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心と体は繋がっているのか?
答えは〝否〟これは持論だけど‥
私は心では行動しない。〝自衛〟の為だ。
傷ついた心の修正方法を私は知らないからだ。
体の傷はそのうちに治るし、むしろ傷つけたい思いが強いのかもしれない。痛みは自分の存在意義を確かめる唯一の方法だ。これもその一貫に違いない。
男 ありがと鈴花ちゃん^ ^またよろしくね
鈴花❤️ 👋
私は床に散らばった衣を時を戻すように羽織った。
居心地のいい場所なんて何処を探しても見当たらない。ならばどこだっていいじゃないか。誰と寝て何を食べようと何も感じないのだから‥彼に出会うまでの私は本気でそう思っていたし〝壊れてる〟自覚はあった。
PM23:30 某都内高級ホテル
箔がつけば自然と上客がつくようになる。そこそこのビジュアル、床上手で、口が硬く、互いを詮索しない事。
お金に困ってるわけではない。辞められないのは体を汚したいのか?自分でもわからない、、、
連絡をもらった部屋の前に立ち805号室のインターホンを押す。ガチャッと開いたのを確認するといつものように室内に入った。
夜景を見ていた、細身で色白の男性が緊張した面持ちで振り返った。
男 あっ💦えっと、、、
こういったのは初めてといった風だ。さっさと終わらせて帰らないと本業に支障が出る。無言で男性に近づくと、いつものようにシャツに手をかけ脱がそうとすると驚いた男性は慌てた拍子に後ろに尻餅をつく形で座り込んだ。それならと座り込んだ彼のベルトに手を掛けた。
男 ちょっちょっと待って!
面倒くさい男じゃないといいけど‥そんな事を思いながら次の言葉を待った。
男 あのぉ友達とね賭けで負けちゃって‥だからこのまま何もせずにお話ししない?勿論お金は払うから。
鈴花❤️ そういうの困るんだけど?お金いらないから帰って
男 お願い人助けと思ってさ🙏頼むよ!
なんて迷惑な客だ。はぁっと息を吐きベットに腰掛けた。こんな夜更けに呼び出しといて‥
提案を受け入れたと思ったのか、男性もベットに腰掛けた。お互いベットの隅と隅。目の前には東京の夜景が広がっていた。
男💙 オレ翔太。君は?
鈴花❤️ すずか
翔太💙 本名?じゃないよね?
鈴花❤️ 本名よ
翔太💙 そっそう鈴花ちゃんは、、
鈴花❤️ 悪いけどやっぱり帰る
翔太💙 えっ待ってよ、なんで
鈴花❤️ あなたも、あなたのお友達も随分と人を馬鹿にするのね?
人に説教できるような人間じゃないのに、心が傷つく音がして急いで部屋を出た。
お金は貰ってないから客でもない。2度と会うこともない人に少し心を傷つけられた。それだけの事だ。