こんにちは
早速どうぞ
⚠注意⚠
アメ日帝
ナチ日帝(付き合ってます・同棲してます)
NLです(日帝さんは、女の子です)
何でも許せる方のみどうぞ
その日は、先輩が仕事で遅くなる為、私は広いリビングで本を読んでいた。
日帝「………」(ペラペラ)
最近の小説は、面白いなと考えながら本のページを巡る。ここ最近は、少しストレスが溜まっていた為本を読んでいたら大分、気分がリラックスしてきた。やはり、本は素晴らしいな。
気分がリラックスしてきた頃……。ストレスの原因となるあいつが来た。
ピーンポーン
日帝「!」
玄関のチャイムの音が鳴った。一瞬、先輩が帰ってきたのかと思ったが、今日は遅くなると聞いていた。それに、先輩なら鍵を持っている筈…。
日帝「宅配か……?」
宅配を頼んだ記憶は無いが、一応玄関の方に向かう。もしかしたら、先輩が何か頼んでいたのか…?
コツコツ……。
玄関の覗き穴で、誰か見ようとしたが真っ暗で何も見えない。
日帝「……?」
何だ…?宅配じゃ無いのか……?
そう思った瞬間、耳障りなあいつの声が聞こえる。
ガチャ__
日帝「……は?」
???「HALO〜!日帝Chan♡」
扉が勝手に開き、ソイツが現れた。待て、こいつ何故玄関の扉を開けれたんだ?貴様には、鍵を渡してない筈……。先輩もコイツに鍵を渡す筈はない…。
日帝「……」
そんな事よりも、今はコイツを早く追い出さないと…!!
私は、ソイツが何か言ってるいるのを無視し力強く玄関先まで引っ張る。
日帝「ぐッ……」
だが、相手は私より圧倒的に大きな身長、身体、必死に押し返そうとしてもソイツはケラケラと笑いながら、私を嘲笑う。正直に言って、クソ腹立つ。
???「無理無理〜!日帝Chan小さいから俺を押し返せないよ〜!」(笑)
日帝「黙れッ…!鬼畜米帝…!!」
すると、突然ソイツは私の腕を掴みそのまま抱っこをされる。
日帝「!?」
米国「可愛い俺のお姫様♡ちょと、部屋にお邪魔するね」ニコッ
抵抗しようが、ソイツは嬉しそうに笑みを浮かべながら、私と先輩の家に入る。来るんじゃねぇよ…!
だが、全くビクともしない…!!何で、こんなに力が強いんだ…!?いや!認めたくない!!コイツよりも力が弱いなんて認めたくない…!!
日帝「離せ…!!」
米国「AHH!可愛いね♡」
抵抗しても無駄だよと言いながら、そのままリビングに入る。私は、楽しい気分から最悪な気分に変わった。
日帝「チッ…!」
抵抗しても無駄だ、逆にコイツを喜ばせている…。目に、ハートを浮かべやがって……!!貴様のその余裕な態度が気に食わない!!
日帝「良い加減、降ろせ!」
私は、最後の抵抗としソイツに命令をする。すると、優しく私をソファーに降ろす。何がしたいんだ…?
米国「じ・つ・は♡日帝Chanの為に面白い映画を借りてきたんだ!」
面白い映画…?後、ハートをつけるな気色悪い。鳥肌が立つ。
米国「じゃ!早速見ようね!」
米国「あ!テレビは何処かな?」
リビングの辺を見回すソイツに私はため息を吐く。急展開過ぎるだろ。いきなり家に来て、勝手に部屋に入ってくるなんて、非常識にも程がある。だが、此処で抵抗をしてもソイツの思うがままだ。コイツが満足したらさっさと帰らせよう…。
そう考え、私はソファーで腕を組みながらテレビのリモコンを探しているソイツに命令を下す。
日帝「さっさとしろ。愚図野郎」
日帝「貴様と同じ空間に居るだけで、吐き気がする」
こんなに冷たく言い放っても、ソイツには全く効かない。
米国「あ!あった!」
テレビのリモコンを見つけたのだろう、子供の様にはしゃぐそいつに、本当に20歳か?と疑う。コイツは、たまに子供の様な行動をする。
米国「良し!DVDも入れたし…。早速見ようか!」
そうこうしている間、でーぶいでーい……?と言う訳の分からない物をテレビに入れる。
日帝「………」
コイツが、そんなに私に見せたい物って何だ…?随分と上機嫌だが……。また、何か嫌な事を考えているのか?
