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15年前。 組織。 狂唖。
「千代子さ〜ん!!」俺はそうキャンピングカーの中にいる千代子さんに手を振った。「あら、狂唖」「おはよ〜南ちゃん〜」「き、きょうあ〜」俺は千代子さんの娘、南ちゃんにも手を振った。「ハハッwwまた抜け出しかい??」「まぁ、、ww」3年前、、竹口さんは東京に転勤になり千代子さんと娘の南ちゃんだけがこの組織に残った「また咲久かい??」「だって咲久と話が合わなくて、、「狂唖!!ゴラァ!!」「うわ、、来た、、それじゃ」「アイヨ〜ww」俺は隠れるように咲久から逃げた。翠がいなくなって3年、、梵、、咲久、、俺、、養成は俺達3人だけだった、、田舎の組織だったから人数毎年少なかった、、
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養成室。
「え、、大速力小我太??」俺は梵に聞き返した。「あぁ、、大速力の子供が見つかったんだよ、、コレ」「子供じゃん、、」「綺麗な子だ〜養成に入れるの??」俺はそう2人に聞いた。「え」「、、??何??」「大速力は見つかり次第殺す事になってるんだよ」「え」「生きてられると困るからな、、」そう咲久は言った。「、、は??なにそれ、、コイツは何もしてねぇじゃん!!」「危険なんだよ!!お前は黙ってろ!!」「、、、、」
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寝室。
「咲久の両親は昔大速力の当主、、大速力夜我太(よがた)に殺されたんだよ、、あんな熱くなるのは無理ないよ、、」「だからって無罪の子供を殺す事ねぇじゃん、、」俺はそう隣にいる梵に言った。「、、俺達で助けるか??」「へ??」「いやね、、俺もちょっと可愛いと思って」「、、何その理由、、俺たちで大速力を生かすよう専務に交渉するって事??」「おう!!」「、、流石梵だな〜!!え!!作戦どうする!!」「えっと、まずは俺が大速力に近づいて〜、、」梵が大速力(小我太)に近づいて、距離を縮め、、組織の人に良い奴だとわかってもらう、、小我太は血種だから外種の俺が近づくとダメらしい、、梵となら上手くいく、、無実の子供が殺されるなんて有り得ない、、
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今となればそれが間違いだった。
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数ヶ月後。 地下牢。
「梵!!」「、、っ、、!!」俺は勢いよく梵の頬を殴った。「どう言う事だよ!?何で小我太が捕まってる!!」「、、殺しはしないよ、、でも両親は殺す、、女は俺が、男はアイツ(おがた)自身に殺させる、、」「、、は??」、、何それ、、親を殺すって、、それじゃあまるで、、「お前とお揃いだな」「、、皮肉か、、」俺は梵を睨みつけた。「、、狂唖、、アイツと過ごしてわかった、、アイツは死ぬべきだ」「、、何で、、梵はそんな奴じゃなかったじゃん、、」いつも、、笑って、、「、、、、」ピリッ!!すると梵は俺の肩に少し触れた。「、、!?痛っ!!」「お前の能魔少し預かるぞ、、」「え、、あ」まさか、、俺の能魔を奪ったのか、、「梵!!待って!!小我太を今すぐ逃がせ!!」「、、無理だった、、しつこいな、、」「、、もしかして、、専務の命令、、??」俺はそう梵に聞いた。「、、そーだよ、、仕方ないでしょ、、阿蚋には敵わないんだから、、これが終わったら俺は少し外国に行かなきゃ行けないんだ〜、、お前の能魔、、預かったくから」「、、、、」話によると小我太は父親を殺したらしい。母親は梵が俺の能魔を使って殺したらしい。小我太は地下牢に閉じ込められることになり、俺は会いに行くことにした。
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組織地下牢。
「、、??誰、、??」そこには複数の傷があり、俺を睨み付ける小我太がいた。「、、、、」よかった、、能魔自分にかけておいて、、外種の匂いで怖がられないで済んだ、、「、、、、」いや、、外種とか関係なく、、組織の人として怖がられてるのかな、、「、、モルモット実験の手当てしに来たの、、あぁいう奴らって何がしたんだろうな、、死ねば良いのに」そう俺は小我太に言った。「、、て、手当て、、??」「そうそう〜ご飯も持って来た〜」「、、、、」「、、小我太だっけ、、」「、、??」何を思ってだろ、、俺はその日、、小我太を襲った。
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2年後。 組織廊下。
「、、、、」、、何で小我太は俺を殺さなかったんだろ、、殺すほどの気力がなかったのか、、諦めたのか、、「あ、ご飯くれるからか??」、、何か、、このまま行くと壊れそうだな、、「狂唖」「、、??」振り向くとそこには阿蚋が居た。「、、お前の1級試験の結果だ」「、、、、」合格だ、、「祝ってもらぉ〜」
