バタッ

壬氏)猫猫？大丈夫か、なにか落とし__

壬氏)？！

壬氏)猫猫っ！猫猫っ！！

高順)壬氏さま！どうなさいましたか！！

壬氏)高順、！猫猫が倒れた…すぐに医官を呼んでくれ！！

高順)急いで呼んできます

壬氏)頼む…

壬氏)猫猫、猫猫しっかりしろ

水蓮)坊ちゃん、もしかしたらいけないからあまり揺らさないで

壬氏)わかった…

水蓮)名前は呼び続けてあげましょう

水蓮)小猫、聞こえるかしら？小猫

壬氏)猫猫、！しっかりするんだ…

羅門)しばらく安静にさせてください

穏やかな口調で言うのは猫猫の養父、羅門だ

優秀な医官がおらず、またこの後宮に戻ってきていた

羅門)月の君、少し席を外していただけますか？

壬氏)あぁ、構わん

羅門)ありがとうございます

羅門)水蓮さま、実は__

水蓮)…本当に？

羅門)まだ確信とまではいきませんがおそらく

水蓮)小猫…本当なの？

猫猫)はい

羅門)そして月の君にはまだ伝えない方が猫猫のためでしょう

羅門)過保護が更に過保護になりますから…

水蓮)そうね…笑

羅門)では今日のところはこの辺で失礼します

水蓮)ありがとうございました

羅門)猫猫、身体を大事にね

猫猫)うん

水蓮)さ、夕餉の準備をしましょ

水蓮)小猫は休んでいてね

猫猫)すみません…ありがとうございます

水蓮)坊ちゃん、夕餉ですよ

壬氏)今行く

水蓮)小猫ももうお待ちですよ

壬氏)そうか

壬氏)疲労だと言っていたな

壬氏)しばらくは猫猫には休んでもらうとしよう

水蓮)それがいいですね、小猫にもお伝えください

壬氏)あぁ、そのつもりだ

猫猫)ごきげんよう、壬氏さま

壬氏)猫猫、身体は大丈夫か？

猫猫)はい、昼よりだいぶ楽です

壬氏)そうか、ならよかった

壬氏)医官は疲労だと言っていたな

猫猫)はい

壬氏)しばらくは猫猫の仕事を減らそうと思う

猫猫)そんな気を使わなくても…

壬氏)いや、俺が心配なんだ

猫猫)そうですか？ではお言葉に甘えて

壬氏)あぁ

壬氏)…猫猫、自分で食べれるか？

猫猫)それくらい自分でできます

壬氏)そうか…

猫猫)…まさか食べさせてあげようなんて考えてないですよね…？

壬氏)いや〜うん、水蓮、今日の夕餉もうまいな

猫猫)壬氏さま？？

壬氏)( ˆ꒳​ˆ; )

猫猫)図星ですか？

壬氏)( ˆ꒳​ˆ; )

猫猫)図星ですね

壬氏)…すまん

猫猫)大丈夫です

高順)(小猫は壬氏さまの扱い方をよく分かっている…)

水蓮)(さすが小猫だわ)