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「ここが魔王城か…ん?あそこに人の集団がいる…? 」
そこへと駆けつけて行った。
「あのー大丈夫ですかー?」
「ん?君は?魔王討伐隊の人かね?」
「え、あ、いえ違いますけど…」
「旅の者かね!?こんな所まで!?」
「あぁ、はい。魔王を倒しに…」
「たった一人でか!?」
「誰も来ないので…」
「なら…うちの部隊に入るか?今から魔王討伐に行くのだ。ここの全員でな。」
ざっと100人ぐらいだろうか、かなりの人数がいる。
「ここの人、全員魔王を倒しに行きたい人なんですか?」
「あぁ!そうだ。みんな同じ意志を持っている。どうだ、入るか?」
「じゃぁ…入らせてもらいます。」
「ようこそ!魔王討伐隊へ!」
「あ、ひとつ質問何ですけど、魔王討伐に行ってから何日経ってますか?」
「ん?あぁ2ヶ月って所だな?」
あぁ…多分この人達行方不明って言われてるところだ…
「あの…ちょっと前に街に居たんですけど…行方不明だ。って討伐隊の人を心配してましたよ…」
「ん?あぁ!そうなのか!ハッハッ。すまないな。少し準備に手間がかかってしまってな。」
「準備?何を準備するんですか?」
「魔王城に入る前に魔物が大量に居るんだ。そこを突破する計画や素材などを今成し遂げたところだ。お前は運が良いな。今から魔王城に入るところだ。」
「なるほど。だから何ですね…」
集団で一気に魔王城へと攻め込んで行った。
戦士や剣士は前衛部隊に。
魔法使いや僧侶は後衛部隊にへと陣営を組み替えて行った。
「あ!おい!ネマじゃねぇか!またまた奇遇だな!」
「え!?シンくん?何でここに!?」
「お前こそ何でここにいんだよ!」
「あれ!?その声って?もしかしてネマとシン?」
「おいおい!全員揃ってるのかよ!」
「みんな気持ちはやっぱり同じなんだね!」
「あぁ!そうだな!」
「仇は打たないとね!」
前触れもなくやってくるみんなとの再開。
こんな奇跡が起こるんだなって改めて実感した。
そして魔王城入口に来た。
「うおおおお!蹴散らせええぇ!!」
うおおおお!
盛大な声とともに魔物が彼方空へとぶっ飛んでいく。地震でもあるかのように大地が震え上がる。
「前衛と後衛半分は魔王城内部へ侵入だーっ!着いてこーい!」
とうとう魔王城内部へと侵入した。
「お前ら!こんな所でくたばっちまったら!いい死に方出来ねぇぞぉ!」
「ここからは少人数グループで行動だ!城内を走り回れ!」
「よし!シンくんとレイ!行くよ!」
「もう行く宛は決めてあるんだ!」
「どこだよ?」
「そんな直ぐに分かるの?」
「ここの真上さ。」
「隠しきれてない魔素を感じる。まるで僕だけが感じ取れるような魔素の放出だよ。」
「俺は何も感じねぇ…」
「私も…」
「僕たちを誘ってるんだ…」
「今日が僕らの最終試験だ!」
「最終試験ぽいな!」
「怖くなってきたかもーっ!」
階段を駆け上がり上の階層へとやってきた。
「また会ったな。今度は容赦しないぞ。」
「こっちもだ。」
「おい!魔王が居たぞ!全員でかかれーっ!」
「おい!お前ら待て!急に行くな!何されるか分からねぇんだぞ!」
スッ…
「え…」
突然さっきまで特攻していた人が消えた。
「おいおい…どういう事だこれは..!?」
「単なる魔法さ。フフフ….」
「不用意に近づいたら一巻の終わりって事だね…」
「単なる魔法つったって…何の魔法だよ..!?」
「多分特殊魔法には違いないよ..でも性質が分からない…」
「来ないならこちらから行かせてもらうぞ..!」
「3人で別れて行動だ!全力で走れ!逃げるよ!」
「戦うんじゃないのかよ!?」
「魔法も分からないのに無闇に戦えないよ!しかも見たでしょ!シンくんも!人が消えてしまう魔法!」
「あの不思議なのは魔法に違いはないわ。魔素が薄らだけど見えたの!」
「一旦別れるよ!」
「フン。別々か。しかし狙いはお前だ!シン!」
「げっ!マジかよ!!」
「シンくん逃げ切って!」
「レイと僕は一旦合流しよう。」
「うん。シン、大丈夫かな。追いかける…?」
「追いかけてみよう…出来ればシンくんを助ける目的で…」
「あれ…シン、どこ行ったの?」
「探知も反応がない…結構遠くに行っちゃった…か、魔法に…」
「多分遠くに行ってるんだよ。うん..。」
一方シンは…
「ここら辺でいいか…?」
「あぁ、ここにしようか。久しぶりだな。シン。」
「俺はお前とはあまり気が向かないな。」
「まぁそう怒るな。仲間を殺され怒りに満ちているのは分かるぞ。」
「それで….あの頃から考え方は変わったか…?」
「…」
「いたよ!シンくんが!」
「え!ホント!?」
「お、お前ら何してんだよ!さっさと逃げろ!」
「シンくんが今魔王に襲われようとしてるよ!早く助けないと!」
ズバッ
2人の頭が取れた。
「う…うあああぁぁ!!ネマ!レイ!!」
「断ると言うのなら…次はこれだ。」
どうやら幻だったようだ。幻を見せる魔法だろう。一瞬だけ、心の中で何かが切れたような感じがした。
「ハァ…ハァ….それでも…お前の案には乗らない!今ここで倒す!」
「あ!シンがいたよ!ネマ!」
「ッチ。あぁ、そうだな。丁度いい。」
「やめろ!ネマ!来るなぁ!」
「えっ。」
「ネマの目の前に黒い霧のようなものが見えた。」
「ネマぁぁぁ!! 」