ゆしら「…周りには廃墟の建物しかないね…」ゆはら『こんなところに人なんかいるのかな?』
ゆか『はぁ…早く元の世界に戻りたいです…』
くじら『…?皆さん…あれって?』
私はくじらさんが指差す方を見るとゆーてんさんが立っていた。
ゆか『ゆーくん…?何で生きてるの…?私が…殺したはずじゃ…』
ゆしら「…!?ゆ…ゆかさんゆーてんさんを殺したんですか…!?」
ゆはら『ど…どうして?』
くじら『ゆか…さん?』
ゆかさんはどんどんゆーてんさんに近づいていく。
ゆか『あなたは…ゆーくんなんかじゃないよ…』
そう言った途端にゆかさんの頭を触手が貫き、その場で倒れた。
くじら『ゆ…ゆかさん!!しっかりしてくださ…い…?』
ゆしら「どうしたの…?くじらさん…?」
私がゆかさんとくじらさんの方へ駆け寄ると、ゆかさんは口が笑っていた。死んだのに。不気味すぎる。
ゆしら「なんで…笑ってんの…?」
くじら『…そういえばさっきのゆーてんさんは?』
ゆしら「ゆはらさん!危ない!!」
ゆはら『え?』
そのゆーてんさんらしき人はすぐにゆはらさんの目の前まで来た。そしてゆはらさんの目を掴んだ。
ゆはら『うわぁぁーー!!!嫌だ!!死にたくない!!』
(ブチッ)
ゆはらさんの目を引っこ抜き、ゆはらさんの目から血が溢れている。
くじら『いやぁぁぁ!!』
ゆしら「あ…嘘でしょ…」
くじら『早く!逃げましょう!!』
私とくじらさんはその場から急いで逃げていく。そして後ろから声が聴こえた。
「あなたたちはもう逃げられない。絶望を味わえ。」
“早くこの悪夢から覚めたい”