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rock, paper, scissors
フォロワー300人ありがとうございますSS
カプ要素なしの3人のとある日のお話です。
大森目線ですが、ほぼセリフなので、拝読される際は頑張って脳内妄想よろしくお願いいたします。
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【某スタジオ】
ーPM10時30分ー
大森side
新曲のリハで夕方から俺たち3人はスタジオに缶詰状態。
それぞれ練習に疲れが出始めたそんな中、若井が唐突に
若井「ねえ、ラーメン食べたくない?」
大森「は?」
藤澤「ラーメンかぁ」
大森「ちょ、涼ちゃん、若井を甘やかしちゃダメだって。すぐ調子乗るから」
若井「えーー元貴冷たいっ!!お腹空いたー!腹減ったぁぁぁ!!」
涼ちゃんが肯定ととれる返事をしたから若井が暴走しだした。
こうなると若井は本当にめんどくさい。
大森「……りょぉぉちゃん……」
藤澤「ごめんっ、でも時間が時間だから……ちょっと俺もお腹空いてて……」
確かに涼ちゃんの言う通り、ずっと練習をしていて晩御飯と呼べるものをみんな食べていない。
ゆえにこんな時間だから若井の言う通りお腹が空くのは自然な事。
若井「ほら!涼ちゃんもお腹空いてるって!もーとーきぃーラーメンンンンーっ!」
なんか若井の意見に賛成するのが癪だから無視して俺は涼ちゃんに話しかける。
大森「涼ちゃんは、何食べたい?」
若井「無視やめてー!!」
藤澤「え〜俺は……」
若井「涼ちゃんまでのらないでっ泣」
藤澤「ごめんっごめんっ、俺はラーメンでも全然いいよ」
若井「涼ちゃんっ」
大森「本当涼ちゃんは若井に甘いんだから」
藤澤「元貴は?何か食べたいものある?」
大森「俺は…………ラーメン」
藤澤「だはっ、元貴もラーメンじゃん」
大森「いや、ラーメンって単語聞いたからもう口がラーメンになった」
若井「やったー!!ラーメンっラーメンっ!じゃあじゃあ何系いく?」
大森「しょう油」
藤澤「味噌」
若井「えー!家系でしょ!」
大森「バカか!!こんな時間から家系を食えるわけないだろ!それに涼ちゃんの歳考えろよ」
藤澤「え、元貴……酷くない?」
大森「何いってんの、涼ちゃんの事を考えてだよ」
藤澤「……これは……優しさ?なの?」
大森「うん。そうに決まってんじゃん」
藤澤「……そっか、元貴ありがと!」
大森「いえいえ」
声には出さないけど涼ちゃんがチョロすぎて逆に心配になる。いつか壺や絵画を買ってきたらどうしようかと思う。
若井「えーーそれじゃあどうする?」
藤澤「あっ!公平にジャンケンは?」
若井「いいね!ジャンケンにしよ!」
大森「うわー、若井は絶対勝って欲しくない」
若井「ジャンケンは公平だからな!よーし、出さなきゃ負けよジャンケンポンっ!!」
藤澤 パー
大森 チョキ
若井 パー
大森「しゃっ!!しょう油に決定」
若井「えー」
大森「さっきまで公平だって言ってただろ。負けたやつが文句言うな、連れてかないぞ」
若井「それはいやだっ」
藤澤「ほら、決まったし仲良く行こうよ」
こうして俺たちはジャンケンで勝った俺の好きなしょう油ラーメンを食べにスタジオを出た。
────
───
【都内某ラーメン屋前】
ーPM11時35分ー
「ありがとうございましたー」
若井「いやー美味しかった!お腹いっぱい!」
藤澤「本当美味しかった〜」
大森「しょう油最高」
藤澤「……なんか甘い物食べたくなってきた」
若井「おっ、しょっぱいの次は甘いもの!」
大森「お前さっき腹パンって言ってたじゃん」
若井「甘いものは〜?」
藤澤「別腹!!」
若井「涼ちゃん正解!!」
藤澤「わーい!じゃあプリン!」
若井「えーードーナツでしょ」
大森「……アイス」
藤澤「まーた意見が割れたね」
そう。
また3人の意見が割れた。
この流れは…………多分まただよな……
若井「よーし!ジャンケンだ!今度は負けない!出さなきゃ負けよジャンケンポンっ!」
藤澤 グー
大森 チョキ
若井 チョキ
藤澤「わーい!勝ったー!」
