テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
あっという間に2日がすぎる。あっという間だった2日間は、アイツのことを少し考えていた、ぐらいしか思い出せなかった。
「家に居ても暇だし、早めに出るか。」
俺はいつもより早く家を出る。
( 学校に着いても暇だな。)
家を早く出た意味が無くなってしまった。
(まあいい、本でも読んでいよう。)
ガラガラガラ…
ドアがあく。
栗色の風になびく髪が見える。
「…ぇ!?………おはよう…!朝来るの早いんだな!」
「そっちこそ。」
アイツは眠そうな声で言う。
「オレ土日暇だし考えてたんだ。」
アイツは言う。
「なんの事だ?気になる。」
俺は興味を持った。
アイツが口を開く。
「お前のこと…?」
(!?…コイツが俺の事…?)
「ずっと考えてたんだ、もっとクラスにどうしたらもっと馴染めるか、。」
アイツが口を開いた後、何故か俺はほっとした、それにどこか残念だった。
「オレ考えたんだ!クラスメートだけじゃなくて、センコーとも仲良くなれば……なんか上手くいくんじゃないかって…!センコーとも仲良くなれば、授業中にセンコーがお前に話を振ることが多くなると思うんだよ!」
アイツが意外と人たらしなのに今気づいた。
( 素直に言えば嬉しい。だけどそれだけじゃ表せない感情が今俺の中にある気がする。)
「…ありがとう。アンタがそんなに人のために時間をかけるような奴だと思ってなかった。」
(顔赤い…?なんでだろうオレなんかしたっけ……?)
「…冷房かな…?確かに少し寒いかも…。」
(急に話が飛んだな……?)
「何の話だ。」
「気にしないで……!」
「?気に停めないようにする。」
アイツが机に丸まって寝ようとしている。
(まあまだ時間あるしな、アイツかま寝ても俺が起こせばいいな…。)
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!