米国「ふふっ……」
憎たらしい笑顔を浮かべ、私の隣に座る。座ってくんなよ。少し、距離を起きソファーの端っこの方に寄る。鬼畜野郎と一緒の隣に居たくない私の精一杯の行動だ。
米国「冷たいね〜」(笑)
煩い…!早く帰れよ…!!こんな所、先輩に誤解されたら、最悪だ……。
日帝「……?」
ちょと待て、そう言えばコイツ、何の映画を私に見せようとしているんだ?いきなり、家に押し掛けた鬼畜野郎に気を取られて、言ってなかったな……。
日帝「おい、コレは何の映画n」
私が、言いかけた途端テレビから断末魔の様な声が響き渡る。
キャー!!
日帝「ッ…!?」ビクッ
女性の声だ。驚きながら、テレビに視線を向けると黒い背景赤い文字…。そして不気味な音楽。もしかして…。
米国「ん〜?コレは、ホラーの映画だよ?」
やっぱり……。そう悟った瞬間、私はまた最悪な気分に、落とされる。思わず、鬼畜野郎の顔面を殴りたい気持ちを堪えて、深呼吸をし質問をソイツに、投げ掛ける。
日帝「おい……聞いてないぞ……」
なるべく、テレビから視線を放しながらソイツと向き合う。鬼畜野郎は、頬に手を添え気味が悪いニヤニヤとした笑顔を、私に向ける。
米国「まぁ、言ってなかったもんね!」
ふざけんなよ!!と殴ろうとした瞬間またテレビから断末魔が聞こえる。
ギャー!?
日帝「ヒッ……」ゾクッ
思わず、身体を震わせる。すると鬼畜野郎は、私の目の前に行き、私の顎を持ち上げる。その笑顔は、子供の様に無邪気な笑顔だった。
米国「まさか……あの大日本帝国様がコレが怖いと言うのかい?」
米国「言わないよね?日帝Chan♡」
屈辱だ。その言葉が今の状況に似合う。コイツは、最初から私に怖いドラマを見させ、怖がっている私を嘲笑うつもりだったんだ。
その事に、気づいた瞬間不安と恐怖が押し寄せる。私には、大日本帝国と言う帝国軍人としてのプライドがある。この程度で怖がっていたら、笑われてしまう。
日帝「……怖いわけが無いだろ。この程度余裕だ」
私は、左手をギュと握り締める。目線を鬼畜野郎から放し、下を向きながら答える。
米国「そうだよね〜?あの帝国軍人様がまさか、コレが苦手な訳が無いよね?」
日帝「ぁ、嗚呼………」
ソイツは、また嬉しそうに笑顔を浮かべ顎から手を離す。ソファーに座り直し、私の主導権を握っているかの様な、立ち振る舞いをする。
米国「じゃ、続きを見ようか!」
此処から、折角の楽しい休日から地獄の休日に変わった。何時間に及ぶ、ホラー映画を見ながら私は、小さく肩を震わせる。
怖いがコイツに弱音を見せたくない…!大丈夫……。大丈夫だから…!!