若井「また負けたぁぁ!」
やっぱりジャンケンの流れだった。
今度の勝者は涼ちゃん。
涼ちゃんで良かった……若井のチョイスがラーメンにしろ、ドーナツも濃いから勝ったらどうしようかと俺は内心思ってた。
大森「てかこんな時間だしコンビニしか無くない?」
藤澤「最近のコンビニスイーツ美味しいし、種類豊富だからコンビニで大丈夫」
若井「じゃあ我らのロー〇ンに行きますか」
大森「我らなんて烏滸がましいわ!こっちがめちゃくちゃお世話になってんだよ!!」
────
──
【某スタジオ】
ーPM11時55分ー
若井「たっだいまー!!」
大森「誰も居ないけど声デカすぎ」
藤澤「まあまあ、とりあえずプリン食べようよ」
涼ちゃんは俺と若井より、ただただ早くプリン食べたくて、既に袋からプリンを取り出し机に並べていた。
藤澤「それじゃあ」
大森若井藤澤「いただきまーす」
俺らは三者三様のプリンを購入した。
イタリアンプリン、とろけるプリン、プッチンプリン。
藤澤「ん〜っ」
大森「うっまっ」
若井「うめぇー」
大森「涼ちゃん、ひと口ちょうだい」
藤澤「あ、いいよー、元貴のも頂戴」
若井「俺も俺も!」
・
・
・
若井「今度こそお腹いっぱい……」
藤澤「本当にねー」
俺もお腹いっぱいだが、ある事に気が付いた。
大森「……ねえふたりとも」
若井「どうした?急にかしこまって」
大森「この後…………練習の続き出来る?」
若井「……」
藤澤「……」
大森「……もう満足したし…………帰る?」
若井「異議なし!!」
藤澤「異議なし!!」
大森「そうと決まれば……片付けよ!」
こうして俺たちは続きの練習をせずに、片付けをしてスタジオを後にした。
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──
【都内某所】
ーAM0時18分ー
藤澤「たまにはこんな日もあってもいいよね」
若井「そうそう、俺らだって休息は必要!……あーーー!!」
大森「うるさ、お前外なんだから静かにしろよ」
若井「俺……今日ジャンケンに勝ってない……」
大森「2回しかしてないんだから誰か一人はそうなるだろ、それが若井ってだけで」
藤澤「うんうん」
若井「俺もジャンケン勝ちたい!…………よし!アレでジャンケンしよ」
大森「お前子供かよ」
藤澤「うわー懐かし」
若井「だろ?やろやろ!」
大森「えー恥ずいって」
若井「大丈夫だってこんな時間なんだから」
大森「若井ひとりでやれよ」
若井「ひとりじゃ出来ないだろ!」
藤澤「ひとりで笑」
若井「ほらっ、……出さなきゃ負けよジャンケン…………」
最後に俺たちがやったのは年甲斐もなくジャンケングリコ。
これが以外と楽しかった。
ちなみに
誰が最後だったかは
言わなくても分かるよね?
end.
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フォローしてくださってる方が300人って事で何かしたいなと思ってて、リクエストに3人のほのぼの系を書いて欲しいと言ってくださったのもあり、書きました。
ですが全然ほのぼのじゃなく、わちゃわちゃのギャグになってしまいました……笑
私の駄文をいつも拝読ありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。
2025.6. 25 kurara
コメント
6件
わぁぁ〜〜〜最高…!!! 3人の会話がもう本当にご本人すぎて…!!会話の解像度の高さにいつも驚かされてます…… ずっと3人で楽しくわちゃわちゃしてて欲しいですね本当に……くららさんが書く平和なほのぼのストーリー大好き……
うわ〜〜!!最高です🎵🎵 仲良しなわちゃわちゃしてる3人良すぎます🙂↕️ 💙さん末っ子感溢れてる感じがしてとてもすきです…💖 グリコ懐かしい〜〜!!!笑笑笑 最下位……💛さんと思わせて💙さんを期待します👊🏻 めちゃくちゃ最高ですほんとにありがとうございました🥹🥹
このわちゃわちゃ感…たまりません🫠 大親友飛び越えて兄弟みたいな3人… でもお仕事になると化ける3人…。 やっぱり好きです💕 1番最後は…最年長さんかな🤭