テラーノベル
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スイスの勤めている病院は山に囲まれていて落ち着く。登山が少し大変だと言うことを除けばかなり居心地がいい。朝の澄んだ空気と共に俺はスイスの病院へ急いだ。
受付を済ませじっとしているとかなり早く呼ばれた。朝イチで電話していたからだろう。
スイス: お入りください
アメリカ:おう
簡素な椅子に座りスイスの方を向く。スイスは相変わらず目隠しをいているが、なぜか見えているような反応をする。不思議だ。
スイス: 本日の来院理由は?
アメリカ:また悪夢を見たんだ
スイス:それはどんな?
アメリカ:親父の夢
スイス:イギリスか。いつもそうですね。さて、その夢を見た理由はわかりますか?
アメリカ:分からん
俺は目をそらした。
スイス:嘘ですね。貴方はいつも嘘をつくときに私と目線が合わない
アメリカ:バレるの早すぎない?
スイス:何年貴方を診察してきたと思っているのです?
アメリカ: うぅ…
スイス:さて、読めて理由を話してくだい
アメリカ:昨日、他人に… ロシアに…
それ以上は言えなかった。ただ、スイスには伝わったようだ。この国怖ぇな。
スイス:なるほど、それでイギリスに怒られると思ったのと、彼のことをロシアに重ねてしまったのですね?
スイスに言われると、改めて自分がどんなことをしたかがわかる。ロシアに酷いことしちまったな。バカだな俺は。
スイス:原因はわかりました。これまでの傾向からして本日は見ないでしょうが、念のためいつもの薬を出しておきます。
アメリカ:ああ
スイス:アルコールとの併用は絶対しないでくださいよ
アメリカ: わかってるって
さすがにそんなことしない。多分。
スイス:信じてますからね。では待合室で会計を待ってください
アメリカ: thank you
スイス:大丈夫でしょうか… 次のお呼び出しを申し上げます。ロシアさん、ロシアさん。一番の診察室へどうぞ
#トドヒュ
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日奈
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コーギーズ💫
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コメント
1件
うわあ…第5話、ずっしり来ましたね。スイスの病院という静かな舞台と、アメリカがロシアに対して抱える罪悪感の重さが対照的で、読んでいて息が詰まりそうになりました。特に「親父の夢=イギリス」という伏線の効かせ方、そしてスイスに目線で嘘を見破られるアメリカの弱々しさが、逆にキャラの人間臭さを際立たせていて、とても好きです。「ロシアに酷いことした」という過去が何なのか気になって仕方ない…。次の話が楽しみです。