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⚠︎ dzl社 qnor 微R モブ視点です
実在する方のお名前をお借りした創作作品です。ご本人様には一切関係ございません。
初投稿なので、 何か至らぬ点があればご教示ください。問題があれば削除いたします。
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私には好きな人がいます。
その先輩はとってもイケメンで、勉強もスポーツも完璧で、おまけに性格もいいの!
常に女の子からモテモテなんです!
でも、一目惚れで全然喋ったことないしライバルもいっぱいいるはず。
私なんか釣り合うはずもないけど、人生初の恋だからなんとしてでも後悔したくない!
付き合えなくても、先輩にちゃんとアピールして私のこと少しでも覚えて欲しい。
先輩と同じクラスの部活の先輩が、放課後はいつも教室に残ってるって教えてくれた。
教室から誰もいなくなって、先輩が一人になったタイミングで声をかける。
部活の先輩にも協力してもらって頑張るの!
「さっきおんりーくん一人だったよ! 今がチャンス!話しかけてきな!!!」
憧れのおんりー先輩と話せるチャンス。
メイクも前髪も完璧。
「一緒に帰りませんか?」って言うだけ。
私ならできる!…はずだけど。
「…ふぅ、緊張してきた。」
心の中で自分を落ち着かせながら、一歩ずつおんりー先輩がいる教室へ向かう。
あれ、教室の前になにか落ちてる、?
「ハンカチだ。」
右下にかわいらしい雪だるまのマークがついた水色のハンカチが落ちていた。
これもチャンスだ!話すきっかけができた!
「教室の前に落ちてたんですけど、これっておんりー先輩のですか?」って聞けば完璧じゃん!!
神様が味方してる!!!
るんるんで教室の扉に手をかけた。
そのとき、声が聞こえた。
「んっ、ふぅ、あぁ、♡」
「おらふくん、声大きいよ、笑 誰かきたらどうするの?笑」
「…ぁっん、やって、っおんりーがっ♡」
「、おんりーがなに?♡」
「…んっ、ぁっ♡もう、やだっ、♡」
ただならぬ雰囲気を感じた。
これは聞いちゃいけないってすぐわかった。
すぐわかったけど、
興味本位で少しだけ
扉をを開けてしまった。
カーテンを閉めて、暗い教室の中。
白髪の顔の綺麗な男の子が机の上に乗っていて、
向かいに立っているのは、
…おんりー先輩だ。
二人はこちらに背を向けていたけど、
「ん、ぅあっ♡おんりー、っ♡きもちっ♡」
「っふ、…」
「んやっ、ぁあ♡おんりっ、?♡」
「ううん、っおらふくんイっていいよ、♡」
私は気がついたら扉をすぐ閉めて廊下を駆け出していた。
おんりー先輩が腰を振ったまま、振り返って私に向けて送られた温度のない鋭い視線。
片方の口角をキュッと上げて笑みを浮かべ、人差し指を口元に当てた。
知ってしまった。誰にも言えないこと。
心臓が痛いほど脈打っている。
深く息をついて、
どんよりとした天気の中、もう学校を後にするしかなかった。
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おまけ
「…んはぁ、ふぅ、♡はぁ、はぁ、」
「気持ちよかった?」
「…うん、っ」
「ところで、おらふくんさぁ、」
「ん、?」
「ハンカチ落としてるでしょ。 教室の前に置いてあるんじゃない?」
「、え?…ほんまや、ない。 なんでおんりー知ってるん?」
「さっきおらふくんが気持ちよくなってるとき女の子来てたよ。おらふくんのハンカチ持ってた。 」
「え、は?まじで言っとる?」
「うん、おらふくんの声が大きいからでしょ。緑のリボンだったし一年生じゃない?」
「それはおんりーのせいやもん!っ、もういやや、恥ずかしいっ」
「こんなこと誰にも言えないだろうし大丈夫だよ、笑」
「そういう問題ちゃうわ!もうこれから学校で絶対ヤらんから、!!」
「じゃあ、毎日放課後俺の家ね。今日も来て。はやく帰ろ。」
「、わかった。」
コメント
2件
最高が最高しちゃってません!?最高です💞