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「安室さん。彼女、名字名前スミスさん。あなたが来るまでずっとポアロで働いてたの。先輩よーー元々、アメリカの出身だから、お父さんの都合で行ったり来たりしてて、その度に手伝ってくれるのよ」
「ハァイ」
と顔の横で手をぱたぱたさせる姿はアメリカ娘っぽかったが、次に頭を下げられ安室はよくわからなくなる。
「初めまして…えと」
梓に振り向き、名前はまた安室を見て首をかしげて笑った。
「透くんーー」
「…」
え?と名前は梓と安室を交互に見た。
「…あの…失礼ですけど…」
「こら」
と梓がにやりとする。
「女性に年齢を聞かないのはマナーでしょ。どこの国も」
「いいんですよ、母が結構童顔だから…バーに行く度にIDって言われますし」
「20…?」
あといくつ?という顔の安室に、名前はまた人懐っこく笑う。
「あ、シスター。33になりました」
「…はは…」
参ったな…と安室は色々なところを開け出すので女ふたりは顔を合わせた。
でも年上なのか…あれで。と上に頭をぶつけた。
「名前さんだー!」
歩実が手を伸ばすのを抱き上げてまわす。
「わー!お久しぶりです!」
「おう姉ちゃん!元気かー!?」
わらわらする子供らに、名前は緩いカールしたポニーテールを揺らしながらしゃがみこみ話し出す。
ちら、とまだ隣にいたコナンを安室は見た。
「…いない間は男性客減るよ」
コナンは見上げ返す。
「ヘイ!座って、名探偵たち…向こうのお菓子たくさんあるのよ!」
カム、のしぐさが下からなのに向こうの育ちを感じる。
「どうかした?」
とコナンに首を振る。テーブルで一緒にお菓子を開いて、ぐみを投げた元太に投げ返して大笑いする。
可愛い……。普通に。どうしよう。
視線に気づいた名前が、同じように投げてきた。
「おめぇら!」
とコナンが言うと集中攻撃に合う。
「あはははは!」
「な、名前さんまでやめ…!」
はっとした安室が手を出す。
「食べ物で遊ばないでください!」
「ほらっ…!」
と上にあがる白いーーたぶんマシュマロに慌てて安室は口を開けた。
「えーっ…」
と入り口で明らかに残念そうな歩実。
「ごめんね…父がヨーロッパに今度転勤になるから…次はいつになるか。だから家も売り払うから…」
古谷は皿を洗う手を止めた。
「姉ちゃん、俺らに会いに来ればいいじゃんか!」
「そうですよ!おうちももったいな…」
「おい」
とサッカーボールを持つコナンが呼ぶ。
「仕方ねぇだろ。都合なんだ」
「…ふふ」
と名前は歩実を撫でてから立ち上がる。
「こっちにThe oneでもいたらいいのにね…」
「名前お姉さん…絶対会いに来てね!」
「約束です!」
皆が指を出すそれに悲しそうな名前に、コナンはキッチンで同じような顔の安室を見た。
「手伝うわ」
よいしょ、と泡の中に手を入れる名前にその中で手が絡んだ。
「あ、すみません…えっ」
パチ、と電気を落とされ古安室は上を見上げる。
「節約」
「あの…ここ日本ですよ名前さん」
はっ!としたように名前はまたつけた。
「ごめんなさい!カンザスは電力供給完璧じゃないから…」
へへ…と頬をかき、またスイッチを入れる。
「癖で。ごめんなさい」
「暗闇でお皿洗ってるんですか?」
苦笑いする安室。たしかに向こうは地下で洗濯したりするから。
「いつもじゃないけどね、怪しそうな日は…天気悪い日とかね」
肩をすくめる名前に、古谷は隣にいる彼女になんとなく笑みを浮かべる。
「あっ」
「!?」
急に名前が、下がってきた腕のシャツを安室の後ろにまわり引き上げる。
