ー17年後ー
35歳になった今でも唯ちゃんの事が忘れられない。
会社に新しい子が入った。20歳らしい。
わけぇー!名前は田中唯らしい。
唯ちゃんのことを思い出して少し寂しくなった。
「佐藤さん!今日飲みに行きません?笑」
田中さんが話しかけてきた。
それにしても話し方が唯ちゃんに似てるなぁ。
「あぁ、いいよ。」
「やった!」
唯ちゃんそっくりだ。
ー居酒屋に着いたー
「唯ちゃん何飲む?」
「レモンサワーで!」
「じゃあ俺生で」
「すいませーん!レモンサワーと生1つずつと焼き鳥ください!」
「あちゃーもう終電逃しちゃったなぁ」
「佐藤さん、ふきれすぅ(好きです)」
少しドキッとした。
唯ちゃんを起こした。
「ねぇねぇ唯ちゃん、終電もう無いし、俺ん家泊まっていく?」
「はいぃ」
唯ちゃんをおんぶしながら俺ん家まで連れて帰った。それにしても軽いなぁ。
「唯ちゃーん着いたからシャワーでも浴びてきな」
「分かりましたぁ 」
俺の服を貸した。それにしても顔も声も全部が似てるなぁ。
ー次の日ー
「唯ちゃーん。起きてー。」
「おはようございます、、」
唯ちゃんはこんな話をしてきた。
小さい時から前世の記憶があると。そして、唯ちゃんの事が好きな男子高校生が居たという。
なんか俺に似てるなぁ。俺は前世の名前を聞いた。
「ねぇ唯ちゃん、前世の名前って分かる?」
「えっとー確か鈴木唯だった気がします🤔」
もうこれで分かった。唯ちゃんのことを抱きしめた。やっぱり運命の相手だったんだ。君と出会えてよかったよ、唯ちゃん。愛してる。
そして3年の交際で結婚し、2人の子供がいる。
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