帰路。 墻音。
「いや〜、ごめんな〜、荷物多くて」そう風磨さんは歩き始めた。「いいえ、、荷物持ちは慣れてるので」俺はそう返した。「ハハ、、お前身長高えな、、俺がチビに見えるわ、、お前(墻音)からしたらみんなチビか」「千鶴さんは高いと思いますけど」「アイツ身長高くても馬鹿だからな、、あ、でも彼女いるわ、、」「、、そういや、風磨さんと小我太さんはお付き合いされてるんですか??狂唖さんがボソッと言ってて」「ん??あぁ〜、まぁ、、可愛いだろ??小我太」「綺麗な顔の方ですね」「だろぉ!?それに優しいんだぜ〜、完璧かよ、、あ、そうだ墻音」「、、??何ですか??」「狂唖の首に新しくできてた噛み跡、、あれ誰がやった??」「、、やっぱりあのチョーカー大きさ合ってませんよね、、俺が噛みました」「、、え」「元々あった噛み跡は風磨さんのですか??」「え、、まぁ、、え、何で噛んだの」「、、狂唖さんがわからずやだからです、、操り人形みたいに操られて、、こっちが守るってどんだけ言っても頼ってくれなくて」「、、、、」「どうせ支配されなきゃ生きれないなら、、俺が良いように支配してあげたい、狂唖は子供ですからね」「、、ハハ、墻音は狂唖が好きなのか??」「、、??狂唖さんには遊馬さんがいますよ、、」「そうか??さっきお前が遊馬さんの話ししてる時、嫉妬してるように見えたけど」「、、狂唖さんとは一緒に居過ぎて、何を思ったら相手を好いてる事になるのかわかんないんですよね、、」「そんなもん発情したらだろ」「最低」「だって事実じゃん」
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flower cafe。
「ただいま〜」「あ、風磨、お帰り」小我太さんは厨房から出てきた。「、、??狂唖さん??」「ハハ、、寝ちゃって、、起こす??」「、、いや、、担いで帰ます、、」俺は狂唖をおぶった。「、、今日はありがとうございました、、また来ます」俺はそう風磨さんと小我太さんに言った。「うん、バイバイ〜」「バイバイ〜」
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数分後。
「、、、、」、、ここ、、すると「んぅ、、墻音、、」「、、??あ、起きました??」「、、小学校、、??」「、、昔、孤児院があった場所です、、」俺はそう狂唖に言った。「、、そっか、、変わっちゃったね、、」そう狂唖は少し寂しそうにした。「、、変わってませんよ、、今も子供が沢山いるんですから、、」俺はそう言った。「、、ハハ、、墻音、もう大丈夫、歩く」「、、??わかりました、下ろしますね、、どうします??買い物の続きします??」「んー、、でももう夕方だしな、、買い物してたら暗くなっちゃう」「、、そうですね、、」俺は狂唖の手を握った。「、、??」すると狂唖は首を傾げた。「、、この間、、狂唖さんがいつまでも守るのいつまでっていつまでとか、、俺に家族ができたら狂唖のことは後回しになるのとか色々聞いたじゃないですか」「、、あ、、あぁ〜、、駄々こねた日か、、」狂唖は俺から目を逸らした。「、、いつまでもはいつまでもです、、そのままです、、いつまでもアンタを守るし、側に居ます」「、、、、」「、、俺に家族に家族ができたらの話はまだいまいち答えが見つからない、、多分、、家族ができなきゃわからない」「、、そっか、、ハハ、墻音の家族か、、墻音の子供は可愛いんだろうな〜」「、、、、」
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flower cafe。 風磨。
「あぁ!!」「、、??どうした??小我太」「狂唖か墻音君忘れ物してる、、ほら、マフラー」「、、、、」このマフラー、、未來さんの、、「、、アイツ(狂唖)ずっと大切に待ってたんだ、、」、、でも可笑しいな、、狂唖じゃなくて墻音の匂いする、、「、、何でだ??」
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午後11時。 狂唖の家。 墻音。
「じゃあ、お休み」俺はそう電気を消した。「お休み〜、、あ〜、、明日出勤とか信じられない、、」「起きてなかったら朝起こしますね、、」「ありがとう、、」「、、、、」、、最近狂唖隣で寝てって言わなくなったな、、何で部屋の隅同士に布団敷くんだろ、、「、、、、」俺は立ち上がり、狂唖の布団の中に潜り込んだ。「ん??墻音??」「寒い」「、、??暖房温度上げる??」「いい、、いらない」俺は狂唖を抱きしめ、自分に寄せた。「、、??」「、、家族か、、」「、、、、」、、狂唖に俺の子供の話をされた時、、俺は子供が大好きなのに、、その上自分の子供なんて可愛がるに決まってるのに、、別に欲しいと思わなかったな、、「、、狂唖、、俺家族なんていらないから生涯アンタの側に居たい」俺は腕に力を少し強めた。「、、、、」「、、ハハ、、墻音は俺のこと本当に大切にしてくれるんだね〜」そう狂唖は笑った。「、、まぁ、、大切と言うか、、やっぱいいや、、」「、、??」、、この人(狂唖)のことが好きな遊馬さんやピエロには悪いけど、、「、、??どうしたの??墻音??俺の顔じっと見て」きっとこの感情は、、「、、何もないです、、」俺好きだな、、この人の事。
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