「きゃーっ!夢主様よ!」
「サインくださーい!!」
「握手お願いします!」
『あはは…別の機会に…』
5課に入ってしばらくして…
勝手にファンクラブが出来ていた。
(他の方も連れてくれば良かった…)
職場帰宅…
「あのね、夢主…」
『どうしたんだ?』
「6課に移動、だって。」
バサッ
『は?』
思わず報告書を落としてしまった上に、過去一声の低い声が出た。
『あー…』
『今日耳が悪いかもだから、もう一回言ってくれるか?』
「だから、6課に移動だって」
『…誰が?』
「夢主」
『本当?』
「うん」
『まだ5課に居れるか?』
「6課の課長が志願して、部長が同意してるから、正当な理由がない限りは無理。」
「私だってまだ夢主にいて欲しい…」
「けど、上で決まった事だからね…」
「従わないといけないの」
『まじか…』
「6課に行っても、5課に遊びに来てね!」
「遊びに来てくれないなら、こっちから誘いますからね」
「約束ですよ」
『分かった』
最後に、5課グループチャットが作られた。
個人チャットは皆と繋いでいたが、グループチャットは繋いでいなかったのだ。
なので、内心少し気分が良くなった。
「虐められたら必ず言うのよ」
「またみんなで昼食食べよ!」
「夢主との仕事、楽しかったです」
『みんなありがとな!』
『じゃ、行ってきます…』
「行ってらっしゃい」
「さようなら」
「またねー!」
別れを惜しみながら、渋々6課へと向かっていった。
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こんにちわなりきりしませんか?