【⚠太中、中太⚠】
【⚠キャラ崩壊⚠】
⬇必読です
苦手な方はUターンお願いします!
あと文才がないので誤字脱字だらけのと語彙力皆無なので理解できないところがたくさんだと思います…
そこのところはご指摘いただけると幸いです
───ここは、どこだろう。
…現実では無さそうだ。
ならば夢だ。
そんな私の前に1人の男が現れた。
その男が紙を置いて何処かへ消える。
その紙にはこう書いてあった。
『君の───が大変なことになっている。』
意味がわからなかった。
生憎名前は伏せてあるが、誰かの危機を表してるのだろうか。
…でも、そんなのは私に関係ない。
心の中で誓うと目の前が真っ白になった───
・ ・ ・ ・ ・
『助けろ』
ポツンと液晶にうつる3つの文字。
あの夢から目を覚まし、通知音がうるさく開いた画面。
にしても、朝から誰だろうと送り手を見る。
───『中原中也』
そこに表示されてた名前は『中原中也』
そう、元相棒だ。
にしても嫌いな奴に『助けろ』と言われて助けに行く奴がいるだろうか。
…でも、少し心にモヤがかかっている気がする。
この心のモヤを消すために…
自分の、ために。
言い訳もできたとこで、さっさと着替える。
「行ってきます。」
誰もいない静かな空間に囁く。
まだ朝早いため、みんなを起こさないようゆっくり階段を下りる。
少し湿っている空気はとても新鮮に感じた。
足を大きく前に出し、走る。
───自分のために。
ただ、走る。
場所は大量のメッセージの中のひとつに書いてあった。
「待っててね、中也。」
ポツンと独り言を零す。
中也1人を助けるために走ってる私は自分の為と言え馬鹿馬鹿しく思った。
───夢のあのメッセージはこのことを示していたんだろう。
正夢、というものだろうか。
まぁそんなことはどうでもいい。
今は自分自身のために───成すことを成すだけだ。
・ ・ ・ ・ ・
…ここか。
そこは、少し鉄が錆びている倉庫だった。
それよりも、早く急がなきゃ。
彼奴が死ぬ前に。
バンッと大きな音を立て扉を蹴り飛ばす。
「ッ!太宰…」
そこには弱々しい姿になった元相棒がいた。
「中也、待たせたね。」
「あぁ?こんな弱そうな餓鬼が増えたとこでなんも変わんねぇっつぅの。」
───実に腹立たしい。
苛苛する。
別にこんな奴に悪口を言われたっていい。
そんなことより中也をこんな姿にしたことが。
何より苛ついた。
「煩い奴だね…。」
そう一言零す。
「…太宰…此奴、は…強い…ぞ…。」
途切れ途切れに伝えられた注意事項。
そんなの気にしない。
強いから何だ。
…───この心が晴ればなんでもいい。
私は私のために戦う。
ただ、それだけだ。
「お喋りはもういいかぁ?」
「嗚呼、もういい。」
───彼奴の為じゃない。自分の為に。
「んじゃぁ、俺から行かせてもらうよ!!」
そう言葉を放つと同時に奴は異能を放つ。
「異能力───」
その瞬間にノイズがかかる。
異能力ではなく、スピーカーからのようだ。
きっと異能力の詳細がバレないようにするためだろう。
───その瞬間、空間を切られたような感覚だった。
酸素が薄くなり、呼吸がしずらくなった。
───でも、たかが異能力。
私の反異能力「人間失格」で無効化すれば。
「───異能力・人間失格」
青くひかり、其奴の異能力が解けた。
「なっ!馬鹿な…!」
「残念だったね、これでさよならだ。」
「…ッ…太…宰」
そして奴に蹴りを入れようとしたその瞬間───
「…君の負けだね。」
そう言葉を放たれた。
その言葉に動揺し手を離してしまった。
その瞬間、なにかが起きた。
「…───え?」
一瞬何が起きたか分からなかった。
だけど、よく見たらわかった。
───元相棒の…中也、が…
色々な所から血を流し倒れていた。
嗚呼、これは奴の攻撃だ。
なんで見破らなかった、
なんで…考えることができなかった。
あんな「君の負けだ」なんて言葉嘘に決まってるのに。
何故、あんな言葉に動揺したら負けだと…
なんで…なんで、…気付かなかったんだ。
「中也!!」
そう叫ぶ。
だがその言葉は中也には届いてないようだ。
「あああぁぁ”…っ!!!」
私はそのまま我武者羅に奴を殴り続けた。
哀しみに溺れながら。
無論、我武者羅にだったからあたりはしてない。
「はははっ!あんな意地張ってた君の元相棒様は今になっては無様な姿だなぁ!!」
そう奴に笑われる。
きっと、私を挑発させるように言ってるのだろう。
───きっと、本心も含まれてるだろうけど。
その時心にぽつんと穴が空いた気がした
自分が舐められてる気がしたからか?
