コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
夜の街灯がぼんやりと灯る中、二人は駅前の小さなカフェに腰を落ち着けていた。
🐇「なんか……久しぶりやな、こうやってゆっくり話すの」
初兎がコーヒーカップの縁を指でトントンと叩きながらぽつりと言った。
🦊「うん。僕も、あんまりこういう時間ないから」
ほとけは視線を落とし、指でカップをくるくる回す。
🐇「……実はさ」
初兎がそっと目を伏せて切り出す。
🐇「いむくんが、無理してんの、みんな気づいとるんや。俺やって、りうらやって、ないちゃんもまろちゃんも悠くんも……
スタッフも、気づいとる」
🦊「……なんで、言わないの?もっと怒ったらいいのに」
🐇「知っとるけど、分かっとるけど……“いむくん”が守りたいからやってわかっとるから」
🦊「守りたい?」
🐇「おん。自分の手が汚れても構わんって言うけど、そんなん……誰も望んどらん」
ほとけは息をつき、ゆっくりと言った。
🦊「僕は……殺してる。誰かを。知られたらみんな、離れていくかもしれない」
🐇「そんなん、俺たちが許さへんって決めればええんやで」
初兎の言葉に、ほとけは苦笑い。
🦊「それが簡単にできれば苦労してないよ」
🦊「でも知られたのなら終わるだね。僕は、でてかないと」
その時、カフェの入口が開き、ないこが入ってきた。続いて悠祐も、いふも姿を現した。
🐶「おっと、ここで大事な会議か?」
ないこが軽くウインクしながら言う。
「ないちゃん、あにき、いふく……」
ほとけはびっくりした。完全に逃げ場を失ったから
🦁「みんなで話そう思て来たんやで」
悠祐が穏やかに言った。
🐱「誰かが一人で背負い込むのは、絶対に良くないって、俺は思う」
🐱「やから、ほとけ。お前のこと、全部知りたいんや」
いふの言葉はまるで優しい風のように胸に沁みた。
🐶「怖くない。みんなで守る。だから、少しずつでいい、話してほしい」
しばらくの沈黙の後、ほとけは震える声で小さく言った。
🦊「……無理だよ、、」
🎲「え?」
🦊「無理に決まってんじゃん。いれいすは伸び続けないといけないのに、、みんな共犯者になっちゃう」
🦊「そんなこと、できない。僕には。………5月の初め僕の周年でいれいすを」
🐣「な、なんでよ、、なんで1人で決めちゃうの?」
りうらが小さな声でそう言った。
🦊「みんな、今までありがとう!最後くらい格好つけさせてよ」
🦊「それにこのことは誰にも言っちゃダメだからね。みんなが逮捕されちゃうかもだから」
悠祐が言った
🦁「1人で、戦うんか?」
🦊「うん、、みんなを巻き込んじゃいけない。僕1人でする」
みんなの視線に包まれて、ほとけは目に涙をためていた。
🦊「ありがとう、みんな……ごめんなさい」
僕は、自分から手を黒く染めに行った。みんなを守るために