??視点
高生くんの経営してるホテルの近くにある山を登っていた途中、急に山が脈動する。
周りにいた登山者たちも困惑しているようで、もちろん俺も怖くなる。
ふと、ある登山者から声が聞こえる
「山の奥から、声が聞こえる。」
そう言った後に、登山道とは違う道を歩く。
俺はその人を追いかける。近くの山で遭難者を出すわけにはいかない。
彼女はふと、洞窟の前で止まる。
何かを聞いてるのか?
「何してるんっすか、早く下山…」
洞窟の近くに行くと、俺にも聞こえてきた。
謎の鼓動、それに隠れて聞こえにくいうめき声。
それに恐怖を覚え、身が固まる。
しばらくした後、女性が奥に
もうそろそろで姿が見えなくなってしまう、早く追いかけないと。
奥に進む事に引き寄せられる意識。でも、今更引き返す事なんてできない。
俺は_
みー視点
三人でお揃いのアクセをもらった?後に向かうのは図書館。
中は結構広く、様々な本の種類がある。
今回探しに来たのはこの世界の歴史 について。
実際みー達はこの世界のこと全然知らないし、水穂もよく分かってないらしいし。
と、言う事で店員さんに案内してもらい、その部屋に向かう。
部屋の中に入るとぎっしりと詰まった本の集合体。
その中でも最近のものばかりで、昔の事についての本は少ないらしい。
しかしその本の中身を見てみても…
「なんだ…この文字…読めない」
「これなに書いてあるんだろ、全くわからん。」
そう、この中にいる人だーれも読めないというハプニングが。
ってことで店員さんに読んでもらう事に、ありがとうございます…
しかし、またもやハプニング。
「〜〜〜〜〜ーー、ー〜〜〜」
読んでもらっても、その言語がわからん。
略してもらっても、わからん。
そしてこの文字の読み方などを教えてもらおうとすれば、
「う…んぐっ、すいません、ちょっと、きもち、悪い…ケホッ」
理解する前に脳がその情報を否定して、頭痛、吐き気などが襲ってくる。ほんとになんで?
「それなら、逆に地元の人達が読めない本を見てみる?」
それだ!とカナの提案に賛成する。
それでまた店員さんを呼び、現地の方が読めない本を集めてもらう。
「処分しようと思ってたんですが…残しておく物なんですねぇ…」
テーブルの上にボン!と一冊。
あらあら、といって元の仕事に戻る店員さん、なんかありがとうございます。
皆で囲んで読むことに。
題名を見てみると、どうやら冒険家の方が書いたものらしい?
この世界を創造した者は、大体の本は神様と書いているが、私は違う。
様々な神殿を周り、伝承を集めた。
その伝承に共通しているのは、妄想である。
中々聞かない言葉だが、必ずと言っていいほど、よく見かける。
カミサマがお遊びでこの世界を創ったとか…いやいや流石に…
後、何もわからないルール?を破ってしまうと〈世界を正す者〉が何か?するのかな?
もうよくわからん!!
ほぼ本に書いてあったので強力な情報はなかった。
ていうか大体冒険の話だった。ここでどこどこ何があったかが書いてあった。
っていうか最後の方投げやりだな。
読み終わったので周りを見る。もうすっかり外は暗くなっていた。
しかも隣で寝息を立てている人が。
「すぴー…くかー…」
みーは(起こすのは面倒くさそうだ)と思ったので、何も言わず本を返しに行く事に。
それで、立ち上がって扉に手をかけると
「…水穂、ほら、ホテルに戻るよ」
流石、相棒同士ちゃんと気にかけてる。
みーだったら起こさないでそのまま行こうかと。
本を戻し、部屋に戻ってくると…
「む…気持ちよく寝てたのに…」
と、ふてくされる水穂。
グチグチ言ってくる人を無視して外にでる。
どうせ部屋に戻ったら「枕投げするぞ!」とかって元気になるんだろうなー
次回、別れて行動
コメント
1件
ふてくされ水穂可愛い()