コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
-——❁ ❁ ❁——-
叶わぬ恋 咎人×ChroNoiR
違う世界から,2パターンのコイの行方をお伝えします。
ChroNoiRは,魔界に住んでおり,配信業は行っていません。
咎人は,私たちと同じ世界を生きており,配信業を行っています。
また,kmは高校も通っています。
gkは,神の力を半分も捨て,虐められていたkmが人気者になるというおまじないをかけました。
連載 START
——-❁ ❁ ❁——-
「行ってきます!」
母親の返事を聴きながら外に出る。
いい天気だなぁ…僕には眩しすぎる。
今からは憂鬱な学校。親に心配させたくないから,楽しそうに登校する姿を装っている。
どうせまた椅子か机,もしくは両方にマーカーで落書きされているんだろうな。
授業中は後ろからコンパスでうなじをチクチク刺されて,まともに受けることが出来ない。
この前は血が出てしまった。
こんなサイアクな人生ならば,さっさと終わればいいのに。来世に期待しよ。
【僕は平凡な高校生。なんも出来ない。】
——-❁ ❁ ❁——-
「ピーッス!gkっす!」
今日は「おはガク」をやる。
正直もう飽きてしまった。
何だかもっと刺激が欲しい。
神様に祈れば通じるのでは…!?と思い,自分で自分にお願いをした。
先日見たラピュタに影響され,俺は「可愛い女の子が降ってきて,自分の手に落ちる」という現実では絶対にありえないことを願った。
心が少し暖かくなった…ということは。
「イヤッタァァァァァ!!!!」
成功だ。いつ降ってくるのだろう。
楽しみで仕方がない。
【俺は神様だからなんでも出来る!】
——-❁ ❁ ❁——-
「っるせぇー!!!!!」
どいつもこいつも!!
何が吸血鬼の雑魚だよ!!
【俺は金持ちんとこの貴族だぞ!】
あ”〜イライラする。
こういう時は外に出て飛び回るのが1番だが…
何を思ったのか,俺は近所の公園のブランコに座っていた。
気づいて羞恥心が襲ってきた。
まだ餓鬼も多いのに。
すると背中をポンっと叩かれた。
どうせ餓鬼が変われって言ってんだろうな。
「なんですかー。」
と乾いた返事をした。
後ろから聞こえたのは,隣の国の…貴族の…なんかのなんかのなんか…の声だった。
あ。コイツ。神父だ。
命の危険を感じた俺は,自分の親指をガリッと噛み,血で作った槍をそいつに向けた。
「んふ……w。」
何こいつ笑ってんだよ。怖。
「大丈夫。怖がらないで。」
声優しすぎるだろ。怖ぇ。
——-❁ ❁ ❁——-
『kn様!!何をしていらっしゃるのですか!!』
『やだ!!knさんと一緒にいたいの!!』
『ダメよ!!kn!!こっちにしなさい!!』
どいつもこいつもうるさい。
僕のすきにさせてよ。
餓鬼は嫌いだ。でもうるさい他人はもっと嫌いだ。
今が一番綺麗だから,今のうちに…。
まあいいや。どうせ300までには。
もう少しこの退屈な世界を生きよう。
僕はいつもの公園に居た。
強い魔力を感じた。餓鬼からか?そんなはずは無い。
見渡してみるとブランコにだるそうなヴァンパイアが居た。
倒さなければ。本能的に思い,ヴァンパイアの肩に手を乗せた。
「怖がらないで。」
彼は驚いたように僕を見る。
その顔はすっごく魅力的で欲しくなった。
持っていた薬で気絶させ、家に持ち帰ることにした。
【僕は人気な神父。なんでもやるよ。任せて。】
——-❁ ❁ ❁——-
1話目 終わり
気が向いたら2話目描きます
——-❁ ❁ ❁——-