テラーノベル
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※R18を相互に切り替えるのがいいのか、tt受け以外が含まれる場合は相互で投稿するのがいいのか…どっちもなのか…悩み中(呟くところが無いからって冒頭を使うのよくないですねスミマセン…)
OKOGAMA-Cが悪事を働いていると連絡が入り、Oriensは出動。
その先にはDyticaの皆もいて、結果的に合同での対応となった。
OKOGAMA-Cはくだらないイタズラを繰り返すだけではなく、時々マジでやばいことをやらかそうとする敵組織だから気が抜けない。
拠点の場所を数か所に絞った俺たちは、数人に分かれて強襲をかけることにした。
俺はるべ君とロウ君と三人で行動中だ。
星 導「よく分からないけど、今回はなんだか嫌な予感がするんですよね」
小 柳「よく分からないって何だよ。適当だな」
星 導「よく分からないは分からないんだよ。何で分からないかな」
小 柳「はぁ?」
佐 伯「はいはい!はーい!よく分からないけど警戒しながら進もうね!!」
こういう時でも変わらないんだから!いやそこが良いところだよね!
止めても止めても度々「は?」の空気になる二人を宥めながら走り続けると…
いかにも…な施設に辿り着いたわけなんですね。
出払っているのかやけに静かな内部を歩いていれば、資料室のようなところに出る。
そこには『呪い』に関することが沢山書かれていた。
佐 伯「………呪い」
小 柳「…イッテツの呪いに関する資料も見つかるんじゃねぇか?」
星 導「可能性はありますよね」
試しに一枚手に取ってみれば、そこには解呪方法も記載されていた。
佐 伯「…呪いが、解けるかも…しれない?」
正直、今更?な感じはしなくもない。
ないけど…きっと呪いを解くことができたら、リト君たちは喜んでくれるんだろうな。
もう同級生に置いて行かれることも無くなるし、一緒に歳をとることができるようになる。
佐 伯「あの……」
と言ったところで言葉を止める。
自分のために少しだけ探し物をさせてほしいなんて口が裂けても言えないだろ。
今はヒーローとして正しいことを選択するべきだ。
佐 伯「…とりあえず今は前に」
小 柳「少しくらいなら大丈夫だろ」
星 導「この先に大物がいた場合、何かあればこの部屋にも影響が出るかもしれないしね」
佐 伯「え…」
小 柳「ヒーローとしての活動だって大事だが、お前のことだって大事なんだよ」
星 導「自分の心を殺してまでヒーローしなくても良いと思いますよ」
そう言って二人は別々の資料棚を漁り始めた。
探し物をさせてもらうどころか、二人の手まで借りてしまうことになっちゃったな…。
いや、でも二人は俺のことを気遣ってくれているわけだし、素直に甘えておかないと逆に失礼になっちゃうよね。
佐 伯「…ありがとう、るべ君。ロウ君」
俺は二人にお礼を言って、二人とは別の棚を漁り始めた。
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佐 伯「まぁ、そうだよね」
結果は見つからなかった。
正直、見つからなかったことよりも、二人に無駄な時間を付き合わせてしまったことへの後悔の方がでかい。
佐 伯「本当にごめんね二人とも!でも、ありがとう!」
小 柳「こんだけあって見つからないとはな…」
星 導「まぁ、この世にはここにある以上の数の呪いがあるだろうし…無いとしても不思議じゃないか」
俺が付き合わせてしまっただけなのに、二人は申し訳なさそうな顔で首を横に振る。
そんな顔をさせたいわけじゃなかったのになぁ…。
でも、探し物は無くてもここにある資料はとても貴重だ。
今後、資料の中にある呪いに困っている人が見つかった時に助けてあげることができるかもしれないんだから。
俺は二人に無理を言って、ここにある資料を全て持ち帰らせてもらうことにした。
OKOGAMA-Cに感づかれて燃やされたりとか何かされても困るしね。
