テラーノベル
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家に帰った僕とお兄ちゃん
お母さんは僕を叩こうとしてくる
少し怖くて目を瞑っていた
けど痛みはこなかった
桃「った…」
目を開けてみると僕の前にはお兄ちゃんがいた
庇ってくれたの?
赫「お兄ちゃんッ…」
母「ないこ、なんでりうらを庇うの?りうらはあんたに比べて出来損ないよ」
桃「りうらが…出来損ないだって?」
母「そうよ。テストの点数悪いし運動神経も悪い」
桃「…りうらの何が分かんだよ」
赫「お兄ちゃん、いいよ、?」
桃「よくない。りうらは誰も見えないところで努力してんのにその努力を水の泡にして」
りうらをバカにするなら
”許さない”
お兄ちゃんの目は狂気に満ちていた
赫「お兄ちゃんいいから!僕は大丈夫だよ、」
桃「いつも”大丈夫”っていいながら無理してるんでしょ?!」
赫「ぃゃ、違っ…」
桃「いっつも無理するから心配なんだよ!」
お兄ちゃんは僕の胸ぐらを掴んで叫んだ
赫「ごめんなさッポロ…」
怖くて泣いた
桃「ッ…ごめん」
ゆっくり胸ぐらを離すお兄ちゃん
赫「ありがと、僕のために怒ってくれて」
桃「いいんだよ。ちょっと興奮しすぎちゃったみたいだね。ごめん」
赫「謝らなくていいよ」
母「あら、ごめんなさいね。りうら」
赫「いいよ」
こうして小学生の間は平和”だった”
𝐍𝐞𝐱𝐭······▸
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