「泡だらけになっちゃうよ」
顔が斜めに出てきて、ふふ!と笑って離れる。
「…っ」
瞬間、本能に訴える音がスマホから鳴り響いた。
「なんの……」
カタカタと戸棚が動く音がし始める。
だん!と下に引っ張られたような揺れに、安室はすぐ名前の頭を下げさせた。
「くる!」
「きゃああ!」
ぐらぐらと揺れる室内に、名前は安室にしがみついた。
長い!とドアに手を伸ばすが届かない。
明かりが落ち真っ暗になって、ふたりそのまま抱き合った。
「…は」
「あぁ止まった…かなり大きな地震でしたね…って!」
カタカタ震える名前の合った目からは涙が溢れていた。
島国にいて慣れすぎて、でも名前は向こうの生活が長い。かなり怖かったのだろうと、思わず胸に預けたまま安室は優しく言う。
「大丈夫ですよ…」
「ふっ…うぅ…」
「あ、あの名前さん…」
かああ、と段々安室は赤くなる。
近……目の色が蜂蜜みたいだ。吸い込まれそう…。
「やっ!」
立ち上がろうとして首にまわった腕に尻餅をついてぎょっとする。
「えぇ!?」
「嫌っ…は、離れないでください…怖かったです…」
まだまだあがる顔の熱に、安室は首を振る。
なら尚更ドアが開くか、震源地も確認しないと…。
スマホを取り出す。チカチカする地震速報を消し、ネットにつなごうとする。が。
「つながらない…名前さん。床にいるとからだが冷えますから向こうに…」
「はい…」
「ちょっと待って…」
移動する間も、名前はしがみついている。
「思った通りだ…」
ガチャガチャとやるドアは開かない。向こうは開くか?とキッチンを振り向くと、ちらっ、と後ろから明かりが光った。
「安室くん!」
「名前さん!?無事!?」
「小五郎さん!コナンくんーー」
「大丈夫ーー悪いんだ!非常口が開くか見てくれないか!あと正面ドアも引いてくれ!蹴るーー」
コナンがわかったと走る足音が消え、小五郎がガチャンとドアを引く。
「安室くん!」
「はい!」
名前は小さくなりながら離れた。
「せーの…」
何回か繰り返したがびくともしない。
「安室さん!後ろも無理だ!」
「万事休すだ…」
「透くん」
安室は名前に大丈夫。と頷く。
「震源地は?」
「茨城みたいだ、テレビつかない?」
名前が急いでチャンネルを押すが、こちらを向いて首を振る。
「今夜はここにいるしかなさそうだ…幸い食べ物もトイレもあるからね」
「…名前さん大丈夫?」
とコナンが静かに言う。
ぺた、とまた床に肩を抱いて座ってしまう名前を肩越しに見て窓に首を振る。
だろうな、とコナン。
「安室くん!何かあれば天井をつついてくれ。上にいる。余震があるかもしれない」
「蘭さんは?」
「もちろん大丈夫。名前さんを心配してるくらい」
「とにかくありがとうございます!しばらくしたら通信は復活するでしょうから。遠慮なく連絡させてもらいます…ひとりじゃ…ないので…」
「わかった!気を付けるんだぞ!」
安室は手を振りすぐ名前に駆け寄った。
「…何か暖かいもの入れますか?少し落ち着くとーー」
「抱いて」
蜂蜜に見上げられ、古谷は固まる。
「と、透くん…こ、こわいの…ごめんなさ…」
きゅっ。と肩にある手がシャツを握りしめる。
慌てて安室は首を振った。違うそういう意味なわけないだろこんなときに…。
「それで…落ち着くなら……いいです、けど…」
「こうしてて…」
「ソファに座ってくだ…うわあっ!」
どさ!と足が絡んでソファに名前を押し倒してしまう。
「…」
地震に動揺しているのか、名前はそのまま目だけ動かす。
「すっ…すみません…」
頭を下げてさらに柔らかさにはっとした。手が片方胸に乗っーー!