心を落ち着かせ、目線をテレビに、向ける。私は、ホラーが怖いと言うより、断末魔が怖いのだ。昔を思い出すから……。
日帝「……」
ホラー映画を見ながら、泣きそうになる。戦争時代、仲間達が必死に私に助けを求めた声が聞こえる。空が特攻に行こうとしたあの日、空の仲間達が私の陸軍に来て、「怖い」「死にたくない」「見逃して」と泣きながら、土下座をする姿。その、姿とホラー映画が重なるのだ。
「生きたい」「まだ死にたくない」「助けて」言葉が一つ一つ重い。呼吸が荒くなる。私は、その特攻に行った人達を、見逃そうとしたが、司令官に見つかり叱られ、そのまま特攻に強制に行かされた。今、あの人達は、どうなっているんだろうか。聞いた話では、空は海で見つかり重症を負いながら生きていた。だが、空以外の人達は____
日帝「ふぅッ…ふぅ…」
ごめんなさい…ごめんなさい…!!あの人達も生きたかったのに…!!私はッ…!!何も出来なかった…!
自分の不甲斐なさに打ち込められそうになりながら鬼畜野郎は私の方をチラチラと見ている。まるで、私が、怖がっている反応を楽しんでいる様子に見えた。
「嫌だ……!!死にたくない…!!」
日帝「ッ…!!」
『お願いします…!お願いします…!!まだ、死にたくない……!!死にたくないんです…!!』
記憶が蘇る。あの日の夜の記憶が…。
日帝「ヒッ…ぁ…ヒュ…」
泣くな…!!泣いちゃ駄目だ……!!耐えなくては…!コイツに弱音を見せたくない…!!
「見捨てないで!!お願い!!」
『嫌だ!逝きたくない!!頼むよ!!助けてくれよ!!なぁ!!』
日帝「はぁッ…はぁ…」
無理だ……コレ以上は……
日帝「辞めて…!!」
ソイツから、テレビのリモコンを奪い取ろうとする。だが、ソイツはテレビを消し鬼畜野郎に近づいた瞬間、抱き着かれた。トラウマが振り起され、私は過呼吸になりながら、今の状況を必死に理解しようとする。
米国「AHH……本当に可愛い♡」
日帝「嫌だ…!!辞めて…!!」ポロッ
遂に、我慢していた涙が零れ落ちてしまった。雫が私の頬を伝う。その様子に、満足した様子を見せるソイツは、私の頭を撫でながら、おでこにキスを落とす。
米国「大丈夫…大丈夫だよ」
米国「君はね……大人しく俺と付き合えば良いんだよ?」
今度は、冷たい瞳で私の涙をペロリと舐める。
もう、何も考えれない…。怖い…。ごめんなさい…。
助けれなくてごめんなさい…。
ソイツに、抱き締められながら、私は頭の中で謝る事しか出来なかった。
米国「やっぱり…ナチスじゃ、無く俺にしようぜ?」
米国「君を、大切にすると誓うよ?」ニコッ
私とソイツの唇が重なろうとした時、私は先輩の事を思い出した。先輩は、私のトラウマも理解してくれて、何も言わずに私を笑顔にさせてくれた。
先輩のハグは暖かかった。でも、コイツからのハグは、冷たい氷の様だ。戦後の手当も、最後まで側にいてくれたのも先輩だ。
嗚呼…先輩…
日帝「助けてッ…!」ポロッ
ガチャ____
突然、部屋の電気が明るくなる。
???「…………」
黒いスーツに赤いネクタイ、仕事中はメガネを掛け私よりも大きな手で頭を撫でて下さるその手、綺麗な冷徹な赤い瞳……。
米国「…………」
米国は、力強く私を抱き締める。まるで、お前には渡さないと威圧している気がする。泣くことしか出来ない、私は声を殺しながら息を飲み込む。頬が涙の跡で赤くなっているだろう。
日帝「”せん…ぱい”…!!」
ナチス「………米国」
先輩は見たことが無い、程に恐ろしい顔をし辺りの空気を一瞬で支配した。いつもの、優しい先輩では無く、怒っているのだ。メガネをゆっくり外し、ポケットに仕舞い、此方に近づく。
米国「…!?」
日帝「ッ…!!」
鬼畜野郎と私は、驚きの余り声を失った。何故なら…。
先輩が拳銃を持っていたから____
読んで下さり有り難う御座います
それでは、さようなら
コメント
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何やってんじゃアメぇ可愛いかわいい日帝ちゃんを泣かすんじゃねえよ!!