「ドット!?」
名前を呼んでも反応しない様を見て顔からサァっと血の気が引く。
ピクピクと痙攣している身体。閉じられてしまった瞼、べったりと染み付く汗。
完全にやらかしてしまった。何が絶頂に達して欲しいだ。どれだけ自分が気持ち良くさせようとしても苦しませてしまっては本末転倒ではないか。
こんなことをしておいてドットが起きた時に続けるなんて事できないので片付けを始める。自分の処理なんて後だ。魔法で部屋を整え、洗面所から拝借したタオルでドットの身体を拭っていく。
(やはり出てないな…)
当たり前だ。気持ちいいのではなく苦しかったのだから。だが、意識をトばす程感じておいて出ないなんてことあるのだろうか。俺には全くと言っていいほどそういうことに関しての知識が無い。そんなことを考えている暇など無かったし、必要無いと思っていた。馬鹿か。必要だ。たった今。
そんなくだらない事を考えながら片付けを終えた。
調べてみるか。
本屋の奥で見つけた雑誌をパラパラとめくる。基本的には男女向けの物が多いが1冊だけ男同士の内容を扱っている雑誌があった。この雑誌を読み今夜に臨んだのだが、結果としてこんな悲惨な事になってしまった。自分達に合わなかっただけなのかこの雑誌に問題があるのか…
目を通していくうちにある見出しが目を引いた。
雌イキ…?
射精をしない状態での絶頂。と書かれている。
もしかしてドットは…
俺は今までとんでもないことをやらかしていたのではないか?
コメント
4件
続きをォォォ゛!!続きがないと死んじまうッッ、、、!!!
あ”あ”あ”あ"あ"あ"さいこぉぉぉぉぉ