──────いや、きっと中也を…
馬鹿にされたからだ。
嫌いな奴なのに、でも許せない
苛つく。
殺したい、この手で…やつを、殺したい。
苛つく…嗚呼、苛つく。
───その時、完全に堪忍袋の緒が切れる感覚がした。
「…許さない…」
───そして私は奴が異能を発揮しても全て無効化し、隙をついて殴るを繰り返した。
…許せない。
私が殴り続けてたら其奴は既に気絶していた。
嗚呼、そのまま死んでくれればいいのに。
そんなことより早く中也を運ばなければ。
与謝野さん、起きてるかな…
ってもう出勤時間なのか…
ならみんないるだろう。
そう心で結論を出すと、中也を抱えて探偵社に走って向かった──────
急いで階段を駆け上る。
そして目の前にある武装探偵社とかれたプレートが下がった少し重圧なドアを開ける
「──────与謝野さん!」
大きな声でそう叫ぶ。
私が出勤時間に来ているからだろうか、みんな目を見開いていた。
「…お、おい太宰…」
国木田君が目を見開いて呼びかける。
だが今はそんなことはどうでもいい。
「国木田君、ごめんだけどあとででいいかな」
そうキッパリ断ると与謝野さんに近づく。
「あ、あぁ、なんだい?ってけが人かい…?」
「えぇ、そうです。中也を治療してくれないですか。」
「あ、あぁ。もちろんしないわけが無いだろう。妾に任せな。」
そう与謝野さんが言い、医務室へ中也が運ばれた。
運ばれたことを確認したら自分の怪我を手当する。
頭から少し血を流しただけで、大した怪我では無さそうだ。
手当が終わると、一斉にみんなからの質問が飛び交った。
「太宰さん、なんで中也さんを…?」と賢治君
「太宰さん、怪我大丈夫ですか、?」と谷崎君
「太宰、なんで中原中也といたんだ?」と国木田君
「太宰さん、何があったんですか?」と敦くん
その他のナオミちゃんや、鏡花ちゃんとかからも質問された。
「あぁ…えっとねぇ…」
「…ふふ、ひみつだよ。」
一々質問に答えるのは疲れるため、纏めて答える。
「ひみつとはなん「ま、まぁまぁ」
怒りそうになった国木田くんを敦くんが止める。
「太宰さんは今回人を救ったのですから。そう怒らなくても…」
「…まぁ、それもそうだな。」
“人を救った”…人を…?
私はただ、中也を…
『太宰、それを人を救うと言うんだ。』
ふわっとした声色で誰かが囁く。
───ああ、織田作だ。
織田作、これが人を救うというものかい?
私は…織田作の言う良い人になれたかい?
『ああ…お前もう既に良い人だ。』
その囁きが心に響く。
嗚呼、私は人を救えたのだね。
ありがとう…、織田作
感謝を伝えたところで、眠気が襲った。
そのまま私の意識は落ちた───
コメント
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文ストだ!!! 友達がハマってたけど私も見てみようかな、、、神作品ありがとうございます(´;ω;`)