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リビングで大きなバッグを広げ、仕事で発生した洗濯物を次々と取り出す。
多忙期の中でも特に山場だった仕事がやっと終わり、疲労困憊で洗濯なんて本当は翌日に回したいのだが、どうしても洗いたい服が脱衣所に置いてあるのだ。
せっかく洗濯機を回すのなら、ついでに自分の洗濯物も一緒に洗って1度で済ませたい。
バッグから取り出した洗濯物を全部抱え、脱衣所へ入る。
いつもなら自分の洗濯物が入っているはずのカゴには、既に1人分の衣服が乱雑に入っていた。
そう、これから、非常に煙臭くなってしまっているローレンの服を洗濯するのだ。
本人は着替えさせるとしても、脱いだ服が家の中にあっては室内に匂いが残ってしまう。
ローレン1人でたばこを吸う分には気になる程ではないのだが、今回は緊急措置が必要だった。
幸いにも家で洗濯できる服を着ていたし、どうせ本人は明後日の朝までは帰らないのだから、それならば洗濯してしまおうという話になったのだ。
自分の洗濯物を洗濯機へ入れ、その上へローレンが脱いだ服も重ねる。
「当然のようにパンツまで入れてやがる…」
まさか恋人の下着まで洗濯させられるとは思わなかった。
洗剤や柔軟剤を入れてスタートボタンを押す。
浴室からはまだシャワーの音がするが、もう出てくるかもしれない。
自分が出しておいた着替えにパンツは入っていないので、急いで新品を取り出してきて一緒に置いておいた。
疲れついでだと思い、残りの荷物も片づけていると、リビングのドアが開く音がした。
「葛葉ーシャワー浴びて来てー」
「んー……ん!?お前何でタオル一枚なの!?」
髪を拭きながら入ってきたローレンは、腰にタオルを巻いただけの姿だった。
こんな姿をするのはサウナーくらいじゃないのか。
いや、サウナ行かないから知らんけど。
「すぐ脱ぐから着なくていいかって」
「はあぁ!?そ…うだとしても、一度着て脱げ!!」
「まぁまぁまぁ、葛葉もタオル一枚で出てくればいいよ」
「ふざけんな俺は服を着る!」
俺はルームウェアを持って浴室へと向かう。
俺もドライヤーしとこー、と、後ろからローレンの声が追いかけて来ていた。
しっかりとルームウェアも着て髪も乾かし終わったのでリビングに戻ると、ローレンはソファに腰かけて何やら歌を口ずさんでいた。
どうやら風呂上りの一服は終わっているようだが、まさかタオル一枚でベランダに出たのだろうか。
春とはいえさすがに寒いと思うのだが…いやそれ以前にベランダに出るなら服は着ておいて欲しい。
しかし、それよりも、だ。
この視覚的破壊力の強い状況へどう突っ込むべきか…。
「タオル一枚なのに足組むんじゃねーよ。足細すぎなの丸見えなんだって」
俺が戻ってきたのを確認して、ローレンはヘラっ笑いながらこちらへ近づいてきた。
「ははっ!俺の色気にメロメロっすか」
「あーはいはいさすがは色気担当ですこと」
「足見せるのは葛葉の前だけだから安心していーよ」
「………知ってます」
先に寝室へ入ってベッドサイドランプを点けると、それを確認したローレンがリビングの照明を落として入ってきた。
「さっき何歌ってたの」
ベッドの淵に座った俺の横へ、ローレンが肩をくっつけながら座ったので、聞いてみた。
「ちょっと前に歌ってみたの収録したから、まだ口ずさんじゃうんだよね」
「ローレンも忙しかったんだもんな」
「葛葉ほどじゃないから全然元気です。だから、今日はまな板の上の魚になっといて」
両肩を掴まれて体の向きを変えられ、キスされる。
唇だけでチュッチュッと何度も啄まれ、俺の唇を徐々に赤く色づかせているのでは思ってしまう。
