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【里津】「あ…龍星…おはよう」
【龍星】「嗚呼…おはよう」
いつもより様子がおかしくて、聞いてみたいが正直気まずくて聞くことすら出来なかったし、話しかけること出来なかった。
【里津】(どうしよう…話す話題がないな…)
【龍星:里津】『あのさ…』
【里津】「あっ…いや…先にどうぞ…」
【龍星】「………結局…優はお前のこと好きだったのか…?」
【里津】「……えっ?」
龍星の様子がおかしいとは思ってはいたが、俺が思うおかしいとはまたちょっと違っていた。
龍星が抱えている気持ちはおそらく嫉妬心だ。
【里津】「あぁ…そうだな…」
【龍星】「そうか…よかったな…」
【里津】「おいっ!どこに……」
【女子】「龍星〜あそぼ〜♡」
【龍星】「おう、今行く」
やはり噂は本当だったのかもしれない…。女遊びをよくする…なんて…俺は信じてなかった…。でも…今は正直絶望より信頼を失ったのが大きい…。誰か…この傷を癒してくれないのだろうか…。
【優】「里津〜!おは…よ……どうした?」
【里津】「えっ…?あ……いや…ほっといてくれないか?」
【優】「わ…わかった…何かあればいつでも相談しろよ」
【里津】「おう…」
親友に心配させるなんて…なんて最低なのかと何度か考え直していたが、やはり龍星のことは頭から離れなかった…。
【里津】「龍星……」
わからない…俺は誰が好きなんだろうか…。
昨日は優と一夜を共にして幸せだったのにも関わらず龍星のことを考える。
【優】「お前授業サボってんじゃねえぞ……おかげで探す羽目に……えっ…?どうした…?涙流して…」
【里津】「えっ…あ…いや……別に」
【優】「龍星のことだろ?お前は見栄張りすぎだし我慢のし過ぎなんだよ」
【里津】「………(泣)」
【優】「これはさ…俺のあくまで憶測だけどっ…お前は俺より龍星の方が好きなんじゃないの?」
【里津】「そんなっ…!」
【優】「ん…?お世辞だったら許さねぇよ?」
【里津】「っ……!いや……まだ…わからねぇよ…」
もう、気持ちの整理が追いつかねえし…みっともない姿を親友に見せている気がしてもう、わからない…。
チュッ
【里津】「えっ…/////」
【優】「ゆっくりでいい…頭の整理が終わったら教室に戻ってこいよ」
【里津】「あり…がと…/////」
それから何分か考えてとにかく龍星のところに向かうことにしたが探しても龍星の姿がなく最後は体育館裏にある倉庫を開けようとしたが…。
「あんっ…/////いいっ……もっと♡」
【里津】(駄目だ……アイツに期待はしてはいけないんだ…)
倉庫には肌と肌がぶつけ合う音、女性の喘ぎ声、吐息、いやらしい音がひたすら響きそれが耳に入る…。
【里津】「助けてくれ…(泣)」
俺はその場で経ち崩れて泣くことしかできなかった…。