がばりと離れても、名前は起き上がらなかった。
「こ…」
ばくばくする自分の胸を押さえる。
「珈琲で…すか……」
はむ…はむとゆっくり両手でサンドイッチを食べる名前の頭が、安室の目の前を揺れる。
ぴったりくっついた膝と肩に、安室は素直に唾を飲んだ。
「食べない?」
お腹いっぱいです。と首をもげるくらい縦に振る。
手ぇだしてぇ……。違う違う。怖がってる怖がって…とまた何度も頷く。
「パパとママ大丈夫かな…」
「お母様、日本人でしたよね。日本で長く生活した経験があるのなら…心配要りませんよ」
「うん…」
こて。と肩に頭が乗り安室は目をぱちぱちして正面を見た。
「でもよかった」
「え?」
不安そうな顔が笑みを浮かべる。
「透くんがいて」
「ーーいなくても」
名前はきょとんとして起き上がった。
「…き、来ましたから……絶対…」
しばし見つめ合ってしまう。
「Why?」
ちら、と安室は太ももにある名前の手を見た。
「あ…そういう…」
「え!?ちが…」
「いいよ」
「あぇええ!?」
変な声がこだます。いいんだ!?じゃないーー!
「わ、わたしでいいの…?」
「あのーーもしかして僕のこといくつだと思ってます…?」
名前はいぶかしげに首を傾げた。
「…University…?」
ガクッ、と頭を垂れる。もしかしてだけど、初めてだと思われてる。
「違った?ごめんなさいハイスクール…?」
「もっと下がる!?」
そんなに童顔…?と安室は唖然とした。
す、と顔が近づいてきて思わず後ろにのけぞる。
「な、名前さん…!?もう大丈夫なんですかーーなら…」
足の間に手を置かれ、いっ!と固まる。
「…あ、あのね…」
名前はふ、と目を伏せてからきゅっと唇を結ぶ。
「…っ」
「今日初めて会ったときからね…可愛いなって思ってたの…」
男性に使う可愛いは欧米では誉め言葉だがーーそれよりも。
僕もあなたをそう見てたなんて。今から言ったらなんか【そういう】関係で終わってしまうんでは……と頭はぐるぐる。迫ってくる名前は膝に乗ってしまった。
「ああああの!」
「…大丈夫だよ」
気持ちいいだけだから……
「!」
唇がついた瞬間、もうーーと安室もついたまま唇を開いた。
「はっ…」
「透くん」
ぎゅう!と名前を抱き締める。名前は顔を押さえたままふたりは倒れた。
「え」
下になる安室は顔をひくつかす。
かああ…と赤くなってしまい気まずくて顔をそらす。
これ、やばくないか?
「…してほしいことある…?」
「~~…!?」
名前はエプロンを外し、シャツのボタンを外し始める。
ばさ、と広げたときの深い谷間に釘付けになってしまい首を振った。
「ない、の…?」
「待って待っーー」
ぱちん、とブラの音が鳴り安室は思わず目を閉じた。
「!」
「あの…」
はあっ、と息をつきそっと名前を見る。
胸元を隠したままもじ、としていた。
「ないなら…さわっーー」
がば!と安室は名前を押し倒した。
「んふふっ…」
名前は照れたようにまたもじ、とした。
「…おっきくなった」
「あ、当たり前ですよ!すっ…」
好きなんだから!
