15.『最後の告白』
僕達は遊びほうけた
色んなところに言って
食べて遊んでそして僕達は誰の居ない空き教室に来た
晴明『話って何ですか?』
道満『好きです。晴明君』
晴明『…………』
道満『誰にも渡したくないほどに』
晴明『僕も伝えなければなりません』
晴明『僕は”好きな人がいるんです”』
道満『っ、佐野君ですよね?』
晴明『はい、そうです』
道満『けど、良いです。もし貴方が佐野君に振られ((
晴明『違うんです。それを言いに来たわけじゃありません』
晴明『僕は、道満さんにもう諦めて欲しいんです』
道満『な、何でですか?』
晴明『きっと、このままいけば僕はそのうち道満さんの事を好きになるんでしょ、』
道満『じゃ、』
晴明は首を振る
晴明『淡い期待と夢それが、貴方を苦しめることになる』
晴明『それは僕は嫌です』
晴明『好きだなと思う気持ちがあるんです。けど、その好きは家族と同じ好きでした』
晴明『だから、これで終わりにしましょう?』
晴明『じゃ、僕は行く所あるんで』
道満『待っ
僕は今最低だと思う
1番僕の事を思ってやまない人を振ったのだから
だけど、僕が好きだなと思う度道満を苦しめる
そんなの、絶対にあってはならない
道満には内緒だけど、家族の好きもあったけど、少しほんの少しだけ、佐野君と同じ好きもあった
晴明『佐野君!』
佐野『晴明』
晴明『あのね、僕』
それ以上の関係になれなくっても
例え嫌われても
それでもいい
今だけ、今だけは僕に勇気を
晴明『僕、君の事が好きなんだ…………///』
佐野『俺もだよ』
晴明『えっ?』
佐野『俺も好き』
晴明『ほ、ほんと?』
佐野『付き合ってください』
晴明『もう、告白したのはこっちなのに、』
佐野『で、返事は?』
晴明『はい、喜んで』
案外儚く散ったな
けど、何だか、
悲しいな
朱雀『あっちゃん?何処?』
朱雀『っ、あっちゃん…………振られたんだね』
道満『俺の、方がッ最初に……好きになったのにッ!』
道満『好きなのに、ほんとに、』
朱雀『分かってるよ、晴明君は人気者だからね』
道満『愛し……てたのに』
けど、これでもいいと思った
だって期待も、夢も無いのだから
もう、晴明君は好きな人のところに言ってしまったのだから
これで諦められる
けど、少し、ほんの少し寂しいな
[完]
コメント
6件
晴明君は道満さんと結ばれて欲しかったけど、佐野君と結ばれて欲しかった(?) え?2人共とかダメすか?(ダメです) 何か複雑な気持ち!!!だけど面白い!完結お疲れ様でした!
わ~…、悲しい…けど嬉しい…?? 佐野くんと晴明くんを思えば良かったんだけど、道満くんを思うとめっちゃ悲しいのだが…。複雑な気持ちに…😕 最高でした~…!!!! 告白って最低か最高のどっちかだと思うんですよね~…。それが虚しい!! もうもうほんと大好きです!!!!