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地雷の方はここで🔙
⚠ご本人様とご関係ありません。
あくまでお名前を借りさせていただいています。
『たばこ』
⚠死ネタ含みます。
こさめside
こさめは彼氏と同棲してた。
でも彼氏の会社は残業が多くて中々一緒にいれなかった。
そのストレスで彼氏はたばこを吸い始めた。
こさめは最初匂いが好きじゃなかったけど。
慣れたらこのたばこが彼氏の匂いになった。
「ねぇらんくん。」
「次の休みっていつ?」
「あー、ごめん」
「わかんないや」
「そっか。分かったら教えて。」
「うん。」
その時から彼氏は少しおかしかった。
くまは酷いし、会話も最低限。
なんか素っ気なかった。
ある日こさめは彼氏にこういった。
「こさめ達って何のために付き合ってるのかな。」
「別れようとか言わないよね、?」
「ううん、そう言うことじゃないけど、」
「なんかふと思ってさ」
「俺はこさめがいなくちゃ何も出来ないから」
「遅刻しちゃうからもう行くね。」
なんでよ。ずっとそばに居てよ。
こんなのこさめが望んでた恋人なんかじゃない。
最初の頃のらんくんはどこに消えたの、?
もうなんでもいいかな。
突然部屋の中で携帯からの電話が鳴り響く。
「はい。どちら様でしょうか」
「こちら雨乃こさめ様の電話で合っておりますでしょうか?」
「はい。雨乃こさめですけど、」
「大変申し上げにくいのですが」
病院からの電話だった。
その後の言葉が心に深く刺さる。
「らんさんが電車の交通事故で息を引き取りました。」
「我々は全力を注ぎましたが、」
え、?らんくんが、?そんな訳ないじゃん。
そう思っていた時にはもう家を飛び出していた。こんなに大雨の中傘もささずに、全力で走っているのはこさめしかいない。
走り続けていたら病院に着いた。
「すみません!らんくんはどこですか!!」
「らん様のご家族でしょうか?」
「恋人です!早く!」
「、、こちらです。」
案内されて、ドアが開かれた。
そこにはもう冷たくて、顔に布が被せられたらんくんがいた。
「嘘でしょ、らんくん」
「なんでよ!!」
「なんでよ!!!」
「まだ恋人らしい事全然出来なかったじゃん。」
「こさめもらんくんがいなくちゃ生きていけないよ」
「ねぇらんくん、、」
その時看護師さんがずぶ濡れなこさめにタオルをくれた。
「こさめさん。これ 」
「え、?」
「らんくんの携帯とたばこと花?」
話を聞いたら、らんくんは今日は午前で上がってこさめと一緒に過ごそうと思ってて
花束を買って帰ってる時に電車の事故が起きて亡くなったらしい。
携帯とたばこと花だけが残っていたらしい。
その時にこさめは涙が止まらなかった。
そう忘れていた。
今日はこさめたちが付き合った日だったね。
ひとまずこさめは家に帰った。
お風呂に入った。
らんくんが亡くなって一日経った。
一晩中泣いて、いつの間にか眠りについてたみたい。
どうしよう。これから。
らんくんがいないと生きていけないよ。
らんくんのたばこの箱が目に入った。
「ゴホッ」
「うぇ。にが」
こんなのらんくんよく吸えたね。
でもこの匂いが心地いいな。
最後にたばこをつけて。
花を近くに置いて。
らんくんに包まれて、
「今行くからね。」
P.S.
最後は最期という意味で、
らんの貰ったもの、匂いに包まれながら
部屋の中でらんを追いかけて自殺をするということです。どちらも心の中では相手のことをとても愛していたということですね。
2026.03.15 赮
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