閲覧ありがとうございます!
⚔️がクズです!本当に。
妊娠してる人のお腹を足で踏んで流…させるのが書きたかったんですけど上手くいきませんでした!!!!!!!!!(そういうときも、ある。)
設定がガバです
一瞬行為シーンがあるのでr15?18です
※⚔️が上、未成年
※男の妊娠があります!(🦊)
※無理やり表現有
🦊…「」
⚔️…『』
「た、だいまー……………ふぅ」
パチリと電気のスイッチを押して、奥の部屋に誰もいないことを確認する。
良かった、もう寝てたみたい。
安堵の息を吐く。
脱いだ靴を揃えて綺麗に並べた。
オレの彼氏、刀也さんが決めるルールはありえないくらい厳しい。
束縛が強いのは別に構わないけど、たまに破っちゃうとお仕置が待ってるのが辛い。
だから今日門限を破ってしまったと気づいた時はダラダラと冷や汗が止まらなかった。
…けど、もうこんなに遅い時間。絶賛成長期の彼は大分前に眠くなっているだろう、多分。
「ぁー、とやさん起きてなくてよかっ」
『誰が起きてなくてよかったですって?』
「ぇ」
訪れた一瞬の静寂に、息を吸う音が聞こえる。
嘘、嘘、嘘だろ?起きていたなんて。
物音1つしなかったから気づかなかった、いや、それよりも。
『ねえガクくん』
『次、もう1回門限破ったら、いつもよりキツいお仕置って言ったよね?』
まずい、本当に、ダメ、嫌、どうしよう。
謝れば許してくれるか?でも今の彼はそこまで優しくない、絶対。
好きなもので釣れるほど幼稚じゃないし、次は絶対守るって口約束も信じてくれないだろう。
どうしよう、オレがわるい、悪い、けど。
ぎゅっと体の中の内臓が全部掴まれたようにキリキリと痛くなって、悲鳴をあげそうになるのを堪える。
『なんで返事しないの?僕が喋ってるっていうのに…』
「…」
これからの事を考えたら恐怖で声が出ない。
目の前がぐらぐらと揺れて、刀也さんの目を見ることが出来ない。頭が痛い。どうして。
「……ッごめ、なさ…」
『ごめんじゃないでしょ…ッ』
強い苛立ちと怒りを含んだ声。
黒く濁った翡翠色に見つめられる。
「ァあ゛!?!?!?!」
弾けるように飛び出す悲鳴。
蹴られた腹がじくじくとありえないほど痛い。
強い力に押されて床に座り込んでしまって、持っていたバッグからバラバラと中身が雪崩落ちる。
『…何これ…手紙?』
「………ぁ、と、大学の…子から…」
『ふぅん』
手紙なんて今時古、そう冷たく付け加えて目の前でビリビリに破られる。
赤く頬を染めた…誰だったか、同じ学科の子に俯きがちに渡されたそれ。おまけに何か言われた気がするが覚えていない。
まだ中は読んでいないけれど、白い封筒に赤いハートのシール、きっとオレへの好意が綴られているんだろう。
少女漫画に出てきそうなその手紙が紙くずになったのを見て彼はくすりと年相応の笑顔を見せた。
『ガクくん、この中読んだ?』
「よ、んでない…けど…」
『だよねー♡ガクくん僕のこと好きだもんね?僕以外のことなんてどうでもいいんだもんね』
愉しげに言う彼を見つめる。
オレは、刀也さんのこと、好き__本当に?
前の優しい刀也さんが好きだった、だけど今は。
…変わってしまった目の前の彼を、心から好きだと言えるだろうか?
-バチン。
じわじわと痛みが広がる。
叩かれた頬が熱い。
『なんですぐに返事出来ないの?ガクくん、僕のこと好きだよね?』
「…もちろん…好き、だよ」
『あははー♡じゃ、ガクくん、セックスしよっか』
は?
彼の言っていることが上手く飲み込めない。
今なんて言った?
「…な、なに、ぇ…?」
『怖いの?大丈夫、優しく…はしないけど。ガクくん、はじめてだもんね?今まで嫌がってたしさ。男に挿れられるの…あ、女の子ともしたことないかーwじゃあもう一生女の子抱けない体にしてあげる』
「……!!!それだけは、やめ、!!!!」
『なんて?聞こえなーい、ほら脱いでよ』
お仕置はやーめたっ、と悪戯を思いついた子供のように笑うキミが、この世の何より恐ろしい。
*
「ぉ゛、っ??♡♡ぁ、っあ、ぉ、♡♡」
脳内に痛みと快感が侵食してくる。
もう何も考えられない。否、考えたくない。
いれられた部分はぎちぎちと痛くて、でも体は正直に感じてしまう。
嫌だったのに、痛いのに、なんで、なんでこんなこと、してるんだろう。どうして。
『アハ、がくくん、男とのセックスすきなんだー♡』
小馬鹿にするように言われる。
『もしかして今まで他の男ともしてたんじゃないの』
違う、そんなわけない。
答えたくても、口から漏れ出るのは甘い嬌声のみ。
なんで、なんでなんでなんで。何度問うてもわからない。誰に問うているのかも。
なんで彼は変わってしまったの、なんで今こんなことしてるの、聞きたいこと、山ほどあるのに。答えが得られることは、一生ないんだろう。
『がくくん、ぁー…中、出すね』
「む゛り、ぁっ、やめ、ぅ〜〜〜〜、っ♡♡」
『無理じゃなくていいよでしょ、ん…ぁ、出る、』
「…あ゛、………♡♡♡♡」
腹の中のどこかがやけに熱い。
そういえば、最近、男でも妊娠する可能性があるとか何とか言っていたような……。
薄れゆく意識の中、絶望と快楽に塗れたまま気づけば眠っていた。
*
それから数週間後、やけに身体中が痛いことに異変を感じる。
あれ以来ルールは破っていないし、怒らせるようなことだってしていない。
腰痛に頭痛、情緒不安定。これらを特に感じる。かといって誰かに当たることも出来ないし、日々募る痛みとストレスに押し潰されそうだ。
あまりの痛みに耐えかねて、インターネットで調べてみることにした。
最近の症状を打ち込み、検索をかける。
…まさか。
「…とうやさん」
『?どうしたんですか?ガクくん』
「………っ、あのな、…できちゃった、かも」
『……この前の。……今は男でも妊娠する時代とか言うもんね、そっかー…。』
小さく俯いて悩むポーズをとる。
その表情を伺うことはできない。
きっと彼は真面目に考えてくれているのだろう。
大丈夫、男二人でも子供一人くらいきちんと育てられる。お金だって十分に余裕があるし…。
あるはずの未来を考えていた矢先、彼がいつになく優しい声と顔になる。
口を開いた。
『じゃ、堕ろそっか』
僕たちの生活には貴方と僕以外要らないんだから。
そう言って足を振り上げ、下ろした先は。
あの日と同じ痛みが、腹にじんわりと伝わって……