という声と同時にぱっとテレビがつく。青白い光の下で、名前の白い肌が余計白く見えた。
「ふふ…ありがと」
ありがとう?と安室が顔をしかめる。
「いいんだよ…好きとしたいは別でも…」
「違います!そういう意味であなたとこうしているんじゃない!」
「え…と、透くん…」
「あなたはそうかもしれないけどしかも高校生でも大学生でもないしなんかおかしい主張ですけど初めてじゃないですよ!社会人何年してると思ってるんですかっ…!」
一気に言ったら名前はびっくりしていた。どっちにだろ……とふと思ったが、もうこうなったら止められない。
「ふぁ…や…透くん…っテレビ消して…」
「嫌です」
名前が見た安室は俯いていた。やがてあげた顔は、哀しげで。
「…もう日本には…戻らないなら…目に焼きつけてやる…」
「ああんっ」
思い切り胸元に顔を埋められて名前はずり、と安室の背中を握りしめた。
ちゅっ、れろ、といろんな水音がする。
「そ、そんなに…」
「ほら」
と胸をくい、とつまみ、乳首をくり…と指でやる。こりこりと固い。
「名前さん…感じてくれてるんですね…はあ…」
また口に含む安室がうっすら汗ばむのが髪が動く度にわかる。
「んぅ…!」
いきなり名前が起き上がり口付けたまま、また押し倒す。
「あ…はあっ…」
とのけぞる安室は脱がそうとすると自分でも足をもぞつかせる。
「ああっ!」
何をされたかはそこに感じる生暖かさでわかり、予想以上に声が出てしまう。
名前に咥えさせて……。
ギッ!とソファが鳴る。
「んっ!」
腰を上げ下げしてしまい、喉奥まで当たったのにはっとして飛び起きた。
「っごめんなさ…!」
「ぷわっ…」
離した拍子に、自分の腹に名前の唾液が飛ぶ。
「あ…」
ちかちかと青白い光の中で、名前がとろり。という目で唇から糸を引かせている。
「とおるく…」
あっ、とまた名前を押し倒して引き剥がすようにすべて脱がせたときーー
「…」
本当にないんだ。と思って止まってしまった。綺麗に処理されていてつるつる…。
「ひゃあ!」
と名前はそこに思わず顔を埋めた安室を押す。
舐めやすい…素直にそう思いながら、もうぬるぬるだ。とも思う。
指を入れたらちゅ、とキスしたみたいな音が鳴った。
「名前さん…いいですか……もう…」
「いいよ…」
「座って…」
名前は安室を向いて座ろうとしたが首を振られる。
「顔見えないよ…?」
「見ないでください…」
「んぁ」
くるりとからだを背にされ、はっと名前は戸棚に映る自分たちの姿に気づいた。
「…あ!あ…」
びくっ、と名前は入ってくる古谷にのけぞりソファに手をつく。
「う…」
角度があるからそれ以上、とまでなったとき安室が呻く。
「透く…ひざ…膝持っ……」
膝裏を持たれた瞬間、一瞬で奥まできて名前はほとんど叫んだ。
深く……深いから。
パン、パンと音が鳴り始める。
「名前さ…っ…好きだーーっ…行かないで…っは」
「…んやぁ!」
耳元で言うと首筋に顔を埋め、そのまま安室は激しく腰を打つ。
「あっあっ…」
ぐいと顔を向けられ口付けられる。
「んっ…と…抜けちゃ…」
激しくされすぎて名前はそこを押さえた。
「はぁーっ…はー…」
と荒く息するふたりで戸棚越しに目が合う。
「!」
ガタガタ!と音が鳴り名前はテーブルに上体を乗せてしがみついた。
「やぁぁ…見ないでぇっ」
明らかに尻を左右に開かれてひく、と後ろの穴が動く。
「あ…きゅって…かわい…はあ…」
ハート型のおしり。と安室はふ、と笑い鷲塚んだ。
「透くんんーー!」
テーブルの端に名前が手を伸ばすから、ナフキンもメニューも崩れ落ちていく。
ふたりとも……。
「あぁあん!あぁっ…あーー」
名前はざあっ!と潮が引くような感覚に目を見開いた。引いた潮はーー
「と…あーーComing…や、あああ!」
「ううあ…!」
蛇に締められるような苦痛なまでの快感に、安室はぶる、と震えて名前に被さった。
「安室さーん!名前さんあれ…?」
朝になり、蘭とコナンは下にきていた。返事がないので蘭が窓を手をかざして覗く。いない?
