「うるさい … 、やめろ……」
助けて、椿、桐… 。お願い、バレてしまう。
演じてしまったことを…。
途中で、入れ替わってしまったこと、
バレてしまう、バレてしまうから、お願い、
「触るな…」
「… 菊ちゃん 、帰ろう?な?
俺と一緒においで 。」
「うるさい…うるさい…うるさい、うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい…五月蝿い、 」
鬱陶しいなぁ_______ 。
「 ッ、ぅ゙、逃げてもうた…
菊…、菊… あんな、聞いたって…?
もう少しやから…もう少しで助けたるから…
もうちょっと待ってな…?」
「スペイン兄ちゃんッ!?!?
な、なんでッ、 菊ッ、なんで刺したりなんかッ、」
「五月蝿い 。なぁ 、菊 。
もういいんだろう?お前がそういったんだ。
お前が言ったことだ。」
「な、何するの…?」
「なめんなよ日本…、」
刃先からは赤く染められた液体が下へ落ちる。
そしてその刃先が向いたのは、
フランスとイタリア 、それ以外の誰でもない。
イタリアへ刀を振りかざすもその刃先はフランスの肩に入り込んだ。
「ッフランス兄ちゃん…!!」
「もうちょっと…もうちょっとだよ菊ちゃん、ッ、
後ちょっとだからッ、畜生…
イタリア 、何とか持てよ?」
「どういうこと…?」
「あと少しで来るはずだからね… 。」
何かを企んでいるようだ。そう感じたのは彼らの言葉を聞いて悟った。
自分にとって都合の悪いものだろう。
逃げたつもりでは無いが、状況の判断を見てさっさとその場を立ち去ろうとフランスに入り込んだ刃を抜いた。
「待てや゙…逃げん゙な゙や゙…」
眠らせたはずのスペインが足に絡みつき、身動きが取れずフランスに後ろから抱きしめられた。
「貴様ッ…」
_____________ プツン
何か 、 自分の中の何かが切れてしまった。
呆気なく間抜けな音を立てて。
周りの雑音が 、 何も聞こえなくなった。
もうやめて 、
「 … 」
気がつけば 、 3人とも力尽きて哀れに恥ずかしげもなくみっともない姿で倒れていた。
「 あああああああああああああぁぁ…、
嘘、嘘だッ、ごめんなさい、すみません、
ああ、…そんなッ、もう戻れない… 」
違う、違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う、こんなの望んでない、
「嘘だと、言って…、」
お前が望んだことだろう?
「そんな…、助けて欲しかっただけで、
ここまでやれだなんて…、」
じゃぁなぜ 、もっと早く言わなかった?
助けて欲しかったんだろう?
だから助けてやったまでだ。
お前から始めたことだろう?
「…本当に消えてしまえば良かったのに、 」
大人しくしていろ。私の言う通りにしろ。
私だけが貴様を理解し、貴様の傍に、
貴様を守ることができるのは私たちしか居ない。
黙って見ていろ。
「…そうですね 、もう、
私たち以外…居ない同然ですから……。」
「菊…。やりすぎだ…。そんな事ないから、
そんなことないから …もっと見て。」
背後の温もり。暖かい。この声は…イギリスさん?
「 イギリスさん……、私、変われませんでしたね、笑
どうすることも出来ませんでした、
こんなに皆さんを傷つけて…。
何がしたいんだろう、そう何度も考えて、結局たどり着いた場所はどうしようもないな、
それだけなんです、諦めて終わるんです、
救えるはずない、、誰よりも…自分のことをわかってるのに、私ですら救えない、、、
お願いです…もう、やってください、
イギリスさん…お願いです、お願いですから、
終わりにしてください、」
「 わかった 。 」
コメント
3件
えまってこっからどう…どうなっちゃうの…
神作品だぁぁぁぁ! 続きが気になります!
1コメ!続きが気になりすぎる、!!