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次の日。 組織地下牢。
「へぇ、、凄いね」そう小我太は棒読みな言葉で俺を祝った。「だろ??俺は強いし賢いんだぜぇ〜」「、、、、」「、、??何かあった〜??」俺は言葉を発さない小我太にそう聞いた。「、、、、」「小我太??」「、、お前以外に襲われるなんて聞いてない」「ヘ??」「、、水ちょうだい、、」ガタッ!!「、、!?狂唖??」「どこまでされた」「え「どこまでされた!!」「、、く、、口に無理やり入れられた、、噛んだら逃げてったけど、、」「誰に」「名前なんて知らねぇよ、、」「、、腹立つわ、、」「、、??何でだよ、、俺はお前のじゃないだろ、、」「俺のだし」俺はそう小我太に言った。「、、うるさ、、ハァ、、早く楽になりたいな、、」「、、、、」
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組織中庭。
『、、早く楽になりたいな、、』どういう意味で言ったんだろ、、早くあそこから出たい??、、それとも、、「だぁぁ〜、、」「、、??南ちゃん??」俺の足元には南ちゃんがおり、すぐ横に千代子さんも立っていた。「あら、狂唖じゃない??最近あんまり顔見なかったわね〜、1級合格したんだって〜??」「ハハッww当然ですよ〜!!」「、、忙しいのはわかるけど少しは顔見せてね、南も寂しがってるわww」「わかりました〜」そう2人は俺の元を去った。「、、、、」、、こんな顔見せて良いのかな、、もう見せられないくらい汚れてしまった、、「、、そういや、、」翠っていつ帰ってくんのかな、、「、、、、」電話したい、、会いたい、、翠に今の状況を言えば、、「、、助けてくれる、、」絶対に、、駆けつけてくれる、、「電話番号は、、え〜っと、、」知らないな、、竹口さんなら知ってるか、、
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組織廊下。
「、、、、」、、で、、電話番号入手した、、助けてもらう、、翠なら、、小我太を流すのに手伝ってくれる、、俺は早速電話を掛けた。、、プルプル、、プルプル、、「、、っ、、」遅い、、遅い遅い遅い、、!!、、ガチャ、、『この番号、、狂唖か??』「、、、、」やっとでたか、、『どうした』「、、え、、え、、っと、、」『ゆっくりで良いぞ』「、、、、」そうだ、、もう何年も会ってない、、声も聞いてない、、今の翠の中では俺は昔の喋り慣れてない感じのままなんだ、、「、、助けて欲しい、、」『、、、、』「梵が、、おかしくなっちゃったの、、俺ももうおかしくなってる、、」『、、話は聞いてる』「、、、、」、、は??『大速力の事も知ってる』ちょっと待ってよ、、『梵から全部聞いた』待って『アイツから話してくれた』何で、、『今俺も立て込んでてな、、もう少し頑張れるか??』「、、何言ってんの、、」『、、??狂唖??』「もう何年も頑張った、、それが我慢できなくなったからお前に頼ったの、、助けてくれると思ったから、、」『、、、、』いざ電話したら何だ、、もう少し頑張れ??ふざけんな、、「俺はもう充分頑張った」『、、狂唖、、俺もお前ももう子供じゃないんだ』「、、っ、、!!何でそう変わっちゃたんだよ!!」『、、!?』「もう嫌いだよ!!お前も!!梵!!全員!!」『おいっ!!狂』ツー、、ツー、、俺は電話を切った。「ハァ、、ハァ、、っ、、」、、小我太のところ行こう、、
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組織地下牢。
ガンッ!!!!「、、!?うわぁ、びっくりした、、え、何」「、、、、」「、、狂唖??、、何、、なんかあったの、、」「、、、、」何でコイツは俺の事なんて心配してるんだろ、、「、、ハハ、、今日は1日中お前の側にいて良い日なんだ、、」俺はそう笑った。「は、、??サボり」「仕事なんて知らん、、取り敢えず今日1日此処に居る」「、、、、」その日は合計で何回シたのかわからない、、息が吸えないぐらいした、、途中で小我太に心配された、、それを無視し続けた、、
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2週間後
「おい!!大速力がヤベェ事になってんぞ!!」「え、何が??」「入ってきた桜の花びらを食べてしまったんだよ!!今下で暴れてる!!」「、、??」桜、、??「、、花食べたら食べなの、、」俺は隣にいた咲久に聞いた。「、、大速力は花を食べると強力な力を得るんだよ、、それも、、色が赤に近づくほどやばい、、本人たちはその味を好んで食べるらしい、、食べ過ぎると最悪、暴走するらしいぞ、、」「、、へぇ、、」、、花か、、花なら中庭にいっぱいあるな、、、「、、暴走、、」、、小我太にいっぱい花を食べさしたら暴走するのかな、、そしたら、、全部壊してくれる、、「、、??どうした??」咲久は俺の顔を覗き込んだ。「、、いいや、、」、、でも、、咲久のことは大切にしたいな、、千代子さんたちにも、、暴走に巻き込まれないで欲しい、、「、、どうしよ、、」