すると突然首の付け根に手を当てられ、唇を食べられるのではないかと思うような深い口づけに変わった。
「んんッんッ!!」
ぴったりと合わさる唇の隙間から舌が侵入し、執拗にこちらの舌先を擦ってくる。
こちらも負けじと舌を動かし、ローレンの舌を絡めとった。
ローレンの口内は煙とメンソールの味がほのかにする。
先ほど吸ったたばこの味だ。
自分がたばこを吸うことは一生無いが、ローレンが空気と言うほど必要としているモノの味だけ、俺は知っている。
お互いに舌を絡めているうちに、ローレンの唾液が自分のものと混ざって口内に広がる。
自分の口内が、ローレンの口内と同じメンソールのスースーとした爽やかな味に変わった。
唇が離れると、親が子供の服を脱がせるように万歳させられて上の服を抜き取られた。
そのままベッドへ押し倒され、あっという間に下の服もすべて抜き取られてしまった。
気づけば、ローレンの腰に巻かれていたタオルも床に落ちている。
お互いに素っ裸になったわけだが、俺は肌寒さに鳥肌が立つのを感じた。
「ローレン、寒い。布団かけて」
「えー…布団の中でほぐしたら俺顔真っ赤になるんだけど」
「風邪ひいていいなら我慢する」
「ダメですスミマセン」
身体を横向きに変えられ、ローレンも俺の後ろで横たわりながら掛け布団を肩まで引き上げられる。
背後から抱き込まれるようにぴったりとくっつかれ、首筋にキスされながら布団の中では腰から腹、胸へとまさぐられた。
鳥肌が立ってしまっていた肌の上を這いまわるローレンの手は容赦ない。
ゾクゾクと駆け抜ける快感は下半身へと流れていき、後ろの穴が収縮するのに合わせて、既に頭をもたげた前もピクピクと跳ねていた。
ローレンの手から与えられる快感に目を瞑って集中していると、突然耳にヌチャと水音が響いた。
驚いて目を見開く。
どうやら今度は耳たぶを舐め始めたようだ。
付け根から尖った先端に向かって、ローレンの舌が伝う感覚に背筋がゾクゾクとする。
そうかと思うと、唇で食んでピチャピチャと水音を響かせてきて、一層鳥肌が立ってしまった。
「ローレンッもう耳やめろッ」
たまらずに声を上げると、今度は首筋にキスしながら、鳥肌のせいで完全に芯を持ってしまった乳首をいじり始める。
「んーッ……は、…ア…」
指先で執拗にやわく擦って更に大きく立ち上がらせてから、親指と人差し指でぐりぐりとにじられるのを繰り返される。
あまりにも何度もやわい刺激と強い刺激を繰り返され、敏感になりすぎて痺れを感じ始めたのだが、首筋への口づけから生まれる快感と入り混じって痛みを感じることは無かった。
「…はっ、…今日は、キスマーク、付けねーの」
首筋へ口づけられるものの、強く吸われる感覚が無いので、たまらずに聞いてみた。
付けられる時の感覚も、終わってからうっ血した痕を眺めるのも、実は好きなのだ。
理由は良くわからない。
分からないフリをしているだけかもしれない。
いつか、ローレンにキスマークを付ける時が来れば、その口から言い当ててもらえるだろうから、今は深く考えないでおく。
「キスマーク付けて欲しいの」
「………欲しい」
「ふっ。じゃあ、後でな」
ローレンは布団から身を乗り出して、ベッドサイドに置いていたローションを手に取り、右手に一掬い取ってから布団の中へと潜っていった。
腰のあたりまで下がったと思ったら、冷たいローションが絡みついた指が後ろの穴に触れてきた。
思わず腰を反らしてしまうと、そのまま会陰まで撫でられる。
複数の指の腹を使って、ゆっくりとローションを塗り込めるように穴と会陰を往復される。
「ふーッ…ふぅ……ん、…はッ…」
