?…あれ六章で終わりの予定なんだけどな。(作者は考える。)ちょっと厳しいから、七章も作ってみる事にした。
僕はいつも通り自分の部屋(仮)で目を覚ました。少し体に違和感を覚えたが、いつもの体調不良であろう。僕はいつも通りスマホを手に取ろうとした。しかし、そこに僕の荷物は殆ど無かった。あったのは、菊・蘭・百合などの白い花を黒いリボンで結んだ花束。僕は事の重大さに気づき、慌てて鏡を見る。そこにはやはり、誰もいない。僕はショックのあまり、涙すら出なかった。既に自分の使用物は見つかったらしく、警官が親にパソコンを見せている。恐らく、鞄の中にスマホを入れる前、僕は厳重に色んなケースやらなんやらで包んだため、データが残っているようだ。僕はそのデータを見られたくなかった。奪い取ろうとするが勿論取れない。諦めて見ていると、そこには色々な人からメッセージが来ていた。そして、僕はそこでようやく一絞りの雫を垂らした気がする。僕は事故死ということになっているらしい。ようやく色々と片付いて、僕はニュースを見た。今日の天気は九十六パーセントの快晴だった。次に、港で事故死した高校生の話題が出た。僕は気になって更に顔を近づけようとする。その瞬間、体がふわりと浮き、そのままみるみると天に昇って行った。僕は涙をまた少し垂らす。それと同時に小雨が降り出した。まるで天が僕を迎えるかのように。なんか、もう何もかも嫌になった。必死に戻ろうとするが止まらない身体。僕は遂に諦めて、暫く休むことにしたのだった…
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!