも以上に可愛い。

深澤ー照が好きだから。いっぱい好きだから。今までより、ずっと好きだから。

岩本ー大告白だな。

深澤ーだって。

岩本ー女の子の代わりじゃないよ。

深澤ー何で?

岩本ー辰哉が先に家に上がるエレベーターに向かっているとき、翔太からLINEがきた。

深澤ーナベ…。

岩本ー辰哉だから、好きなんだ。




深澤ーはぁ…んっ…照…。





岩本ー辰哉、腰大丈夫?





深澤ーんっ…へ…いき…。





深澤ーはぁはぁ…もっと…はぁ…。




岩本ー辰哉…。





深澤ーんっんっ…いい?





岩本ーあぁ、凄くいい。





深澤ー俺も…はぁ…いい。





岩本が深澤を抱き上げてキス。

微笑み合って、ますます、互いを好きになる。





深澤ーだめ…だめ…まだ…はぁはぁ…はっ…んっんっ。





岩本ー辰哉…俺の大事な辰哉…。





深澤ー照…あ…





岩本ー愛してる。





深澤ー俺が言いたかったのに。






風呂に入りさっぱりほかほかで、ベッドに入って抱き合う。

互いに同じくらい大事な人と改めて思う。





岩本ー辰哉、凄く大事。

深澤ーふふふ、俺も大事。

岩本ー寝るよ?

深澤ーぎゅっとして?

岩本ーぎゅ〜。

深澤ーふふふ。





互いに離れられない大事な人。

深澤は、女の子の代わりじゃない。嬉しくて涙が出る。

岩本が優しく舐めてくれる。

この作品はいかがでしたか?

255

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