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資料を全てまとめた辺りでマナ君から連絡が来た。
どうやら本命はマナ君たちが向かった場所らしく、偶然近くを捜索していたウェン君たちと合流して倒したらしい。
伊 波『分かれる前に決めた場所で合流だけど、残党が残ってるかもしれないから気を付けるんだよ』
佐 伯「うん!ライ君たちも気を付けてね!」
赤 城『任せときなー?全部蹴散らして向かうから!』
叢 雲『調子乗って痛い目見んようにな』
小 柳「それな?」
無線越しにわいわいと騒ぐ俺たち。
あぁ、皆が無事で本当に良かったなぁ…なんて思いながら施設を出る準備をする。
佐 伯「お手柄なのはマナ君たちだけど、俺たちも大手柄だよね!」
小 柳「めちゃくちゃ褒められるだろうな」
星 導「何かご褒美つけてもらえたらもっと嬉しいけどね」
小 柳「それは……無理か?」
佐 伯「いやいや粘ればワンチャンあるかもよ!?」
勝利が確定した後の、この多少ふざけても良い時間が俺は好きだ。
リト君たちに合流したら、このノリを一緒にやってもらおう。
佐 伯「じゃあ行こっか!」
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そう言って笑い、背中を向けて歩き出すイッテツ。
俺と星導はそれをジッと見つめる。
小 柳「俺はお前と同じ考えだから何も言わない」
星 導「あれ、バレてました?」
小 柳「イッテツは気付いてなさそうだけど」
俺の言葉に、星導はとあるものを取り出す。
イッテツは知らない。
実は探し物は見つかっていたのだということを。
星導が取り出したものはまさに、イッテツの呪いに関する資料だった。
星 導「解呪なんてしたら、イッテツが歳をとってしまうから」
小 柳「そうだな」
星 導「俺たちと一緒に遠い未来を歩んでくれなくなるから」
小 柳「そうだな」
星 導「そんなこと、俺は許せないから」
目の前で少しずつ燃えて消えていく資料をジッと見つめる。
小 柳「そうだな」
イッテツが『普通』に戻るための手段が消えていく。
なぁイッテツ。
俺たちがこんなことしてると知ったら、お前はどんな反応を見せるんだろうな。
知らないよな。
俺と星導が、お前にこんな歪んだ愛情を向けていることなんて。
あとから見つかることを恐れたから時間をとって探したことなんて。
見つかれば、最初から処分するつもりでいたなんて。
佐 伯「あれ?どうしたの二人とも?」
お前を『普通』に戻す気なんて、さらさら無くて。
俺たちと一緒に永い時間を過ごしてもらおうと考えているなんて。
小 柳「残党がいたから倒してたんだよ」
佐 伯「えっ!?俺全然気付かなかったんですけど!?」
星 導「まだまだ、だね。イッテツ」
佐 伯「リ、リト君たちには内緒でお願いします!!」
何も知らないお前は、俺たちに笑いかける。
星 導「『俺たちの平穏』を脅かそうとするなんて本当に許せないよね」
佐 伯「それはそう!俺も同じ気持ちだよ、るべ君!!」
何も気付かないお前は、別の方向に想いを向ける。
星 導「本当?嬉しいな」
なぁイッテツ。
こんなのあいつらと俺たち、どっちがお前の敵か分かんないな。
小 柳「んじゃ、帰るか」
佐 伯「うん!」
これからもずっと一緒に生きていこうな。
コメント
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モンモさん、読ませていただきました! いやもう、ラストのどんでん返しがすごすぎて声が出ました…。るべ君とロウ君、最初は本当にいい仲間だと思ってたのに、まさかこんな形でイッテツを「普通」に戻したくないっていう歪んだ愛情を抱えてるなんて。「俺たちの平穏」を脅かす者というタイトルの意味がラストでガラッと変わる感じ、ゾクゾクしました。イッテツが何も気づかずに笑顔で「同じ気持ちだよ」って言っちゃうシーン、切なすぎます…。続きが気になりすぎます!