最初は冷たかったローションが今はもう熱く感じる。
次第に穴を中心にくるくると円を描くような撫で方に変わり、周囲の筋肉をほぐされて入口の動きが良くなっていった。
早く指を入れて、なかを擦ってほしい。
いつまでも挿入の動きに変わらず、焦らされる身体はどんどん熱をもっていく。
ついには、自分で腰を揺らし始めてしまっていた。
「葛葉…腰、動いてる」
「……………知ってる」
「ちょっと焦らしすぎたな」
そう言うと、ローレンの中指がゆっくりと侵入してきた。
反射で力を入れてしまい、ぎゅっと穴を閉じようとしてしまったが、すぐに自分で深呼吸をして緩める。
ローレンは力が抜けたのを確認してから、少し指を引き抜いて、今度は人差し指と一緒に挿入してきた。
少し圧迫感が増したものの、力んでしまわないように自分の呼吸と挿入された指の感覚に集中する。
2本の指が根元まで入ったようで、動きが止まったのを感じて大きく息を吐くと、指の腹で内壁の形状を確認するように擦りまわされる。
そして、早々に前立腺へ行きついてしまった。
「アッ!…ッッッッ!!アァッ!!」
2本の指でそこをぐりぐりと捏ねられて、途端に声を上げってしまった。
それまでの快感とは比べ物にならない強い刺激が突き抜ける。
何度か捏ね上げられた後、一度指を引き抜かれ、今度は3本まとめて入ってきた。
やはり苦しさを感じたものの、前立腺を刺激されたせいで内壁は敏感になっており、そこをなぞりながら浅い出入りを繰り返して少しずつ挿入を深められて、次第に中を広げられる圧迫感さえも快感に変わっていた。
3本の指が、指先で壁を引っ掻きながら何度も出入りする。
手首を回して角度を変えながら挿入が繰り返され、内壁をまんべんなく擦られて荒い呼吸を繰り返す中、時折前立腺をかすめられて喘ぎ声があがった。
ローレンを受け入れるためのそこは、柔らかくほぐれ、完全に準備ができていた。
最後にゆっくりと、丁寧に内壁を擦りながら指が引き抜かれる。
「ん、ふッ…んん……」
「葛葉、上向いて」
促されるままゆっくりと仰向けになり、膝を立てて足を広げる。
ローレンは布団を背負ったまま足の間に入ってきて、片手をついて少し屈み姿勢になった。
自分でも言っていた通り、ずっと布団の中に顔を入れていたせいで、かなり火照っているようだ。
頬が赤くなって、吐く息が熱くなっている。
少しでもマシになればと思い手を伸ばす。
ローレンの頬へ冷たい指先が触れると、手首を掴んでその手に頬を擦り寄せながら笑ってきた。
「葛葉の手、冷たくて気持ちいいな」
ひんやりとした感触をひとしきり堪能すると、ローレンは挿入を開始する。
しっかりと緩められた穴は、最初の張り出しを飲み込んでしまえば、後は根元まで一気に突き入れることができた。
「アアッ…ッ!…ア…」
「ご所望の痕、付けてやるよ」
ローレンは、根元まで収めた状態で覆いかぶさってきて、首元への口づけを始める。
舐めたり、唇で食まれたりしていたと思ったら、急に強く吸われ、真っ赤な痕が刻まれたそばをまた舐めて、強く吸われる。
ローレンの背に手を回しながら、なんて幸せなのだろうと思う。
一つ一つ痕を増やされるたびに、ローレンのものになっていく錯覚を覚える。
「動くよ」
低い声で囁かれ、律動が始まる。
大きくて硬い質量が出入りを始めた。
細かくうねる壁を擦り上げられ、そのたびに前立腺を突かれる。
一瞬で快感に支配されてしまった。
「ああああッ!!…んァ…ア゛ァ…んんん!」
「はぁ…、葛葉……ッ…きもちい…ん、うッ」
互いに間近で熱い息を吐きながら、快感を追いかける。
気持ちよさからどうしても力んでしまうのだが、どうやら丁度いい締め付け具合になっているようだった。