「開いたのかな?」
蘭は首を振る。
「テレビついてるしなんか…」
ふー、と息を深く吐く蘭にコナンはぎょっとして離れた。
ぐわ!とまわした足がドアに当たると、開いてまた閉まるほどの勢いで開いた。
「「開いた!」」
ふたりは喫茶店に乗り込む。
「あむ…」
「きゃあぁ!?」
ゆら、とソファの下から起き上がってきた白い背中に蘭は色んな意味で叫ぶ。
「ん…きゃあ!?」
ばっ!と名前も縮こまる。
「ちょ…」
やべーーこれーーとコナンはその隣からゆら、と起き上がってきた目を擦る安室に、また色んな意味で叫んだ。
「きゃーー!」
蘭はしゃがみこみ顔を覆う。
「お…」
お前らなにやってんだ!とコナンは思わず安室に駆け寄り、はっ!とジャケットを名前にかけて抱き締める。
「ちげーよ!」
コナンは戸棚の匂いがする緑の布をばっと蘭に見えないように引き上げた。
「What now!」
「ら、蘭ねえちゃん非常口!はやく!」
「は!?あ、うん!」
「ドア開いたの?」
と欠伸する安室に、コナンは赤くなって言った。
「バーロ!は、はやく名前さんも安室さんも服着て!」
蘭は開いた非常口から戻ってこなかった。
「わーあははは…」
白人の男の筋肉の塊に、元太と光彦がぶら下がって笑っている。歩実は首に乗っかっていた。
「仕事って…」
コナンはそれを背に、抱き合う名前とそっくりな女性を見ている安室を見上げた。
「軍人みたいだね…彼ら、異動は世界中だから…」
ふふ、と安室はこちらに歩いてくる名前の母親に手を広げた。
「娘をよろしくね…」
「もちろんです」
ハグし合い、安室は後ろで恥ずかしそうにゆらゆらする名前を見て微笑む。
「名前さん!」
歩実たちが出てくる。
「よかったですね、安室さん」
光彦がひひ、と笑う。
「え」
「でもよぉ、海外のお菓子もう食えないのか?」
「パパに頼むわよ」
名前は入り口からかかんで出てくる、父親の胸に飛び込んだ。見えない。
「鍛えなきゃだめよ、安室のお兄さん」
と歩実は腕を組んだ。
「そうですよ!」
「兄ちゃん頭と顔はいいけどよ!」
「そうかもなー」
とコナンは振り向いて笑った。
「【守りたい】人がいるなら、さ」
きょとんとした安室に、名前が飛び付いてきてあの蜂蜜色が細くなる。
「…Hi, honey」
「Kiss」
しろ。とガムを噛む壁のような軍人は手をやった。
「…」
すっ、と爪先を立てる名前に、安室は頬に手を添えた。
「Hey…」
Sweeter(愛しい人)……
キスしたふたりに、子供らは跳ねて笑う。やれやれ、とコナン。
後ろの両親もキスしていた。
「宿題!名前さんに英語聞けば満点よ!」
「ペラペラですね!」
「兄ちゃんジュース!」
ポアロの中に駆けていく子供らに、コナンは追いかけた。
「おめぇら!自分の力でやれよーー」
「楽しくなりそうね」
「え?あぁ…」
笑ってタクシーに乗り込む両親を名前たちは見送り、手を取り合ったままからだを向け合う。
「あの…」
「?」
「昨日は…」
かああ、となる安室に名前はまだ首をかしげていた。
「…その……ちゃんと聞いてもらったかわからないので……」
「何を?」
す、と耳元で安室は呟く。
「好きです……名前さん…付き合ってください……」
名前は目をぱちくりした。
「とっくにsteadyでしょ?」
「いや、まあ…意味はわかりますが…落ち着かないので…だから…」
返事待ちです…。と言う不安そうな年下の彼氏に、名前はぷっ!と笑った。
「どうしようかな?」
「はっ!?」
「だあって…たくさん魅力的な人がいるんですもの…小五郎さんとか」
「嘘!」
「ふたりとも!仕事!」
という梓の声に名前はかけてく。
「っな、名前…!」
ふふっ!と名前はまた笑ってドアを閉めた。
可愛い可愛い年下くん。
「だいすき!ふふっ!」