振り向かせたい人がこの世に1人。
いつも無表情で何を考えているか分からないあの人が四季は好きだ。四季は久しぶりにその好きな人に会いに行く。
四季は目的地である練馬に来て好きな人に 会うために1度あの書店に向かう。そこのカウンターに並木度馨がいるのを確認した。
馨「四季くん。久しぶりだね。」
四「馨さん!久しぶり!」
馨「もしかして真澄隊長探してる?」
四「!…なんで分かるんだ?! 」
馨「ふふ。最近、真澄隊長が楽しそうにしてい
るんだ。」
真「馨ぅ、静かにしろぉ」
四「真澄隊長!」
その声を聞いて四季は振り向く。四季の目はキラキラ輝いていた。四季の好きな人は淀川真澄という偵察部隊の隊長だ。
真澄は四季が練馬に来るというのを聞いて嬉しそうにこの日を待っていたらしい。
これを伝えれば本当に馨が大変なことになる。
四「真澄隊長!会いたかった!」
真「一ノ瀬ぇ、基地に行くぞ」
真澄は四季を安全のために基地に一緒に行く。四季はふと真澄の手を握る。
真「何しやがる」
四「手、繋いじゃダメなのか?」
真「チッ…好きにしろ」
そう言いながらも手を握り返してくれる真澄の優しさにキュンとしてしまう四季。
四季は出来るなら付き合いたいと思っている。でも四季は気づかなかった。真澄も四季を好きなのを。
真「寒くねぇかぁ?」
四「おう!大丈夫!」真澄隊長は?
真「ああ、大丈夫だぁ」
真澄は炎鬼の温かさを感じる。四季は真澄の手の感触を噛み締めながら部屋に辿り着いた。
四季は真澄と一緒にいれることに幸せを感じている。四季は久々の真澄に抱きつく。
四「真澄隊長〜!!」
真「チッ……」
真澄は四季を抱きしめ返す。真澄は四季の隣で話を聞いている。
真「一ノ瀬ぇ、練馬にいることは無陀野は知っ
てんのかぁ?」
四「あ……」
四季は何も伝えずに真澄の元へ来てしまった。今頃、四季探しをしている可能性がある。
真澄は四季を預かってることを無人に伝えるためにむっくんを使った。
真「無陀野ぉ、お前んとこの一ノ瀬は俺のとこ
にいるからなぁ。」
むっくんは無人に伝えに行った。真澄は四季にちゃんと伝えてやれと教える。
真「一ノ瀬ぇ、最初に伝えてやらねぇとダメだ
ろうが」
四「すんませんでした!!」
真澄は四季に報告の大切さを教えてちゃんと理解した四季。
四季は疲れが出て、真澄の膝の上で寝てしまった。
真「一ノ瀬ぇ……寝てやがる」
真澄の着てる上着を四季にかけてあげた。
四季が例え炎鬼の温かさがあっても風邪を引いて欲しくは無いからちゃんとベッドに寝かせる。
真「四季、好きだぞ。……よく寝てんな」
普段、何を考えているか分からないあの表情が四季の前で崩れ、優しい顔つきになる。四季に寝てしまったからそれが見れない。
四季は起きると無人がいた。たぶんむっくんのを聞いて来たんだろう。
無「四季が迷惑かけたな」
真「…一ノ瀬ぇ次来る時は無陀野に言えよぉ」
いつか大人になってそれを裏で聞いてびっくりする四季。 四季が大人になるまで待ってくれる真澄と、その尊さを見守る馨がいるようだ。
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