此処から飛び降りてしまえば私はどうなってしまうのかしら。紅い花を咲かせられるのかしら、綺麗に散れるのかしら。嗚呼楽しみだわ。
最期はひとりで美しく散れたら素晴らしいものよね。それが理想的だもの。今まで愛してくれた友や家族、それから知人達、きっと唖然としてしまうのでしょうね。最愛なら尚更、さぞかし悲しむのでしょう。私は知っておりますわ。その絶望も唖然も恐怖もだからこそですもの。
私はもう飽き飽きしてしまいましたわ。生きること、執着すること、頑張ることに、だから最期に華を咲かせますの。美しくて綺麗でどこか歪な華を、さぁ、私を着飾って頂戴。この全てがどうでも良くなってしまった私の人生に…さぁ最後にして最高の華を…!
どうか私に赤くて綺麗な羽を…!
優しく私の背に生やしてくださいな
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