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ブルーロック二次創作
蜂楽死ネタ
(創作)奇病パロ
病み?というかなんか暗い()
なんでもありな人のみどうぞ。
_痛い。
痛みを感じたあと、俺の視界に入ってきたのは、きらきらと輝くガラスの破片だった。拾って傾けてみたら、それは黄色、ライムグリーン、ターコイズブルー、ピンク、オレンジ……様々な色に煌めいていた。
🐝 …なに、これ…?ガラス、?
俺はいつもみたいに、”青い監獄”でドリブルの練習をしてた。『かいぶつ』と一緒に。
急にくらっとして、ズキンって頭が痛くなって、気付いたら、ガラスの破片が落ちてた。
なんだろうと思って眺めてたけど、あることに気付いた。
🐝 …えッ、?
__左手の人差し指の先が透き通って “ 割れてる ” 。
本当に、ガラスが割れたときみたいな、ヒビが入っていたんだ。
透き通ってる指先も、持ってるガラスの破片と同じように煌めいていた。
🐝 え、…え?何これ…?
自分の身に何が起こっているか分からなかった。
分かったのは、このガラスの破片は、「俺の体の一部だった」ってことだけ。
訳が分からなくて立ちすくんでいると、
🧩 …蜂楽、どうしたんだ?
いつの間にか潔がいた。
🐝 ッ潔、…これ…見てよ、、
怖くて、どうにかしたくて、潔に見せた。俺の指、ガラスの破片、涙が止まらなかった。
_俺、もうサッカー出来ないんじゃ…?
そんな思考が俺の頭を支配していた。
🧩 …、!!ば、ッ…、蜂楽の指がッ…!
🐝 こ、これ…どうしたらいいかな、、?
すると、向こうから女性が走ってきた。隣には絵心もいる。カメラかなんかで見てて、俺の異常に気付いたんだろう。
彼女は、帝襟アンリと名乗ってから、俺を病院に連れていってくれた。
潔も、絵心も着いてきた。
『かいぶつ』も、心配そうにしてる。
医者に診てもらった結果、俺は《硝子病》という奇病を患っていたらしい。理由はわからない。
そして、治療法も見つからないらしい。
約1ヶ月間の命だろう、と医者は言っていた。
目の前が真っ暗になった。
俺、やっぱサッカー出来なくなっちゃうんだ。
帰り、潔が大泣きして大変だった。
…嘘。俺も大泣きした。
🧩 ッなんで…!な”んで、蜂楽がぁ”…!!ボロボロ
🧩 俺ッ、俺……!も”っど蜂楽とサッカーした”い”のにッ!!!!
🐝 …ッうん……!俺もまだ…、!死にたくない”
…!!ボロボロ
それから”青い監獄”に帰っても、1時間は潔と大泣きした。涙がずっっと止まんなくて、指先の痛みなんてどうでもよかった。
入院はしなかった。したくなかった。
入院するくらいなら、最期までサッカーボール触って、皆と一緒に居たかったから。
離れたくなかったから。
その日のうちに、絵心が俺のことをブルーロック内に知らせてくれた。
食堂から部屋まで、みーんな付きっきりで…
俺って幸せ者だなぁ、って思った。
❤️ ぇ、…それ、大丈夫なのかよ!?
💪 …蜂楽…、
🖤 ……やばいね、
👑 ……硝子病…、初めて聞いたな…
今まで関わった色んな人が来てくれた。凛ちゃんもいたよ。俺の左手をずっと見てた。何も話してくれなかったけど…心配しててほしいなぁ。
部屋に戻って、俺は考えた。
もうあと1ヶ月したら、俺はここから、この世からいなくなる。
だったら、なんか俺が生きた証を遺したい。
だから、決めたんだ。
この1ヶ月間、あったことを日記に書くんだ。
そうしたら、俺も楽しかったなーって振り返れるし、潔たちも忘れないでいてくれると思ったから。
左手の欠けた人差し指を眺める。病気なんかとは思えないくらい綺麗で、なんか複雑な気持ちになる。
俺の体は、これからどうやってガラスになっていくんだろう。
俺は…どうやって皆とお別れするんだろう。
…ふと『かいぶつ』が見える。
サッカーしなくても、俺のともだちだから。
🐝 …俺、サッカー出来なくなっちゃうね、、
ずっと悲しんでいても仕方ない。
俺は日記帳の最初のページを埋めていく。
1日目
俺は《硝子病》っていう奇病にかかったらしい。
左の人差し指がきらきら光ってるんだ。綺麗なのがちょっとムカつく。
硝子病は過去の例がないから、どうやって死ぬか、どうやって病気が進行するかは分からないんだって。
俺はサッカー出来なくて悲しいってことしか思わないけど笑
潔がずーっと泣いてて、さっきまで、寝る直前まで、ずっとずっと泣いてた。俺ってそんなに大事にされてたんだね。嬉しいな。
ここからの1ヶ月はあっという間だろうけど、俺は最期まで好きなことやれたらいいな。
この体でできるのかは、わからないけど。
明日はまだ、どこも悪くなってないといいな。
《硝子病》-がらすびょう-
体が徐々に透き通り、硝子になって崩れていく奇病。治療法は見つかっていない。指先、爪先から始まり、徐々に体を蝕んでいく。最期には心臓も硝子になり、割れてしまう。
蜂楽のケースは非常に珍しく、心臓が宝石になるという《宝石病》も患っている可能性が高い。
強い衝撃が走ると割れてしまう。熱にも少しだが弱くなる。
ちなみに、患者の硝子になった体の一部は非常に高価な宝石になり、指1本で高級車が1台買えるほどだという。