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kiss your beloved

第1話ー出会いー


ー登場人物ー

・藤堂 雫 とうどう しずく

・Ella Phillips エラ フィリップス


ーATTENTIONー

・フィクション

・百合

・低クオリティ


◇◇◇

Side雫


それはある日のこと───空港のカフェで何気なく紅茶を飲んでいた時のことだった。

もちろん空港だし、国際線だしで外国の人がたくさん居た。私は何も考えずにガラス張りのカフェから外を眺めて居た。目に留まった人を美人だな〜…なんて呑気に思いながら。

ちょうど紅茶を飲み終わったらさっき見てた美人が入ってきてカフェラテのセットを頼んで近くの席に座った。少し視線を感じたような気がしたけど特に気にせずに私はカフェを出ていった。


…さっき飲んだ紅茶美味しかったな〜…また来よう。なんて思ってたらさっきの美人に声をかけられた。

「アノ…ハンカチ落としてますヨ…」

「あ、ありがとうございます…わざわざすみません‥」

「Have a nice day…、良い1日を!」

そう言うと彼女は手を振りそのまま何処かへ行ってしまった。名前でも聞いておけば良かったな…優しい人だったなって、当時はそれだけを思ってた。


それからはもう少し空港を歩いて、そのまま帰っていった。帰りに少し奮発して大好きな紅茶の茶葉を買った。

マンションの自室の鍵を開け、電気をつける。晩ごはん食べてお風呂入って今日は寝よう…私は瞼をこすり晩ごはんの準備を始めた


◇◇◇

Sideエラ


とある日、私は日本へと降り立った。

仕事での海外赴任だったけど、日本にいつか行ってみたいと思っていたから…思いっきり楽しもうって思って、私はとても浮かれていた。日本語も勉強したし…なんとかなるよね…私は期待と不安を胸に日本へと。


無事日本に着陸した。少しお腹が空いた…近くのカフェにでも寄ろうかな…そこで少し視線を感じたような気がする。少し横目でチラっと見ると小柄な可愛らしい女の子が座っていた。私はカフェラテのセットを頼みその子の少し近くの席に座る。

…私、不審な動きとかしてないよね…大丈夫だよね…そう思いながらあの子を少し眺めてカフェラテを一口。うん、美味しい…。

少し落ち着いた時に、あの子は店を出ていった。ハンカチを落として。私はすぐに届けないとなって思って…少し急ぎ目でカフェラテを飲み干して駆け足であの子のもとへと向かった。


「アノ…ハンカチ落としてますヨ…」

「あ、ありがとうございます…わざわざすみません‥」

「Have a nice day…、良い1日を!」

そうして私は手を降って別の場所へと向かった。…しっかり渡せて良かった……。

別の場所…と言っても別に行く当てもなかったので私はそのまま帰ることにした。



続く

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神だぁぁぁ!!

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