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#ギャグコメディ
澪
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腐ったカップラーメン
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最終話 世界は狭い
───数日後の深夜2時頃。
静まり返りつつある店内で、ミカはどこか信じられないといった様子で声を上げた。
「ちょっと聞いた?久太郎ちゃん。」
サユリの華奢な腕にトロトロとベッタリ抱きつかれている久太郎は、「んぁ〜?」とすっかりアルコールが回って呂律の回らない声で、それでもなんとかミカの方へと顔を向けた。
「駅前の”居酒屋ぱわぁ “ロフトの床が抜けて今営業停止中なんだって」
そのニュースに、サユリはパッと嬉しそうに手を挙げて割って入る。
「あ〜知ってる〜!舐ちゃんちゃんとこでしょ?」
「なめちゃん?誰だそりゃ」
久太郎はボーッとした頭で首をこてんと傾げた。
「私の元彼♡1週間前に別れたけど♡」
サユリが小悪魔的な笑みを浮かべてそう言い放った瞬間、バーの店内の気温がまるで一瞬にして氷点下まで凍りついたかのような、冷たい空気がピシッと走った気がしたが……気のせいだろうか。
暫くの沈黙の後ミカは「世界って意外と狭いのね」と小さく呟いた。
しかし、当の久太郎はまだ酔いが完全に醒めていないのか、あるいは元から他人の恋愛事情に微塵も興味がないのか、全く気にする様子もなく能天気に叫びだす。
「んー よーし!日本酒いっちゃおー!!!」
その調子に乗った発言を聞いた瞬間、ミカのなにかがプツンと切れた。
「ね・ぇ・よ」
有無を言わせぬ低い声とともに、ミカは容赦なく久太郎の襟首を掴み、そのまま店外へと放り出すように追い立てた。
アスロ町の長い夜は、まだまだ終わらない。
コメント
1件
最終話読み終えたわ!「世界って意外と狭いのね」ってミカの台詞、サユリの元彼話からの流れでめちゃくちゃ沁みた。久太郎の能天気なノリにミカの「ね・ぇ・よ」で強制退場させるとこ、笑ったし怖かったしで一気に引き込まれたわ。アスロ町の夜はまだまだ終わらないって感じで、続きが気になる終わり方だった!良い話をありがとう😊