テラーノベル
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「おれとずーっといっしょにいるっていったもんね?」
「ごめんなさい、ごめんなさい……」
ただ泣くことしかできない僕には、元貴のことなど何も理解できなかった。
「僕はクズなんだよ」
それが元貴の口癖だった。
元貴は全然クズなんかじゃないのに
そう思っていた俺は、あの日から元貴が怖くなってしまった。
「ねぇ、若井、誰とも話さないでよ。 俺以外と話してるとかもう吐き気がする、
若井は俺のことわかってくれるよね? 大好きだもんね?愛してるもんね」
「もとき、…?どうしたの、…?」
急に元貴がそんな事を言いだした。
俺は突然のことで驚き、何も言えなかった。
でも、元貴、とかそんなことしか言わない僕に痺れを切らしたのか元貴は俺に殴りかかってきた。
「いっ、た ……ッ」
「んねぇ、若井はわかってくれるよね。ごめんね。僕はクズだからさ。」
そこで初めて、俺は元貴の口癖に心底恐怖した 。
「わかってる……わかってるよ、ッ………」
半強制的に発せられたこの言葉は俺たちを強く繋ぎ止めることとなった。
「うん、だいすきだよ、若井」
抱きしめられたぬくもりが、怖くて。でも温かくて
何が何だか分からないけど、今目の前にいる元貴を俺も強く抱き返した。
いやいやわからない。
書いてるこっちもわからない
救われない系ってなんだかんだ言って初めてですかね
僕は甘いので、笑笑
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