何度も、何度も、腰を打ち付けられる。
そのたびに自分のものから先走りを押し出されて、腹の上へ糸を垂らしていた。
この10日間、忙しすぎて自分でする元気も無かったのに、ローレンとセックスすれば快楽を追い求めずにはいられない。
更に気持ちいい場所を擦ってもらいたくて、だんだんと腰が上がっていき、気づけばローレンの腰へ両足を引っ掛けていた。
「んあッ!アッ!あぁ゛ッ!!はぁ!ん、ん、んぅ、アッ!」
深い場所まで突き上げられて、声を抑えるという思考も吹っ飛ぶ。
突き上げと同じリズムで自分の口から発せられる喘ぎ声が、お互いの官能をより高めていた。
「ん、ふっ、ッ!は、あ!はぁ、は、んんッ」
ローレンは自分の、自分はローレンの、喘ぎ声に、感じている。
お互いに限界が近い。
イきそうだとローレンに伝えようとした時、左右の肩を掴まれた。
「く、ずはッ…、んッ、…手、離すなよ…ッ!」
言われた途端に律動のスピードが一気に速くなった。
突き上げる動きに伴って受け取っていた快感の波が狭くなりすぎて、最早ずっと高みに居続けている。
「ロ…レ、……ッ!…く、…ッ…ッッ…んぅ……はッ……ァッ…!!」
力を抜けずに息を詰めすぎて、酸欠のような喘ぎ声になる。
苦しい、気持ちいい、苦しい、気持ちいい。
「イく…ッ!!…、~~~~~ッッ!!」
「は、ぁ、ッ、あ、は、は、はッ、ふッ、…うッッ!ッッッッ!!く…ッ!!」
自分の腹に勢いよく精液をぶちまけていると、ローレンのものがひと際奥へ突き込まれ、数回に分けて大きく跳ねながら精液を流し込まれた。
気持ちがいい、気持ちがいい、気持ちがいい。
息を詰めては思い出したように少し息を吸い、また息を詰めて快感に耐え続ける。
苦しそうな俺の様子に気づいたローレンが、肩から手を放して優しく首筋を撫でてきたので、やっと息を詰めずに荒く呼吸ができるようになった。
あらぬ方を向いていた顔をゆっくりと前に向けると、ローレンがキスをするために覆いかぶさってくるところだった。
背中が温かい。
ローレンが後ろから抱き込んで密着してくれているおかげだ。
どうせ寝てしまえば寝相の悪いローレンは転がっていくのだが、眠りに落ちるまではこの状態でいられるのだから十分だ。
セックスの余韻が落ち着いてから、洗濯物を干すのを手伝わせ、2人して歯磨きまでして後はもう寝るだけだ。
ローレンは今、俺が用意した服を着ている。
いわゆる彼シャツ状態なのだが、お互いに体格が似ているためダボダボ萌えポイントは加算されず、ただ服を貸しているだけだった。
それでも、同じ柔軟剤の匂い、同じシャンプーの匂いというのは、小さな幸せを感じるものだ。
「ローレン、もう寝た?」
「んー…もう寝そう」
「じゃあ明日にするわ」
「ん…そーして」
「おやすみ」
「んー…」
腹に回された手に、自分の手をそっと重ねる。
明日起きたら、位置共有アプリを入れないか伝えてみよう。
お互いどこに居るかリアルタイムに見れるやつ。
ローレンは俺の居場所を常に知りたいだろうし、知られてもいいと思った。
だってもう、これからは、俺がローレンを欲しがることだってあるのだから。
【あとがき】
ちなみに夕飯は、家へ帰る前に外で食べて帰っています。
お互いの家に泊まるとき、服は相手の持ち服を借りるという状況に、萌えています。
kzにキスマーク付けられるlrも…いつか書きたいです。
ちなみに、攻め顔のkzはイメージできないのですが、lr相手に受け顔でリバなら、アリかもしれないと考える昨今です。
それと今更ですが、kzさんのとんがり爪はlrと居るときは普通な形にして引っ掻いてしまわない様に配慮していると勝手に思っています。